目次
1.ケーキ入刀にこめられた意味
出典:Q.E.D.CLUB
ケーキ入刀は、新郎新婦ふたりでの初めての共同作業と言われています。
また、結婚を祝福してくれるゲストへ幸せをおすそ分けするといった意味合いもこめられています。
その由来は、愛し合う男女がひとつのパンを分け合うことによって永遠の愛を誓ったという、ギリシャ神話によるとの説もあります。
2.ケーキ入刀の基本的な流れ
ケーキ入刀の基本的な流れは、以下の通りです。
①ケーキの前に立つ。
②ケーキ入刀。
③写真撮影タイム。
④ファーストバイト。
ケーキ入刀のタイミングは、乾杯をして歓談後に行うのが一般的。
ケーキ入刀時の立ち位置は新郎が右側、新婦が左側です。
新郎は右手でナイフを持ち、左手を新婦の腰にそっと回してもかまいません。
新婦は両手をナイフに添えましょう。
出典: エレガンテヴィータ
3.ケーキ入刀で使うケーキにはどんな種類がある?
多くの花嫁に愛される王道のウエディングケーキから、最近流行りのウエディングケーキまで、ご紹介します。
3-1.会場が華やぐ!定番の「イミテーションケーキ」
出典: 「帝国ホテル大阪」 卒花レポート@saki_imperialさん
「イミテーションケーキ」とは、ケーキカット用に作られた食べられないウェディングケーキのこと。
土台に発泡スチロールなどを使用して段々に高く積み重ねられたケーキは、「これぞウェディングケーキ!」とも言えるゴージャス感があって写真映えもします。
新郎新婦がナイフを入れる部分だけが生ケーキの作りのため、リーズナブルなのも魅力な点です。
3-2.ふたりの個性を出せる「生ケーキ」
出典: ザ・ヒルサイド神戸
「生ケーキ」は、本物のスポンジを果実やクリームで飾ったケーキのことで、最近の主流となっているウェディングケーキです。
自由度が高く、ふたりの好きなキャラクターや趣味などをモチーフに、オリジナリティ溢れるケーキを形にできます。
ケーキ入刀後は、ゲストにも分けて食べてもらえるので満足度も高くなります。まさに幸せのおすそ分けができるケーキです。
3-3.可愛すぎる♡「カップタワーケーキ」
「カップタワーケーキ」とは、名前の通り、カップケーキをタワーのようにたくさん並べたウエディングケーキのことです。
カップタワーケーキの良いところは、一つ一つを個包装にして、ギフトとしてゲストにプレゼントできるところ。
また、見た目も一般的なウエディングケーキとは異なり、珍しい上に可愛らしいスタイルのため、「普通のウエディングケーキでは、つまらない!」という方にもおすすめ。
3-4.最近流行の「カラードリップケーキ」
「カラードリップケーキ」とは、ゲストの目の前でチョコやキャラメル、レモンソースなどをかけることで完成するウエディングケーキのことです。
新郎新婦が二人でソースをかけると、とろりと滴り落ちるソースの模様が美しいカラードリップケーキが完成します。
ケーキの見栄えがよいだけでなく、普通のケーキ入刀とは一味違う演出をすることができます。
3-5.これは新しい!!「チョコぺンで署名するケーキ」
出典:北山ル・アンジェ教会
出典:北山ル・アンジェ教会
ケーキ入刀シーンが一番のシャッターチャンスとなりますが、ケーキ入刀が恥ずかしいという方はチョコペンでの署名など、入刀自体にこだわらずに、自分たちらしい共同作業が増えてきています。
ケーキ入刀後は、ゲストにも分けて食べてもらえるので満足度も高くなります。まさに幸せのおすそ分けができるケーキです。
4.ケーキ入刀後の演出
ケーキ入刀後に行われる定番の演出といえば、ファーストバイトです。
ファーストバイトとは、新郎と新婦がスプーンでケーキをすくってお互い食べさせ合う演出です。
新郎から新婦への一口には「一生食べ物に困らせない」、新婦から新郎への一口には「一生美味しい料理を作ってあげる」という意味があります。
他にも両親による“お手本バイト”や、母親から「食べさせるのは今日でおしまいよ!」の意味を込めて食べさせてもらう“ラストバイト”、感謝を伝えたいゲストへの“サンクスバイト”も。
○○バイトは会場が盛り上がる演出ですから、二人のイメージに合うバイトをぜひ!
5.まとめ
ケーキ入刀をする意味は、新郎新婦をゲストの全員が写真を撮影できるチャンスになるという側面が強くなっています。
ケーキ入刀の形式にこだわる必要はなく、ケーキの形も自由ですし、ケーキでなくたってかまいません。入刀ではなく違う選択もできるでしょう。
大事なのは、ゲストがふたりの自然な笑顔を見て、撮影できる機会をつくることなので、自分たちらしくその場面を作ってみてはいかがでしょうか。