結婚式におけるデザイナーといえば、ぱっと思いつくのがウエディングドレスのデザイナーや、花の装飾をするフラワーデザイナーですよね。しかし「ウエディングデザイナー」は、また違った角度で結婚式をつくりあげてくれるプロフェッショナル。ウエディングデザイナーにお願いするとメリットがたくさんあります。
では、具体的になにをしてくれる人なんでしょうか。今回は、オリジナルウエディングのトータルプロデュース会社「HAKU」の、ウエディングデザイナーについてご紹介します。
(取材:トキハナ編集部/文:Miki.N)
目次
1. まさに結婚式のトータルデザイナー!ウエディングデザイナーの仕事って?
ウエディングデザイナーとは、それぞれ専門分野のデザインではなく、結婚式を総体的にデザインする人のこと。一般的な結婚式では、スタイリストやフローリストといった専門家の集大成となりますが、それに対してウエディングデザイナーが携わる場合、ふたりのやりたいことや結婚式の方向性をデザイナーという観点からカタチにしてくれます。
そんな結婚式のデザインのプロフェッショナルが、オリジナルウエディングのトータルプロデュース会社「HAKU」では社内に在籍しています。なぜなら、HAKUはオリジナルウエディングのなかでも、結婚するふたりの「価値観」「想い」に重きをおいているから。目に見えないものをカタチにするため、ヒアリングから同席し、そこで聞いたことや感じとったことをデザインに落としこんでくれるのです。
社内にウエディングデザイナーがいれば、フラットな状態からディスカッションができ、ゼロの段階から実現性がはかれるというメリットがあります。また、結婚式のプロデュース経験もデザイン経験もある方がデザインしてくれるので安心ですね。
出典: HAKU
2. 一生の思い出になる、ふたりのオリジナルロゴをつくってもらえる
結婚式を全体的にデザインするウエディングデザイナー。それでは具体的に、なにをしてくれるのでしょうか。
HAKUのウエディングデザイナーの仕事の特徴の一つは、ヒアリングで徹底的に引き出したふたりの価値観や想いをもとに、「夫婦のロゴ」をつくってくれるところ。なぜロゴなの?と疑問に思うかもしれません。なぜなら、ヒアリングのなかで「結婚式でゲストになにを伝えたいのか」「これからの結婚生活をどういったビジョンですごしていくのか」といった、ふたりの価値観やビジョンを一緒に考えるからです。
ふたりの価値観やビジョンを元に、ウエディングデザイナーはそれに合ったシンボルマークをデザインします。結婚式に参列するゲストに新郎新婦の価値観や想いが伝わりやすかったり、結婚するふたりが何年か経ってそれを目にしたとき、より初心に戻りやすい、ぶれにくくなる、というHAKUの想いと工夫によるものです。
普通に生活をしているとなかなかオリジナルのロゴをデザインしてもらう機会なんてめったにないので、とてもステキな取り組みですよね。しかもそのロゴは、結婚式のさまざまなアイテムに反映されるのです。結婚式の代表的なアイテムといえばこちら、招待状です。
出典: HAKU
3.結婚式のデザインは招待状からはじまっている
結婚式の招待状は、ゲストがいちばん最初にふたりの結婚式に触れるファーストアイテムであり、結婚式の印象を左右するものです。そのためHAKUでは、結婚式当日の進行や装飾につながりを持たせるため、3~4か月前からデザインをおこしているそう。
また招待状は、ふたりの想いを自由なカタチにするのがコンセプトなので、場合によっては立体だったり音楽が流れる仕掛けの招待状を作ることも!ゲストに向けて、「こういうデザインの招待状があり、だからこんな結婚式になります」と表現してくれるのです。招待状から結婚式当日まで一貫したブランディングができることが大きなメリットですね。
出典: HAKU
4.装飾デザインはあくまでふたりの想いを届けるためのツール
つぎに取りかかるのが、結婚式当日の装飾デザイン。結婚するふたりもゲストも、空間を目で見て肌で感じる、よりデザインを目のあたりにするのが装飾デザインですよね。「好きなテイストや世界観を表現したコーディネートにしたい!」とこだわる方も多いのではないでしょうか。
HAKUでは、ふたりの想いから決まったコンセプトをゲストに届けることに重点をおいているので、あくまで装飾は想いを伝えるためのツールであり、おもてなしがメインになるようデザインを考えています。そのため、ゲストが居心地いいと思えるような、また、当日の新郎新婦やゲストの動き、演出やストーリーが活きるコーディネートを心がけています。
出典: HAKU
5.まとめ
いかがでしたか?ウエディングデザイナーとは、ウエディングそのものをデザイナーの立場から考え、全体を監修するウエディングデザインのプロフェッショナル。あまり聞きなれない新しいお仕事だったかと思いますが、自由で多種多様なウエディングが求められている今だからこそ、とっても心強い存在が登場した!と取材チームは実感しました。ウエディングデザイナーは今後、どんどん増えるかもしれませんね。
出典: HAKU