挙式スタイルが選べるのも魅力!日本の結婚式の基礎知識と挙式費用

人生の節目となる結婚式。その中でも挙式は、ふたりが夫婦となることを誓い合う儀式のため、身構えてしまうかもしれませんね。
しかし固く考えすぎる必要はありません。
日本の結婚式は本当に自由!挙式スタイルも新郎新婦の好みに合わせて選ぶことが出来ます。
教会(チャペル)式、神前式、仏前式、人前式、4つの挙式スタイルを例に挙げ、それぞれの特徴と挙式費用を見ていきましょう。 (文:桑田千寛)

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1. 教会(チャペル)式の特徴と挙式費用

♠教会(チャペル)式ってどんな挙式?
キリスト教に則って行う挙式で、プロテスタントとカトリックをはじめとする多くの教派がありますが、日本の結婚式会場のチャペルで行われている教会式は、ほとんどが“プロテスタント”を基にしています。

プロテスタントとカトリックの本質的な違いは、以下の通りです。

《プロテスタント》
結婚はふたりの愛情によって成り立つもので、神や周囲に祝福されるものとしています。どの教派の信者に対しても開かれているため、新郎新婦が非クリスチャンであっても挙式できるほか、どなたにでも参列してもらえます。

《カトリック》
結婚は神が定めた人間の義務であると位置づけ、結婚式は神に対する誓約の儀式と捉えられています。結婚式までに日曜礼拝への参加や牧師のカウンセリングを受けるのが一般的で、カトリック教徒以外の挙式は出来ません。

♠教会(チャペル)式の挙式費用は?
結婚式会場のチャペルで教会式を行う場合、挙式費用は10~20万円前後。費用には、牧師、聖歌隊、オルガニストなどの料金を含む会場が多いです。会場によっては生演奏のオプションも(追加料金が必要)。

街の教会で行う場合は教会にもよりますが、挙式費用は「献金」という形で牧師と相談しながら決めることが多いようです。挙式時の演奏や演出については許容範囲の確認が必要です。

牧師

2. 神前式の特徴と挙式費用

♠神前式ってどんな挙式?
神道の教えに則って行われる日本固有の挙式スタイルで、神社の本殿や結婚式会場に併設された神殿で挙式することが出来ます。“夫婦固めの杯・三々九度”や“親族固めの杯”など日本伝統の儀式が多いことから、親族のみで行うことが多かったのですが、現在は来賓や友人にも参列してもらえる結婚式会場や神社が増えています。

《結婚式会場の神殿》
神殿を併設している結婚式会場では一般的に、近隣の神社や有名神社からご神体を分けて移す「御霊(みたま)移しの儀式」が行われているため、その神社の分祠と位置づけられます。そのため神前式には、神社から神職や巫女が会場に来て挙式を進行します。

《神社の本殿》
挙式の申し込み手続きは基本的に自分たちで行います。結婚式会場と提携している神社では、美容着付けから披露宴までサポートしてもらえるので、まずは神社に相談を。結婚式以外の様々な祈祷や祭事の関係で、結婚式の申し込みが難しい時期もあります。

♠神前式の挙式費用は?
相場は3~10万円前後で、挙式進行を行う神職と巫女2名への謝礼、神棚に供える供物や神酒などが含まれます。オプションとして、雅楽奏者による生演奏や、挙式後の舞楽があります。また、神社で挙式を行う場合で美容着付け室を利用する際には、別途、控室の利用料金がかかる場合がありますので確認をしましょう。

神前式

3. 仏前式の特徴と挙式費用

♠仏前式ってどんな挙式?
仏教に則って行われる挙式で、菩提寺(ぼだいじ)と言って先祖代々の墓がある寺の本堂で行います。仏教では「仏の慈悲によってふたりの結婚は前世から決まっていた」とされ、仏前で夫婦の誓いを行って先祖に報告し、そのご縁を仏に感謝します。

新郎新婦のどちらかが寺院関係者である場合や、実家が寺院の檀家などで仏教に深く帰依している場合に選ばれる挙式スタイルです。

♠仏前式の挙式費用は?
相場は10~20万円前後。“念珠の授与”と言って、新郎には白い房のついた念珠を、新婦には赤い房のついた念珠を授ける儀式が行われます。衣装・美容・写真などは基本的に自分たちで準備しますが、衣装は必ずしも和装を着る決まりはなく、洋装で行う新郎新婦もいます。

神前式

4. 人前式の特徴と挙式費用

♠人前式ってどんな挙式?
“ひとまえしき”または“じんぜんしき”と読み、宗教色のない挙式スタイルです。参列者を証人として誓いを立て、他の挙式スタイルのように式次第が決まっていないため自由にプランニングすることが出来ます。

宗教性がないことから場所も自由に選べ、チャペルがないレストラン、ガーデン、美術館やテーマパークなどの公共施設でも行うことが出来ます。

結婚式会場のチャペルで行う場合には十字架を取り外して行われます。衣装はウェディングドレスでも和装でもOK。人前式の魅力はオリジナリティにこだわれる点ですが、年配のゲストには馴染みがないこともあるので、両家で話し合って選びましょう。

♠人前式の挙式費用は?
結婚式会場のチャペルを利用する場合は、教会式と同じく10~20万円前後が相場と考えてよいでしょう。基本料金には司式者の他、生演奏が含まれていたり、ゴスペルシンガーや楽器演奏者をオプションで選べるケースも。

また、披露宴を行う会場で人前式を行うことも出来ます。その場合は、挙式時間分の会場使用料を支払います。

チャペルが併設されていないレストランやカフェ、屋外ガーデン、テーマパークなどの公共施設で行う場合には、必要に応じて祭壇や音響設備、ゲスト席などを整えるため、予算は内容によって大きくなるケース、抑えられるケースと様々です。

人前式

5. まとめ|どんな衣装を着て、その日を迎えたいかで選んでも!

日本の結婚式は、挙式スタイルが自由に選べます。だからこそ、それぞれの儀式に対する理解を深めた上で、自分たちに一番フィットする挙式スタイルを選びたいもの。また、花嫁にとっては“どんな衣装を着てその日を迎えたいか”という視点も大切ですよね。

「純白のウェディングドレスを着てバージンロードを歩きたい」
「白無垢と綿帽子の伝統的なスタイルで古式ゆかしく晴れの日を迎えたい」

夢見ていた“なりたい自分の花嫁姿”から、挙式スタイルを絞っていってもOKなのです。挙式スタイルの質問や、挙式時の衣装の質問がある方は、トキハナのオンラインプランナーまでお気軽にどうぞ!

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