結婚式の演出のなかでも、昔から多くの新郎新婦を魅了し続けているキャンドル演出。結婚式の定番とはいえ、キャンドルが創り出す幻想的でロマンチックな雰囲気はやっぱり、結婚式をよりあたたかく感動的なものにしてくれます。
また、キャンドルの灯りは“幸せを運んでくれる”とも言われているため、結婚式にぴったりの演出なんです。
今回は、そんなキャンドルを取り入れた結婚式の代表的な演出をご紹介していきます。
(文:marco)
目次
1. 家族の絆を感じるセレモニー“ユニティキャンドル”
ユニティキャンドルは、挙式をより厳かな雰囲気に演出するキャンドル演出。両家から受け継いだ二つの灯りを、新郎新婦の手で一つのキャンドルに灯すことによって、新しい家族の誕生を祝福するというメッセージ性の高いキャンドル演出です。
もともとはヨーロッパのキリスト教の結婚式がルーツになっている演出ですが、日本では教会式だけでなく、人前式でユニティキャンドルを行うカップルも多くいます。
ユニティキャンドルの進め方は、祭壇の前に飾られた3本のキャンドルのうち両端に、両家の母親または家族がそれぞれ火を灯します。新郎新婦は、それぞれの家族が点灯したキャンドルを手に持ち、真ん中のキャンドルに二人合わせて火を灯すという、とてもシンプルなセレモニーです。
シンプルだからこそ、次のようにキャンドルのコーディネートにこだわれる点もポイント!例えば、使用するキャンドルにレースやリボンを巻いたり、キャンドル自体にイニシャルやメッセージを転写してアレンジすることができます。
キャンドルにひと手間加えることで、写真映えはもちろん、結婚式後も記念として新居に飾るアイテムになりますよ。
2. 結婚式の演出の中でも知名度はNo.1“キャンドルサービス”
キャンドル演出というキーワードから、まず思い浮かべるのは“キャンドルサービス”ではないでしょうか。知らない人はいないというくらい、結婚式の定番演出ですよね。
キャンドルサービスの進め方は、披露宴で新郎新婦が各ゲストテーブルを回り、一つずつキャンドルに火を点けていき、最後に新郎新婦席近くのメインキャンドルに火を灯すというもの。披露宴の中でも、お色直し後の再入場シーンで取り入れることが多い演出です。
結婚式の定番演出と言っても、キャンドルサービスは自由にアレンジがしやすく、ゲスト参加型の演出にすることも可能です。例えば、メインキャンドルの端にサイドキャンドルを用意して、お色直しによる新郎新婦中座中にゲストに火を灯してもらったり。
ゲストにキャンドルにメッセージを書いて飾ってもらうなどアレンジすれば、待ち時間も楽しんでもらえる演出になりますよ。
3. ゲストの数だけ炎がゆらめく“キャンドルリレー”
キャンドルリレーとはその名の通り、キャンドルの炎を会場にいる全員で繋げていく演出のこと。キャンドルサービスと同様に、披露宴のお色直し後のテーブルラウンド演出でよく行われている演出です。
新郎新婦が各ゲストテーブルを回って火を灯す点は、キャンドルサービスと同じですが、キャンドルリレーでは、ゲストテーブルごとに代表者が隣の人のキャンドルに灯りをつないでいき、ゲスト全員でキャンドルリレーを行います。
そして、すべてのゲストのキャンドルに火が灯ったら、新郎新婦はメインキャンドルへ火を灯し、最後は全員で一斉に吹き消します。キャンドルの炎をふーっと吹き消すと願い事がかなう、という言い伝えがあることからも、キャンドルリレーはウエディング演出にぴったり!
キャンドルを吹き消す瞬間はみんなが笑顔になりますし、新郎新婦からゲストへ、またゲストから新郎新婦へお互いの幸せを願うことができる、素敵な演出ですよ。
4. ゲストへのメッセージを込める”クレールストーリア”
クレールストーリアとは、火を灯したキャンドルに専用のふたをかぶせると、文字が浮かびあがってくるというもの。
時間が経つと消える素材になっていて、キャンドルを灯して再びふたをすれば、何度でも見ることができるんです。
用意したものを事前にテーブルに置いておき、
キャンドルサービスやキャンドルリレーの後にフタをして消す演出として行ったりします。
ゲストが一斉にキャンドルを消した後に明かりがつくと、新郎新婦からのメッセージが浮かび上がっているといった流れになります。
他にも自由なタイミングで演出に組み込むことが出来ますよ。
ゲストへの想いの込もったメッセージが残せることが魅力。
キャンドルはそのまま持ち帰れるので思い出として取っておくことも出来ます。
5. 願いを込めて”ブローアウトセレモニー”
「幸せを封じ込める」という意味を込めて、そっとキャンドルの火を消すセレモニーです。キャンドルサービスやキャンドルリレーをした後、全員でキャンドルの灯りを消し、披露宴のラストをむかえます。
ブローアウトで火を消した後、ムービーが流れたり、クレールストーリアにつなげたりすることもできます。
幸せを願って会場の一体感が生まれる、素敵な演出ですよね。
6. まとめ|家族やゲストとの繋がりを感じられるキャンドル演出を
結婚式のキャンドルは、装飾アイテムとしてイメージされることが多いですが、今回ご紹介したキャンドル演出のように、家族やゲストとの繋がりを感じ、会場に一体感が生まれるアイテムになります。ぜひ、二人らしいキャンドルの取り入れ方を楽しんでくださいね!
またキャンドル演出は、セレモニー感はありながらも型にはまった堅苦しい演出にはなりません。そのため、さまざまなスタイルの挙式や披露宴に取り入れやすいですよ。
「自分たちらしい結婚式がしたい。でも、どんな演出がよいかわからない」という方は、気軽にトキハナのオンラインプランナーに相談してくださいね。