あなたがドレスにしようか和装がいいかと迷うのと同じように、両親や親族のみなさまも、結婚式の日に何を着れば良いのか迷うもの。特に両親や親族は“ゲスト”ではなく“ホスト”だから、装いのマナーを外すわけにはいかないのです。
両親や親族から「何を着ればいいの?」と質問されたら答えられるように、両親の衣装の選び方と、親族の衣装の選び方をご紹介します。
(文:ameri)
目次
1. 結婚式において「親族=“ホスト側”」
新郎新婦の両親はもちろん、両親以外の親族も、結婚式では“ホスト側”にあたります。
したがって、友人として招待される時のように自由に着たいものを選ぶ衣装選びとはまた違う、親族衣装特有のマナーがあります。
また新郎新婦は、場合によっては親族衣装を手配する必要もあるでしょう。
その際も基本的なマナーを知っておくと何かと安心。両親と親族の衣装のマナーを知って、スムーズに準備を進めていきましょう。
2.新郎新婦の両親の衣装はこう選ぶ!
まずは新郎新婦の両親の衣装は、「正礼装」がマナーです。
Q. 正礼装ってなに?
A. 正礼装とは、フォーマルなシーンで一番格式の高い礼装のことです。
Q. 父親の「正礼装」は?
A. 基本的には、新郎新婦の父親は、昼間の結婚式であればモーニング、夜の結婚式には燕尾服が正礼装にあたります。
出典: IWAI OMOTESANDO
しかし、最近はカジュアルなウエディングパーティが増えています。
そのような場合、新郎新婦もカジュアルダウンして着こなすことが多いので、父親の準礼装としてタキシードはOKです。
Q. 母親の「正礼装」は?
A. 和装の場合は留袖、洋装の場合はアフタヌーンドレス、夜の結婚式ではイブニングドレスを着用します。
新郎新婦の母親は、父親ほど前に立つことはありませんが、挨拶回りなど親族代表として父親とともに動く場面がたくさんあります。
出典: LUCIS(ルーキス)
Q. 両家の衣装は揃えるべき?
A. 揃えた方が良いでしょう。
正礼装か準礼装かだけではなく、特に母親の場合は洋装か和装かも揃っている方がベター。
披露宴では新郎新婦と両家両親が並んで挨拶をするシーンがあります。
その際、衣装の格や洋装・和装が揃っていないとゲストにチグハグな印象を与えてしまいますので、事前に打ち合わせをしておくのがおすすめです。
3.両親以外の親族が結婚式に着るべき衣装とは
続いて、両親以外の親族が結婚式に着るべき衣装をご紹介します。
親族衣装の選び方の基本は「新郎新婦よりも格上の衣装は着ない」という点。
新郎新婦がもっとも格上の正装、両親は新郎新婦と同格で控えめに、その他の親族は新郎新婦や両親よりもさらに控えるように意識するのがルールです。
Q. 高校生以下は制服を着ても良い?
A. 高校生以下の場合は、男女共に制服で列席するのが◎。
制服のない学校へ通っている学生や未就学児童は、男子ならよそ行き用のジャケットに蝶ネクタイでもOK。
女子はきちんと感のあるワンピースや、パーティドレスをレンタルしても良いでしょう。
Q. 大学生以上の男性は何を着る?
A. 大学生以上は、新郎新婦とその両親の衣装よりも格下の衣装を着ます。
未婚男性ならブラックスーツ、既婚男性はタキシードやディレクターズスーツが一般的です。
Q. 親族女性の着物のマナーって?
A. 未婚女性が着物を着るなら、第一礼装の振袖を。ただし、新婦がお色直しで和装を着る場合には、新婦が選んだ色や柄と被らないように事前に確認しておきましょう。
既婚女性の場合は黒留袖が正礼装となります。訪問着は準礼装ですが、カジュアルなパーティや、少し離れた親戚の結婚式であれば着用しても問題はないでしょう。
Q. 親族女性の洋装のマナーって?
A. 洋装の場合はカクテルドレスを選ぶのがおすすめ。
ただし、“花嫁の色”である白は避けることと、花嫁がお色直しに着るドレスの色とかぶらないよう注意が必要です。親族女性はあらかじめ、お色直し衣装の色をお知らせしておく方がいいかもしれませんね。
出典: リビエラ逗子マリーナ
4. まとめ|両親や親族の衣装を手配するなら
両親や親族の衣装は、上記のルールとともに結婚式場の雰囲気を加味して考えるのが◎。
格式高いホテルでの結婚式では正礼装、レストランウエディングのような少しカジュアルめな式場であれば準礼装がよいでしょう。
衣装を持っていない場合はレンタルが必要です。結婚式場の提携ショップにてレンタルできることがほとんどなので、両親や親族がレンタルを検討しているなら、プランナーさんに一度相談を。
新郎新婦割引でお得にレンタルできる会場もありますよ。
衣装の試着は結婚式当日の1〜2ヶ月前までには済ませておくと安心。両親と親族のスケジュールも確認し、余裕を持って手配を済ませましょう。
その他、両親や親族の衣装について質問がある方は、トキハナのオンラインプランナーまでお気軽にお尋ねください。
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