「楽しみにしていた結婚式だけど、本当に今挙げることはできるの?」 数ヶ月前までは予想もしていなかったこの状況下で、そんな悩みを抱えるカップルも多いはず。 花嫁の不安をトキハナつオンラインサービス「トキハナ」では、2020年8月6日に全国の結婚式場が集結して結婚式の「今」を伝えるオンラインフェスを開催しました。 レポート記事では多彩なテーマで配信されたオンラインフェスの内容を6回に分けてお伝えしていきます。 1回目のこの記事では、新しい時代での結婚式を安心して楽しむための新しいアイディアをご紹介します。(文:小木曽 未弥)
目次
1. 結婚式の本質を考えたニューノーマル時代の新しい演出アイディア(SUEHIRO運営 兼 フリープランナー/佐伯 恵里さん)
せっかく結婚式が決まっていたのに延期せざるを得ない、いつ頃になったら安心して結婚式を挙げられるのか、これから結婚式のカタチも変わっていくのだろうか…。
今の状況で結婚式について不安を感じている新郎新婦は少なくないのではないでしょうか。
そんな中でもたくさんの結婚式場が安心、そして楽しく結婚式を挙げることができるアイディアを続々と提案しています!
今回は、これからの時代にフィットした新しい結婚式のカタチについて解説していきます。
佐伯 恵里さんはフリープランナーとしてご活躍されるかたわら、有志のウエディングプランナーがより良いウエディングを目指して活動する「SUEHIRO」という団体の運営をされています。
現在はコロナ禍の結婚式について全国のウエディングプランナーや新郎新婦の方々と情報を共有し、コロナ禍の結婚式のガイドラインや演出のアイディアなどを発信していらっしゃいます。
佐伯さんは、人生の大切な節目として、「今」結婚式を挙げたいと考えている新郎新婦の希望を叶えるために、安心して過ごすことができる新しい演出のアイディアを提案してくれました。
これまで当たり前のように行ってきた演出の一つひとつを見直し、その本質は大切にしつつ安全を考慮した新しいカタチに変えていく発想力は必見です!
1-1.デザートビュッフェの「密」を避けたいなら!おもてなし派の新アイディア
色とりどりの可愛らしいデザートがたくさん並び、写真映えも抜群のデザートビュッフェは女性ゲストやお子様にも好評の定番演出です。
しかしビュッフェスペースに人が密集してしまうため、現状では実施するのは難しくなってしまいました。
そこで、佐伯さんは「そもそも、なんでデザートビュッフェをやりたいんだっけ?」と考えてみることを提案。その気持ちを反映し、新しいカタチにしていく方法を教えてくださいました。
例えば、「ゲストにたくさんのデザートを振る舞いたかった」という新郎新婦なら、ビュッフェではなく、ふたりの厳選したデザートがたくさん入ったデザートボックスを用意。
ゲスト一人ひとりが自分のデザートボックスをいっせいにオープンすることで会場全体の一体感も生まれ、中に入ったデザートにまつわる新郎新婦のエピソードや込められた想いなどを紹介しながら味わってもらえば、ゲストにとっても特別なデザートタイムになるはずです。
1-2.ゲストへの感染防止をしっかり考えたら、これまでの“当たり前”がグレードアップ!?
また、「ゲストと触れ合う時間がほしい」からデザートビュッフェがしたかったという新郎新婦なら、デザートビュッフェの代わりにゲストとより心のこもったやりとりができる手紙を用意しても素敵な演出になるでしょう。
このように新郎新婦が結婚式で何を叶えたいのかを深掘って、その想いに寄り添った演出を新しく考えていくことがこれからの結婚式には欠かせないのではと佐伯さんは言います。
そのほかにも、ケーキカットでは新郎新婦のまわりにゲストが集まるのではなく、スクリーンで上映することでご年配のゲストも席でゆっくり見届けることができるなど、新郎新婦だけでなくゲストにとってもうれしいアイディアがたくさんありました。
これまで当たり前になっていた演出の意味を改めて考えることで、より新郎新婦やゲストが楽しめるものにグレードアップするというのはとても素晴らしいことですね。
佐伯さんが運営する「SUEHIRO」では、ウエディングプランナーや専門家が協力して、コロナ禍の結婚式ガイドラインを制作・無料配信されています。第3弾となる「新型コロナウイルス感染拡大における結婚式ガイドラインvol.3」のテーマはずばり、結婚式アイディア集!
プランナーや式場スタッフ向けに配信されたものですが、これから結婚式を挙げるみなさんもぜひご一読を。「こんな方法があったんだ!」とワクワクすること間違いなしですよ。
>>>「新型コロナウイルス感染拡大における結婚式ガイドラインvol.3」の無料ダウンロードはこちら!
2.ゲストが心置きなく楽しめる「安心」をオシャレにデザイン(IWAI OMOTESANDO支配人/吉田 勇佑さん)
吉田 勇佑さんは、完全オーダーメイドのオリジナルウエディングブランド 「CRAZY WEDDING」を運営する、株式会社CRAZY初の自社ブランド施設「IWAI OMOTESANDO」で支配人をされています。
2019年2月にできたばかりの「IWAI OMOTESANDO」は、そのスタイリッシュな雰囲気だけでなく、「ゲストを中心とした結婚式」というコンセプトが多くのカップルから支持を集める話題の会場です。
吉田さんには、今一番求められる「安心」をオシャレにデザインした楽しいアイディアの数々をご紹介していただきました。
2-1.オシャレすぎる!オリジナルデザインの飛沫防止パーテーション
どうしても圧迫感のある飛沫防止のパーテーションはデザイン性の高いものにすることで、装飾として会場に溶け込みオシャレな雰囲気に。
また、新郎新婦用にプロップのように手で持つことができるタイプもあり、ゲストとのコミュニケーションを邪魔せず安心を叶えてくれます。
2-2.人生の節目としてきちんと2人で挙式&自宅で家族と楽しむ家婚式
多人数で集まることを避けて新郎新婦2人で挙式をし、後日、自宅で家族と一緒に当日の写真を楽しんだり、手紙を贈ったりして、「家」で改めて結婚式をするという家婚式ができるキットが含まれたプランが登場。
遠方からゲストを呼ぶことは難しいけれど節目として挙式をしたい、家族との時間を大切にしたという新郎新婦にぴったりのスタイルです。
2-3.どこからでも参加OKのオンライン結婚式×IWAIのお祝いごはん便で美味しいおもてなし
オンラインで挙式を中継した後に、あらかじめゲストの自宅に宅配しておいたキットで料理を用意してもらい、オンライン上でパーティをすることができるサービス。
リアルタイムで同じ料理を食べることができるので、離れていても楽しい時間を共有できるのがうれしいポイントです。
2-4. IWAI旅+IWAIパーティーで家族の時間も友人との時間も大切に
竹富島でお互いの家族を知り、両家が一つになる機会を提供する、 星野リゾートと共同で開発をした2泊3日のプラン。
結婚式に必要なのは形式ではなく家族の時間と考える新郎新婦に向けたこのプランは、家族だけの少人数で竹富島での挙式と旅行を楽しみ、時期をずらして友人を招いた披露宴を都内で行うことができるというもの。
今は多人数で集まることを避け家族で思い出を作り、コロナ禍が落ち着いてから友人とパーティを楽しむことができるという新しいカタチのウエディングです。
そのほかにも、写真に載ってもオシャレなデザインのマスクを受付でプレゼントしたり、自宅での結婚式をデザインしたりと、「CRAZY WEDDING」としても様々な取り組みをされているそうです。
コロナ禍でオシャレな結婚式を諦めるのではなく、むしろよりオリジナリティのあるデザイン性の高い結婚式がたくさん生まれているというのは驚きです。
3.結婚式を2回挙げるという「新しい結婚式のカタチ」(THE ORIENTAL TERRACE 代表取締役/伊達 善隆さん)
静岡の湖畔に佇む絶景が魅力の「THE ORIENTAL TERRACE」で代表取締役を務める伊達 善隆さんは、その取り組みがメディアにも取り上げられており、前述したフリープランナーの佐伯さんが「すごい人がいるんですよ!」と教えてくださった方です。
伊達さんからは今回、これまでの常識を覆した「結婚式を2回挙げる」という新しいスタイルの結婚式を紹介していただきました。
「挙げたいけどまわりの方のことを考えて挙げられない」という新郎新婦の、「挙げたい」という気持ちに焦点を当ててお話ししてくださっています。
出典:THE ORIENTAL TERRACE HIDEAWAY
3-1.結婚式を「20名程度の親族中心の挙式」&「友人を招いた50名の披露宴」の2回に分けて「密」を避ける!
この時期に多人数で集まるのは不安だけど、長期間準備もしてきたし当初から予定していた時期に結婚式を挙げたい、と考えている新郎新婦も少なくないのではないでしょうか。
そこで、まずは家族だけの少人数で挙式&食事会を行い、1年後など期間をあけて友人を招いた披露宴を行う、という結婚式を2回に分けるという新しいスタイルを提案されています。
3-2. 2回の結婚式が1回分の費用で叶う!?その秘密は会場の努力にあり
そこで心配になるのが費用面。
これまでの常識であれば、結婚式を2回やれば当然費用は2倍かかってしまいます。
しかし、「THE ORIENTAL TERRACE」では式場だけでなくヘアメイクやカメラマンなどにも協力してもらい、1回と同等の費用で2回の結婚式を行うことができるのです。
新郎新婦のために最大限の努力を惜しまないという会場側の想いが伝わってきますね。
また、1回目の結婚式の写真や映像を活用することで演出のクオリティを上げることができたり、新郎新婦と式場が長くお付き合いをする中で充実したプランニングが可能になるなど、結婚式を2回挙げるメリットもたくさんあります。
コロナ禍で結婚式をしないという選択をする新郎新婦が増えるのではなく、時代に合ったカタチに結婚式も変化させていくという発想が大切だとお話ししてくださいました。
THE ORIENTAL TERRACE HIDEAWAYの会場詳細はこちら
4. まとめ|アイディア次第で新しい時代の結婚式はより安全で楽しいものに!おふたりに合った結婚式のカタチを見つけて
終わりの見えないコロナ禍で結婚式を諦めざるを得ない新郎新婦が増えないよう、多くの結婚式場が工夫を凝らした新しい結婚式のスタイルを提案しています。
これまでの結婚式の演出や会場装飾などを一つひとつ見直すことで、新郎新婦やゲストが安心して過ごせるよう工夫したり、時期をずらして結婚式を2回行うなど、様々なカタチの結婚式が生まれています。
結婚式は一生に一度の大切なイベントだからこそ妥協はせず、おふたりの事情や理想に合った結婚式のカタチを見つけて、幸せな思い出を作ってくださいね。
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トキハナでは、すべてのカップルに心から満足できる結婚式を挙げてほしいから、新郎新婦の不安をトキハナてるように、心をこめて式場選びをサポートしています。
今回ご紹介したような、”どこの式場がどんな工夫をされているか”、”どんなアイディアがあるか”などは特に式場探しの段階ではなかなかわからないもの。
かといって、式場予約後に物足りないと感じても予約後の変更は難しいのが現実ですよね。
そこでトキハナでは、こういった状況の中でもおふたりのこだわりを満たしてくれる式場や、後々困らない方法などもお伝えしておりますので、ぜひ相談ください。
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