四季の自然に祝福されるウエディング、あこがれますよね~。開放感のある場所で迎えられるハレの日は、間違いなく一生の思い出となるはずです。ゲストの方にも写真撮影を楽しんでもらえること請け合いです。ガーデンウエディングができる会場が年々増えているなか、今回は、都内にあって東京ドームより広いという、東京が誇る「祝福の森」をご紹介しましょう。(取材:トキハナ 編集部/文:長谷川あや)
目次
1.「四季」を感じる会場で、挙式をするおもてなし
緑が心地いいガーデンでゆったりとゲストと語りあいたい、自然の光があふれる中で、選びに選び抜いたドレスを着た自分の写真を撮りたい──。そんな思いを描いているプレ花嫁さんはきっと多いはず。それを叶えてくれるのが、ガーデンウエディングやガーデンのある会場での挙式です。
ただ、そういった機能を持つ会場はいくつかありますが、「四季が楽しめるお庭」となると、選択肢は一気に減ってきてしまいます。四季折々の自然でゲストをお出迎えし、存分に四季を愛でることができる会場での結婚式は、ゲストの方にとってもうれしいおもてなしとなるはず。
ゲストにも家族にもそして新郎新婦本人も、美しい景色と開放感に癒される──。自然に祝福されるウエディング、すてきですよね。せっかくなら極上の庭園を特別な日の会場にしてみませんか。
出典: ホテル椿山荘東京
2.「東京には、ひとを祝福する森がある。」
「東京には、ひとを祝福する森がある」のキャッチフレーズで親しまれている庭園があるのをご存知でしょうか。都心とは思えないくらいの静けさと豊かな緑に囲まれた、「ホテル椿山荘東京」の庭園です。「ホテル椿山荘東京」の総面積は、84,867平方メートル。東京ドーム約2つ分で、その大半を庭園が占めています。そして、こちらの庭園は、宿泊者以外も自由に散策できるんですよ。もちろん無料で!
さて、そちらの庭園ですが、大きさだけでなくその歴史もそうそうたるもの。南北朝の頃から椿が自生する「つばきやま」と呼ばれていたこの場所に、内閣総理大臣を務めた政治家で軍人の山縣有朋がほれ込み、明治11年、私財を投じて庭園・邸宅をつくったのが「椿山荘」のはじまりでした。「椿山荘」の「椿」は、「つばきやま」から来ているんです。江戸時代には、松尾芭蕉が近隣に住んでいたこともあるそうですよ。
出典: ホテル椿山荘東京
3.三重塔、ご神木、七福神など見どころ盛りだくさん!
庭園には見どころ、写真スポットがいっぱいです。ひょうたん型をした「幽翆池(ゆうすいいけ)」、国の有形文化財にも指定されている三重塔「圓通閣(えんつうかく)」、マイナスイオンが降り注ぐ「五丈滝(ごじょうたき)」──。湧水の井戸、樹齢500年と言われるご神木や七福神、頭をなでるとご利益があるとうわさの「福の亀」、「七福神」もいたりします。お気に入りの場所を探すのも楽しいですね。日常的に、この庭を散策できるご近所の人がうらやましくなるほど! とても短時間で回りきることはできません。
そして、「ホテル椿山荘東京」といえば、なんといっても椿。1月~3月頃、100種1000本の椿が咲き誇る様は圧巻の一言。ちなみに椿の花言葉ってご存知ですか? 「理想の愛」ですって。椿の季節のあとは桜が芽吹き、その後は萌えるような新緑。やがてあじさいのシーズンが訪れます。秋の色鮮やかな紅葉も見事です。どの時期を選んでも、素敵な風景が広がっていますよ。
四季折々の表情を見せる庭園を持つ会場でのウエディングは、毎年、その季節がめぐってくるとその景色とともによみがえってくる喜びも♡ 毎年その時期に、夫婦そろって足を運ぶというのも粋かもしれません。
出典: ホテル椿山荘東京
4.挙式前後には自慢のお庭で思い思いの時間を
「ホテル椿山荘東京」で挙式する上でうれしいのは、挙式前、挙式と披露宴の間の時間、そして、披露宴の後と、このお庭で思い思いに寛ぎの時間が過ごせることです。
たとえば、挙式スタートが12時からなら、披露宴スタートは13時半からと、挙式と披露宴の間に比較的ゆったりと時間が取られています。素敵なお庭でゲストの方とお話ししたり、記念撮影できる時間がたっぷり取れるんです。ゲストの方も控室で待っているのではなく、お庭に出て久しぶりに会った人たちと旧交を深めていたり、写真撮影に興じていたりする人が多いそう。そんなシーンもこのお庭では日常茶飯事です。
プランナーさんに聞いた話ですが、とっても素敵なエピソードなのでご紹介しますね。
ある日のこと、挙式の前に新婦さんのご両親がお庭を散歩していたそうなんです。
「私が『ご案内しましょうか?』とお声がけすると、『大丈夫です。緊張してるので夫婦で散歩してるんですよ』って。とっても素敵な夫婦で、自分たちの時はこうだったね、娘たちもこういう想いでいるんだね」って話しをしていらっしゃいました」
「ホテル椿山荘東京」の祝福の森はきっと、こんなシーンをいくどとなく見守ってきたんでしょうね。
出典: ホテル椿山荘東京
5.朱傘をさしむけられての日本庭園を歩む「花嫁御幸(はなよめごこう)」
「ホテル椿山荘東京」の神殿で挙式をした場合、こちらのお庭で写真を撮影できるのはもちろんですが、このお庭を生かした人気のオプションがあるんです。それが、新しい家族の仲間入りを果たした後に、朱傘をさしむけてもらいながら日本庭園を歩む「花嫁御幸(はなよめごこう)」。晴れ晴れとした気持ちで、森のなかを歩いてみませんか。和装はもちろん、ドレスでも大丈夫です。挙式後に新郎新婦とゲストが庭園で触れ合える時間があるのは、ゲストにとってもうれしいものです。
そう、「ホテル椿山荘東京」の庭園は、お二人のための森であるのと同時にゲストのための森でもあるんです。
出典: ホテル椿山荘東京
6.まとめ
いかがでしたか?繰り返しになりますが、広々とした日本庭園は一般にも開放されています。挙式準備に疲れた時には、気の遠くなるくらい長~い間、人々を祝福し続けていた森にまずは足を運び、深呼吸してみてはいかがでしょう? 最初は会場選びに消極的な新郎さんが、お庭を見て、散策しているうちにテンションが上がってきて、気付けば写真撮影に夢中になっていた! なんて微笑ましいエピソードも。
ちなみにプランナーさんによると、「朝の庭園もすごく気持ちいいですよ」とのこと。挙式のあとは、ぜひ宿泊して、朝いちの庭園を散策してみてください。翌日も結婚式を楽しむ、なんてとびきりの贅沢ができちゃいますよ。
出典: ホテル椿山荘東京