産婦人科専門医登壇!【ブライダルチェック大解説セミナー】をレポート

なんとなく聞いたことがあるものの、妊活のタイミングはまだ先だし、、
とつい後回しにしがちなブライダルチェック。
今回は先日(1/26)に行われたSOLUMEとトキハナのコラボイベント 「花嫁が気になる、ブライダルチェック大解説セミナー」の内容をレポートいたします。
登壇されたのは、産婦人科専門医の高橋怜奈先生とSOLUME ブランドマネージャーのハヤカワ五味さん。
妊娠、出産を控える女性に詳しいおふたりに、ブライダルチェックの解説から結婚式にまつわるお話までたっぷりと語っていただきました。
(文:菅井 さくら)

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1. 登壇者の紹介

産婦人科専門医 高橋怜奈先生

 

医学博士、YouTuber、元プロボクサー。
渋谷文化村通りレディースクリニック院長、東邦大学医療センター大橋病院非常勤医師。

SOLUME ハヤカワ五味さん

【SOLUME】のコンセプト
妊娠と出産は、もっとロジカルにできる
すべての女性が、正しい情報にいち早くアクセスできるように。
ヴェールに包まれ、あいまいなままだった
妊娠や出産に関わる様々なことを
テクノロジーと知見でロジカルに整備します。

2. 花嫁が気になる「ブライダルチェック」を大解説!

2-1.「ブライダルチェック」って何?

(高橋先生)
クリニックによって内容は様々ですが、主な検査は以下の通りです。

・子宮頸がんの検査
・超音波検査(エコー)で子宮筋腫や卵巣嚢腫などの有無を確認する検査
・血液検査
・風疹や麻疹などの抗体検査
・性感染症の検査

上記のような検査が一般的なブライダルチェックの内容で名前を変えて
「レディースドック」と呼ばれることもあります。
女性の中には、子宮頸がんの検査を年に1度受診している方などもいるかと思いますので、まずはクリニックに行って先生と相談し、必要なものを選びながら、オーダーメイドで受診するのがおすすめです。

2-2.妊活のタイミングでは遅い!?ブライダルチェックはいつやるべきなの?

(高橋先生)
直近での妊活を考えていなくても、結婚や入籍のタイミングなどなるべく早くクリニックに行くことをおすすめします。
というのも、妊娠には男性の精液や女性の子宮筋腫・卵巣嚢腫、卵管、他にも色々な要素があります。
その時々で受診するべきタイミングも異なるため、今の段階でどの検査が必要なのか、どういったスケジュールで検査を受けるべきなのかまずはクリニックに行って相談してみてください。

もう少し具体的にお話をすると「卵管の詰まりの有無」は妊娠を考える上で非常に重要な要素です。
その一方で、通常の産婦人科ではこの詰まりを確認する「卵管造影検査」が実施できるところが少なく、不妊治療のクリニックで行うことになるので、注意が必要です。

(ハヤカワさん
なるほど!
私の周りでも、チョコレート嚢胞や子宮頸がんなど
元々の病気が見つかって妊活に苦戦している方の話を聞きます。
そのような病気の早期発見のためにも、結婚や入籍を考える言わば「プレ花嫁」の段階で検査に行くことは大事ですよね!

(高橋先生)
そうですね!結婚をきっかけに検査に行くのは非常に良いことだと思います。
中には、産婦人科に行ったことがなく、妊娠発覚後の妊婦健診のタイミングで、初めて子宮頸がんが見つかってしまい、子宮を取り除かなければならない事態になるといったケースも存在するので、早め早めの受診をおすすめします。

2-3.検査は必ずパートナーと2人で行くべき!

(ハヤカワさん
ブライダルチェックは基本的に女性が受けるという風潮もあるかと思うのですが、パートナーと2人で行った方がいいですよね?

(高橋先生)
はい!検査の段階でなるべく2人で行って欲しいです!
女性だけ検査をして妊活を頑張っても、男性に原因がある場合、うまくいかないですよね。

また現在不妊治療が保険適応になっていますが、それが適応される条件として「夫婦で最初に説明を聞きに行く」というものがあります。
ブライダルチェック=女性というイメージがあるかと思うのですが、全くそんなことはなくて、、、
女性がいくら検査をして問題がなくても、男性の精液に問題があると妊娠はできません。

今は男性が原因での不妊も半数程度あると言われているので、お互いに受診してほしいですね。

2-4.「パートナーに言いづらい」そんな時はどうする?

(ハヤカワさん)
先日、トキハナが実施したアンケートの相談内容の中にも
「パートナーにブライダルチェックを受けようと言いづらい」という声がありました。
先生だったら、パートナーにどうやって一緒にブライダルチェックを受けようと誘いますか?

(高橋先生)
私だったら「もし治療をするとなると一緒に行かないと保険適用にならないから行こう!」と言いますね。
「そういう決まりなの!」「先生に言われたから!」と、自分の意志だけではなくそういうものだという雰囲気で皆さんもパートナーに言ってみてください笑

2-5.事実婚もOK!助成金の条件について

(高橋先生)
助成金に関して東京都では、5万円を上限に助成が受けられます。
※助成回数は1組につき1回限り
これは事実婚のパートナーシップも対象で、基本的な検査であれば全額助成金で賄えると思いますので、費用面で懸念がある方はこの助成を利用してみてくださいね。

3.結婚式とピルの話

3-1.結婚式と生理が被ってしまう問題の対処法

(ハヤカワさん)
セミナーが始まる前の雑談で皆さんと話した「結婚式と生理が被ってしまう問題」は花嫁あるあるだと思うのですが、そういった相談は受けたことありますか?

(高橋先生)
そのご相談、非常に多いです!
例えば「今週末が結婚式で〜」と本番の数日前に来られる方もいまして、さすがに3日前で生理をずらすのは難しいんです。
本当に生理をずらしたいなら、前月の生理が始まったタイミングで相談に来ていただけると早める方法も遅める方法もできるので安心かなと思います。

生理を遅める(ずらす)となると、毎日飲む低用量ピルではなく、ホルモン量の多い中用量ピルを結婚式の最中に薬を飲まなければなりません。
生理周期の移動も、中用量ピルの服用も初めてという方は体調が悪くなってしまうなど、リスクが大きいため、できれば低用量ピルを使って数ヶ月前から徐々に生理をずらしていくことをおすすめします。

低用量ピルを飲むと、お肌も綺麗になったり、むくみの軽減にもなるので、結婚式を控える花嫁にとっては一石二鳥ですね!

基本的にピルは、3週間薬を飲んで、1週間飲むのをお休みし、そこで生理を起こすという仕組みになります。
前々から低用量ピルを服用しておけば、クリニックに行かなくとも自分自身で生理の周期をずらすことができるので楽です。
すぐに妊活を希望する場合でなければ、結婚式までピルを服用するのは良いことだと思います。

3-2.ピルって抵抗感あるけど、どうなの?

(高橋先生)
一般的に、なんとなくピルって負担がかかるものだと思われがちなのですが、実際は子宮内膜を薄くしているだけで、負担はありません。
逆に、排卵を止めてくれる効果があるので卵巣が傷つきにくくなり、ピルの服用をやめた時の妊娠率も上がります。
生理の周期を調整できる&やめた時には妊娠もしやすくなるというメリットがあります。

3.まとめ

妊活のタイミングで受診するものと思われがちなブライダルチェック。
実際には、内容の異なる検査ばかりで、その時々で受診することがベストなのです。

受診するのが遅れると、もし不妊の原因がある疾患などがある場合に、治療が遅れてしまう可能性もあります。
相談ベースからでも良いので、結婚・入籍のタイミングでパートナーと一緒にまずはクリニックに行ってみましょう!

万全な体調で結婚式を迎えるために服用するのもおすすめな「低用量ピル」など、正しい知識を身につけること、早め早めの行動は非常に重要です。

このレポートで、結婚式を控えるプレ花嫁にブライダルチェックの知識を広められれば嬉しいです!


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