結婚式のあたらしい選択肢「カスタマイズ婚」で、日本の結婚式を本気で変えたい!と、クラウドファンディングで結婚式にかかる資金を集めた西村夫妻。平成が終わり、新しい時代の令和1日目となった2019年5月1日に、結婚式を挙げられたおふたり。新たなウエディングの選択肢で、誰もが自由に結婚式の選択肢を選べるような時代にするため、ムーブメントを起こそうとしているおふたりに、今回は西村夫妻が考える「カスタマイズ婚」とは一体どんな結婚式なのか、インタビューさせて頂きました。(文:youki)
目次
1.「カスタマイズ婚」を立ち上げたきっかけって?
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
西村夫妻「きっかけは、式場の見学会での、ある一言でした。
「大丈夫ですよ。参加されるゲストの皆様から、ご祝儀で300万円以上は集まります。実質、お二人のご負担はその差額のみとお考えください!」とフェアに参加した時に言われた言葉に衝撃を受けました。
友人の結婚式へ参加することも多くなってきて、毎回「ご祝儀」の支出に頭を抱えていたので、この一言は衝撃的でした。ゲストとして毎回払っていたご祝儀が、すべて結婚式の費用として消えていたという事実を知って、そのご祝儀の内訳を計算してみると・・・。こうして、「カスタマイズ婚」という選択肢にたどりつきました
「カスタマイズ婚」をやってみよう!と決意したのですが、「カスタマイズ婚」の作り方やカタチはどこを探しても確立されておらず、最初は何をどうやればいいのかすらわかりませんでした。 だからこそ今回、私達は自分達の結婚式で「カスタマイズ婚」のカタチをつくりあげ、その選択肢が、誰にでも選べるものになるようにすべく、ムーブメントを起こそう!とまずはクラウドファンディングで資金集めからスタートすることにしました!」
結婚式の準備を始めてフェアに実際に訪れて、当たり前とされている、ご祝儀・引き出物・持ち込み料… 本当にこれって必要?誰のためのルールなんだろう?と、2人は違和感や疑問を感じたそうです。
2.新しいムーブメント、「カスタマイズ婚」って?
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
西村夫妻「私達が結婚式の会場に選んだのは、Airbnbで見つけた熱海の海が目の前に広がる邸宅です。ガーデンも楽しめる邸宅を貸し切って開催することにしました。お料理は知り合いに紹介していただいた地元のシェフにお願いして、司会や進行は発信に共感いただいた仲間達と一緒に進める!という自分達らしい「カスタマイズ婚」の準備をスタートしていきました。」
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
西村夫妻「準備を進めていく中で、”式場で提示されていたコストの約半分❞で実施できることがわかりました。
通常の結婚式だと、テンプレートが用意されていて、「友達に司会を頼みたい!」「ドレスは提携のショップではなく、自分で用意したい!」などの要望があったとしても、「持ち込み料」のルールにぶつかり、諦めざるを得ない状況が多々あります。
従来の結婚式だと当たり前とされている「ルール」や「常識」を取り除くことで、結婚式をもっとヘルシーで、もっとハッピーにできると感じました。ゲストにとっても、あらゆる参加の方法を作って、みんなが気をつかわずにハッピーになれると思うんです。
結婚式の料理がそもそもなんでフレンチって決まってるんだろう?BBQでもよくない?と、式場の決まりやルールといった、“型”にハマることなく、それぞれが自由に“選択”できる時代にしていきたい。自分たちらしさを最大に発揮して、たくさんの人に喜んでもらえる結婚式を作りたい! そんな「新しい結婚式」を作ってみたいというところから「カスタマイズ婚」が生まれました。
「カスタマイズ婚」の構想を、周囲の人たちに口にしていると、共感し、賛同してくれたプランナー、アートディレクター、イベント会社の方々が集まってくださり、チームができました。この「共賓」となったチームの仲間たちと共に、クラウドファンディングを通して、世の中に、新しい結婚式の選択肢「カスタマイズ婚」をつくりあげるための挑戦を実行することになりました。」
新郎新婦にとってもゲストにとっても、HAPPYで自由に楽しく過ごせる「カスタマイズ婚」。今まで当たり前だと思っていた風習が本当に必要なのかを考えた上で、自分達やゲストにとって本当に喜ばれることをする!これはまさに令和の新時代に革命的なウエディングのカタチですよね。
3.「カスタマイズ婚」が掲げる新しいゲストの参加方法
自分たちらしさを最大に発揮できる結婚式が、カスタマイズ婚です!
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
ゲストの新しい参加方法1 「新郎新婦と一緒に結婚式をつくる!」
西村夫妻「今回の「カスタマイズ婚」は、新郎新婦の2人だけでは、創りあげることができなかったと思います。自分の仲間たちと、実行委員会をつくって、結婚式の準備を進めて、式場のプランナーと作るのではなく、仲間とつくる結婚式となりました。
ゲストの新しい参加方法2 「あらゆる都合を超えて“お祝い”できる!」
西村夫妻「友人の結婚式に招待されたのに、どうしても参加できずに、申し訳ない気持ちいっぱいに、お断りした経験はありませんか・・・?
私達は、「お呼ばれしたけど、参加できない」ときに感じる、“なんだか後ろめたい気持ち”をなくしたいと思っています。結婚式に行くだけが、お祝いじゃない!当日、その場に居れなくても、お祝いできる。それが「気賓」という、新しい参加方法です。
例えば、私達の場合は、生配信をするので、遠隔にいる友人でも、旅行中の人でも、覗き見(=オンライン参加)をできるようにしました!」
結婚式に参加できないからご祝儀の一部としてプレゼントを送って、その半返しをプレゼントでまた受け取ってなどの風習や、別でお祝いして、などが今までの風習でしたが、そもそも「気賓」というカタチでお祝いの方法を選べるのは呼ぶ側も呼ばれる側にとっても気を遣わずにHAPPYになれる新しい方法ですよね。
–ゲストの新しい参加方法3「本当に結婚式に参加したい人だけが来れる!」
西村夫妻「この友達を呼んだらこの子も呼ばなきゃ、主賓はどの人にしよう?そんな悩みも必要ないのが「カスタマイズ婚」。クラウドファンディング上で、主賓枠があるので、喋りたい人は主賓枠に自ら立候補できるようにしました。またゲストの招待は、私達が直接LINEでお誘いもしますが、SNSを見て行きたい!と行ってくれた人達は自らクラウドファンディング上で購入する!行きたくない人は気賓でお祝いするという選択肢も出来る。この新しいカタチによってお互い気を使う必要も無くなりますし、ゲストによってお祝い方法も自由に選べて、気賓は結婚式に参加できなくても後ろめたさを感じずにお祝いできるようにしました。」
結婚式を挙げるうえで会社の上司や最近、連絡を取っていない友人をどこまで呼ぶかなどを考えるのが面倒だから海外で結婚式をしよう!という新郎新婦も多いですよね。カスタマイズ婚では、そんな悩みも不要!当日のゲストのことを考えて、なかなか周りには相談できずにプレ花嫁さんは悩むことも多いですが、仲間と一緒に作り上げることで悩みも分かち合えますし、値段もオープンになっているのでリアルな相談もできるのが素晴らしいと思いました。
4.西村夫妻が考える「カスタマイズ婚」の未来
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
西村夫妻「今後この「カスタマイズ婚」を誰もが選べる選択肢とするために、私達はその道を作りたいと考えています。そのためにプラットフォーム手数料として、手数料は17%発生致しますが今回はあえて、クラウドファンディングで挑戦しました。今後、私達のように自分達の好きな形式で「カスタマイズ婚」を誰もができるようにするために、カスタマイズ婚が出来上がる経過をすべて記録した一冊のBOOKを作る予定です。」
参照 https://camp-fire.jp/projects/view/131613
「この本をきっかけに、結婚式に想いをもつ仲間たちと、これから「カスタマイズ婚」を選択したいカップルたちが繋がれる、“プラットフォーム”になるようなBOOKにしたいです。またBOOKを制作するだけでなく、「カスタマイズ婚」を希望するカップルがいた際には、私たちの経験を元に、アドバイスやお手伝いもさせて頂きたいなと考えています。」
この本には、当日の思い出写真やHow toの他に、実際に2人が依頼した司会者 ・会場 ・イベント制作会社 ・音響チーム ・プランナー ・アーティストさん等も、紹介するページを作る予定だそうです。どんな本になるのか楽しみですね!
5.まとめ
西村夫妻が掲げる「カスタマイズ婚」という新しい結婚式のカタチ。今まで疑問に感じる部分もありながらも、それが風習だからと納得しようとしていましたが、従わなくてもいいんだよ!と勇気をくれたおふたり。
おふたりが準備していく中で、様々なウエディング業界のプロの方々からもいつでもお手伝いします!と応援のオファーが届いたり、一日バー店長をしたときはプロジェクトに共感した初対面の方々が「当日の結婚式に参加したい!」と続々と応援者が増えていったそうです。
実は、トキハナもこの思想に共感して、企業枠として西村夫妻の「カスタマイズ婚」に協賛をして応援させて頂きました。今後も新郎新婦の皆様が、自由に好きなものを選んで結婚式を楽しんでもらえる世の中になるように!西村夫妻が掲げる新しい結婚式のカタチがどう実現したのか、トキハナではレポしていきますのでお楽しみに!