”Formal / Traditional”な結婚式の作り方!結婚式のテーマをドレスに取り入れる方法とコーディネート例を解説。Formal / Traditionalな会場も!

「結婚式のテーマ」
二人ならではのオリジナリティ溢れる結婚式を実現するために欠かせないものです。逆に言うとテーマを決めずに突き進むと結婚式準備が難航してストレスの原因になってしまうことも…。

ウエディングドレスや会場選び、装飾やブーケなど決めることはたくさんありますが、まず始めにテーマを決め、アイデアを取り入れていくことで二人らしい結婚式となります。
そして、オリジナリティだけではなく、ゲストの印象に残るウエディングを叶えることもできます。

この記事ではゲストの印象に残るテーマの決め方から、人気テーマの「Formal / Traditional」にフォーカスして、ドレスに取り入れる方法やコーディネート例、「Formal / Traditionale」がテーマの会場装花・ブーケ、結婚式場を紹介していきます。(文:立澤菜月)

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1.結婚式のテーマって?

結婚式の準備といえば、きっと「どんな会場がいいかな?」「招待客はどうしようかな?」とイメージしますよね。
実は、一番最初に決めておくべきことが「結婚式のテーマ」です。

なぜ、そんなにテーマが大切かというと「結婚式のテーマ=ゴール」だからです。
結婚式は当日を迎えるまでにたくさんの時間をかけて準備をしていきます。
そのなかでゴールが見えていないと、あっちいったりこっちいたりとテイストがバラバラになってしまいます。

ゴールが見えていれば、そこへ向かって会場やドレス選び、装飾やペーパーアイテムなど様々なアイデアを紐づけていくことができ、結婚式全体のイメージもしっかりとまとまります。

さらに、「どちらにしよう…」と迷ってしまったときも、ゴールが見えていれば決めやすくなりますよね。
全体の統一感はもちろん、細かな部分までスムーズに決めることができるんです。

「いつかここで結婚式を挙げたい!」や「こんなドレスが着たい!」といったイメージや憧れがある方はそこからキーワードを見つけてテーマを決めると良いでしょう。

実際にはなかなか具体的なイメージはできていない…という方はぜひこちらを。

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2.いま人気!「Formal / Traditional」をテーマにした結婚式

ナチュラルテイストの結婚式が人気とされるなか、にわかに注目が高まってきている結婚式のテーマがあります。それは、華やかで品格のある「Formal / Traditional」というテーマ。

フォーマル(Formal)とは、「正式な」「格式な」という意味。
そして、トラディショナル(Traditional)とは、「伝統的な」「昔ながらの」という意味を持つ言葉です。

結婚式というと「ラグジュアリーホテルや歴史ある式場で、華やかなウエディングドレスを着る」そんなウエディングに憧れている方も多いでしょう。

大階段にドレスのトレーンを広げた写真はSNSでもたくさんシェアされていて、とても人気が高いですよね。
これは、フォーマル・トラディショナルなテーマにぴったりのシーンです。


出典: トキハナ | 帝国ホテル大阪

その場に立つだけで背筋が伸び、凛とするような大聖堂での結婚式は、まさにフォーマル・トラディショナルなウェディング。

ステンドグラスから差し込む光が二人を包み込む空間は、幻想的で誰もが一度は憧れる結婚式のスタイルでしょう。

パイプオルガンの奏でる旋律を聴きながらバージンロードを歩く時間は、今までの思いや出来事を振り返るためとも言われています。

そして「感謝を伝え、未来を誓う」という伝統的なスタイルで、厳かな雰囲気を感じられる結婚式となりますね。


出典: トキハナ | ホテルオークラ東京ベイ

今の結婚式は、元々の「結婚したことを披露する」という意味合いではなく、「今まで育ててくれた両親やお世話になった方々へ感謝を伝える場所にしたい」と考えている方がとても多いです。

年齢や性別問わず、様々な方に喜んでもらえるのがフォーマル・トラディショナルな結婚式。
時代を超えてもなお愛されるウエディングテーマですね。

「伝統的」や「正式な」というと、昔ながらのスタイルをイメージする方もいますが、フォーマル・トラディショナルはクラシカルなスタイルに、今の要素をさりげなくMIXさせます。
そして、「古くならず、トレンドすぎない」ことがポイントです。

チャペルや会場などのハード面は、王道のクラッシックスタイルを選び、装花やテーブルコーディネート、ペーパーアイテムなどのアレンジ部分にトレンドをほどよく取り入れていきます。
今のフォーマル・トラディショナルを演出するのにぴったりなのが、ウェルカムスペースです。
オリジナリティを出しやすいウェルカムスペースは、「トレンド要素」を取り入れる部分としておすすめです。

例えば、トレンド感のある大きなツリーをセンターに置き、ゴールドの額縁や鳥かごなどのクラシカルなアイテムを周りに飾ります。

会場全体のクラシカルなテイストと調和しながら、今のトレンドも感じることができ、「昔ながら」とは言わせないフォーマル・トラディショナルを実現できます。

テーブルコーディネートでも、トラディショナルな雰囲気と今のトレンドをMIXさせることができます。

披露宴会場やパーティルームこそクラシックな雰囲気を存分に味わうことができます。
その分、テイストの調和が難しい場所でもありますが、強い印象を与えすぎないアレンジがポイントです。

たっぷりのグリーンやフラワーを大胆に使用した会場装花はトレンドのコーディネートですが、ガラスの大きなフラワーベースを使用するとフォーマル・トラディショナルにもマッチします。


出典: トキハナ | 帝国ホテル大阪

抜け感のあるガラスのフラワーベースは、どんなテイストとも相性が良いので、トラディショナルな雰囲気ともぴったりです。
そして、今っぽさもプラスすることができ、洗練されたフォーマル・トラディショナルとなります。

結婚式のペーパーアイテム、特に招待状はゲストの方に二人の結婚式のテーマを伝える一番最初のアイテムです。

上質な紙にシンプルなデザイン、そしてシーリングワックス(封蝋)で閉じればフォーマル・トラディショナルな品の良さを伝えることができます。

良質な素材を丁寧に組み合わせたアイテムで、ゲストの方へ大切な招待状をお送りしましょう。

2-1.「Formal / Traditional」をドレスに取り入れる方法

結婚式のテーマ「Formal / Traditional」をドレスに取り入れるポイントは、クラシックで上品なスタイルを選ぶこと。

身に纏うアイテムのウエディングドレスは、露出やデザインのバランスはもちろん、会場と一体感のある雰囲気に仕上がっているかがとても重要となります。
テーマ、会場、ウエディングドレス全てがしっくりとくるチョイスをしましょう。


出典: トキハナ | Cinderella & Co.

上の写真は、王道のロングレーストレーンがクラシカルで上品になれるプリンセスラインのドレス。

裾にあしらわれた贅沢なレースのデザインが、クラシカルな会場にとてもよく似合います。

結婚式では後ろ姿を見られる時間がとても長く、バックスタイルにこだわってウエディングドレスを選ぶ人も多いほど。

このドレスの繊細さと華やかさが共存するトレーンは、大階段に大きく広げた姿やバージンロードを歩く後ろ姿が一番美しく見えるようにデザインされています。
ゲストの心を奪うバックスタイルは、他のドレスでは表現できない一着です。

ハートシェイプにカッティングされた身頃は、レースにビーディングを施した繊細な素材が女性らしさをぐっと高めてくれています。

360度クラシカル・フェミニンなスタイルに仕上がるデザインは、フォーマル・トラディショナルな空間にベストマッチ。

シンプルながら細やかなこだわりを感じられる一着は、年代問わず誰からも好印象な着こなしが叶います。


出典: トキハナ | THE HANY

上の写真は、浮き上がるように施された刺繍がクチュールドレスのようにボリュームたっぷりなAラインドレス。

立体感のあるローズとツタの刺繍は、ハンドメイドであしらわれたもの。
ボリューム感のあるドレスに総刺繍デザインでも、大ぶりな柄行きなので大人のクラシカルスタイルとして着こなせます。

ほんのり淡いピンクの糸を使用した刺繍に、オーロラのビーディングを施すことでやわらかな印象に仕上げています。
肌馴染みも良く、日本人の肌にとてもよく合う温かみを感じるカラーです。

素肌がのぞくデコルテ部分は、ハートシェイプからシームレスなネックラインが繊細さのなかにも色香を感じるデザインになっています。

同じ刺繍がデザインされたロングベールをセットすれば、大きな会場や距離の長いバージンロードにも負けない存在感があります。

圧倒的な華やかさを持ちながら主張しすぎることのないドレスは、まさにフォーマル・トラディショナルなムードにぴったり。

今のトレンドとトラディショナルな雰囲気がMIXしたおすすめの一着です。


出典: トキハナ | Yumi Katsura

上の写真は、ロイヤルウエディングを彷彿とさせる気品溢れるオフショルダー×Aラインのドレス。

デコルテを美しく見せるレース刺繍のオフショルダーは、格式高いウエディングや式場で安心して着用できるデザイン。
露出は抑えながらも、袖口にかけてレースが消えていくデザインや、鎖骨を見せるネックラインが素肌をさり気なく覗かせ、女性らしさも忘れない仕上がりに。

身頃からウエストにかけて消えていくレースディテールは、腰位置を高く見せ、スタイルアップも叶う嬉しいデザインです。

袖付きデザインは気になる二の腕まわりや、バックスタイルも自然にカバーしてくれるので安心感も抜群。

オーガンジーを使用したスカートは、磨りガラスのようなやわらかな透け感が今の気分にマッチする雰囲気に。
そして、ネックとスカートの裾にはスカラップを使用し、クラシックムード満点。

シンプルながらもこだわりがたっぷりと詰まった一着は、トラディショナルな雰囲気にトレンドディテールを取り入れた着こなしができ、フォーマル・トラディショナルにおすすめ。

2-2.「Formal / Traditional」のコーディネート例


出典: トキハナ | tamada tomoya

フォーマル・トラディショナルでおすすめのヘアスタイルは、王道のアップスタイルです。

素材や品の良さを大切にしたドレスには、すっきりと見せたドレッシーなスタイルがとてもよく合います。

ただ、ぴったりとまとめたアップヘアにすると古く感じてしまいがちなので、緩さを感じるウェービーヘアをまとめるのがおすすめです。

ウェーブヘアのアップスタイルは、ドレスのネックラインやデザインを選ばずにマッチし、ベールやヘッドドレスのアレンジもしやすく人気ナンバーワンのスタイルです。

特にフォーマル・トラディショナルは、ティアラや輝きのあるヘッドドレスがとてもよく合うので、ヘアスタイルもバランスの良いアップスタイルがおすすめです。


出典: トキハナ | Core&Coeur

フラワーディテールをスワロフスキーやラインストーンなどでデザインされたヘッドピースは、フォーマル・トラディショナルのテーマにぴったりです。

ワイヤータイプのヘッドピースは、付ける位置や使い方によって印象を大きく変えることができます。

挙式ではベールと合わせてティアラのような使い方、披露宴やパーティでは写真のようにバックスタイルに使用するなど、アレンジ力が抜群です。

華やかさはしっかりと見せつつ、ドレスのデザインを邪魔しない優秀なアイテムです。


出典: トキハナ | Core&Coeur

フォーマル・トラディショナルのテーマに、パールアイテムはとてもよくマッチします。

シンプルな一粒パールも良いですが、リーフモチーフを合わせたデザインは、刺繍やレースを取り入れたドレスにぴったりです。
まるでドレスの一部のようなデザインは、品の良さをアピールしてくれます。

すっきりとしたシルエットですが、さり気なく揺れるしずく型は顔まわりを華やかに彩ってくれるでしょう。

2-3.「Formal / Traditional」を会場装花・ブーケに取り入れる方法

結婚式に欠かせないのは、会場装花やブーケに使用するフラワーです。
会場を彩るグリーンやフラワー、実はテーマを表現するのに重要なポイントなんです。

フォーマル・トラディショナルのテーマを伝えるには、品の良さを意識して選ぶことが重要です。
トレンドのスタイルはグリーンやフラワーをたっぷりと使用したボリューム感のある会場装花ですが、フォーマル・トラディショナルなテーマには、トゥーマッチとなることも。

ボリュームで飾り付けるのではなく、一輪でもしっかりと主張のある種類を選び、気品溢れる空間をつくりましょう。

まずは「Formal / Traditional」にぴったりのテーブルフラワーです。


出典: トキハナ | les mille feuilles de liberte

グリーンとホワイトの2色だけでデザインされたスタイリッシュなアレンジ。

使用されているのはカラーやアジサイとそれぞれに強さのある花材です。
そのため、本数を増やしてボリュームを出さなくとも、充分な華やかさがあります。
歴史ある式場や、豪華な会場ともバランスがとても良いです。

単色のアレンジは、テーブルクロスや食器などと色のコントラストを楽しむことができます。
濃色のテーブルクロスに、食器は同色のホワイトをチョイスすることで、テーブルフラワーがより際立ち、洗練された印象になりますね。


出典: トキハナ | iconicflower

テーブルフラワーと合わせて、ホワイトのブーケを選ぶのも素敵なコーディネートです。

美しく咲き誇るホワイトのカラーを、同じくホワイトの太幅リボンで束ねたシンプルなブーケです。

品の良さや伝統的に愛されてきた会場には、同じくシンプルなラウンドシルエットのブーケがよく合います。
決して豪華絢爛なブーケではないけれど、空間にそっと馴染むような気品溢れるブーケがベストです。


出典: トキハナ | rosarium

カラーブーケでおすすめしたいのが、真紅のバラでアレンジされたブーケ。

コンパクトなラウンドシルエットのクラッチブーケですが、他の花材では出せないラグジュアリーさがあります。

3種の赤いバラを束ね、ブルーグレーの太幅リボンで結んだシンプルなデザイン。
他の色味や花材を取り入れないことで完成されるブーケです。

お色直し用のカラードレスはもちろん、白のウエディングドレスにもおすすめです。
特にミカドサテンやシルクなど、上質な生地を使用したドレスと相性が抜群です。
どんなドレスにも負けることのない、凛としたパワーを持つブーケです。

3.「Formal / Traditional」が似合うおすすめの結婚式場

誰もが一度は憧れる永遠のウエディングテーマ、「Formal / Traditional」。

いつ見ても色褪せることのないクラシックなテーマは、親族を含め、老若男女のゲストの方に喜んでいただけるテーマです。

結婚式の成功の鍵は、「会場・ウエディングドレス・装花」の3軸のバランスがしっかり取れているかです。

そのなかでフォーマル・トラディショナルのテーマは、会場選びがとても重要です。
なかなか大きくアレンジをすることができない部分だからこそ、納得をして選ぶことが大切ですね。

では、フォーマル・トラディショナルのテーマにぴったりの会場をご紹介します。

3-1.帝国ホテル大阪(大阪>大阪市北部)

開業以来1世紀以上もの歴史を持つ、ホテルウエディングの王道「帝国ホテル」。

「誰もが名前を知っている最高級ホテルで結婚式を挙げたい」と憧れる女性はきっとたくさんいるでしょう。
そんな方が関西で結婚式を挙げるならおすすめしたい会場が、帝国ホテルです。

実は、ホテルウエディングというスタイルを確立したのは、帝国ホテルなんです。
世界の来賓を迎えてきたおもてなしの心は、今までの感謝を伝える結婚式という場にこれ以上ないという会場でしょう。

「theホテルウエディング」を味わうことができるのも、帝国ホテルならでは。
パイプオルガンの鳴り響く厳かなチャペル、大きな窓やシャンデリアを配した豪華な披露宴会場、料理人のこだわりが詰まった婚礼料理、最高級レベルのホスピタリティ……

どれをとってもレベルの高い会場は、フォーマル・トラディショナルのテーマがぴったりです。


出典: トキハナ | 帝国ホテル大阪

3-2.ホテルオークラ東京ベイ(千葉>舞浜・浦安・幕張)

世界中から愛される「オークラ」ブランドのなかでも、リゾート感溢れる空間が魅力の「ホテルオークラ東京ベイ」。

歴史あるホテルでのウエディングは、形式的なスタイルが多いことも。
ホテルオークラ東京ベイは、そのなかでも珍しいほどのプライベート感溢れるおもてなし空間です。

そして、リゾート感や幻想的な空間を感じることができるチャペルが人気の理由です。
空と海に囲まれたようなチャペルや、突き抜けるような青空と潮風を感じられるガーデンチャペルなど、まるで海外ウエディングのような挙式にすることができます。

披露宴会場はヨーロピアンテイストのリッチな空間で、ホテルウエディングらしいクラシカルなスタイルに仕上がります。

堅苦しくならない「フォーマル・トラディショナル」なウエディングにすることが叶うホテルです。


出典: トキハナ | ホテルオークラ東京ベイ

4.まとめ|永遠の憧れ「Formal / Traditional」をテーマに、誰もが祝福する結婚式を叶えましょう!

結婚式のテーマ「Formal / Traditional」を取り入れる方法やおすすめのアイテム・会場をご紹介してきました。

誰もが一度は夢見た結婚式といえば、フォーマル・トラディショナルな結婚式ですよね。

長く愛されているテーマだからこそオリジナリティが出しづらいと思いがちですが、さり気なく今のトレンドをMIXすることで、二人ならではのフォーマル・トラディショナルなウエディングをつくりあげることができます。

友人はもちろん、年配のゲストや親族からも喜ばれるウエディングを実現できるのがフォーマル・トラディショナルのテーマです。
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