結婚式の披露宴で、ゲストのテーブルに置くメニュー表。最近はdiyする花嫁も多いですが、クオリティ面を考えるとオーダーするという選択肢もありですよね。
メニュー表のオーダー費用と、diyする際のアイデア&スケジュールをまとめてご紹介します。
(文:桑田千寛)
目次
1. 結婚式にメニュー表が必要な理由
結婚式のメニュー表とは、披露宴の料理内容を記載したもので、ゲスト1人に1部ずつ準備します。
結婚式場によっては、あらかじめプランにメニュー表が含まれていることもありますし、料理を配膳する際にスタッフが料理説明をする会場も増えているので、メニュー表は絶対必要とは言いきれません。なくても困らないものではありますが、ちょっと待って。
結婚式では“おもてなしの気持ち”を表現したいもの。料理を楽しみにしているゲストも多いので、メニュー表を席に置いておくと期待感をアップさせたり、話題の一つとして開宴前のおしゃべりに花が咲いたりと、場を温める効果もあります。
また、新郎新婦の出身地にちなんだ食材や名物料理、大好きな母親の料理など、思い出のメニューをメニューに取り入れて、オリジナルなおもてなしをする新郎新婦も増えています。そんな時に役立つのがメニュー表。新郎新婦がいかに今日の日の料理に心を配ったか、メニュー表を見れば一目瞭然なのです。
2. 結婚式のメニュー表をオーダーするといくら?
メニュー表を式場提携ショップや専門店にオーダーする場合の費用相場は次の通りです。
*席次表付きのメニュー表:1部400~1,000円
*メニュー表のみ:1部500円
結婚式では席次表は必須アイテムなので、メニュー表と席次表がセットで印刷できるなら前向きに検討しても良さそうですね。
また、プロが制作するメニュー表はクオリティも完ぺき。結婚式場の提携ショップなら披露宴の料理メニューと照らし合わせて文字チェックもしてもらえるので、余計な手間がかからないのも嬉しいポイントです。
3. メニュー表をdiyする花嫁が多いのはなぜ?
費用はともかくとして、オーダーすれば良いこと尽くしのように思える結婚式のメニュー表。ところがメニュー表は、diyする花嫁がほとんど。理由としては次の3つが多いようです。
*自分たちらしいメニュー表が作りたいから
*メニュー表もテーブルコーディネートの一部としてオシャレにしたいから
*シンプルなものなら紙代とインク代だけで済むから
例えば、1部だけPCで作成してコンビニのコピー機で人数分カラー印刷したり、印刷クオリティを上げたい場合はネットプリントに出すという方法も。ただし、メニュー内容と照らし合わせて間違いがないかどうかのチェックもお忘れなく!
4. 結婚式のメニュー表のdiyスケジュール
メニュー表をdiyする場合には、まず、料理内容を決定する時期を把握して担当プランナーからメニューリストを出してもらいましょう。
♠料理内容の決定時期:結婚式の2~1ヶ月前
結婚式の料理メニューは、実際のフルコースメニューを試食したり、シェフと打ち合わせをしたりして、時間をかけて決定していきます。季節によって食材が変更になる場合もありますので、最終的なメニューリストをプランナーからもらった上で作り始めましょう。
*新郎新婦はこの時期、結婚式準備が大詰めとなり忙しく過ごしていることが予想されます。メニュー表のデザインだけは前もって決めておいて、メニュー内容が決定したら入力をするだけの状態に準備しておくとスムーズです。
♠メニュー表の仕上げ時期:結婚式の1週間前まで
多くの結婚式場では、結婚式の1週間前から持ち込みアイテムの預かりをしてくれます。ふたりで準備したウェディングアイテムその他と一緒に、担当プランナーに渡しておきましょう。
5. メニュー表のdiyアイデア6選
メニュー表は、ふたりの結婚式のテーマやイメージに合わせたデザイン&カラーで選ぶと、テーブルコーディネートが華やかになって素敵です。装花・テーブルクロス・テーブルランナー・ナフキンなど、テーブルコーディネートとのカラーバランスを考えながら作っていきましょう。
①くるんと丸めてリボンでキュッ!簡単なのにおしゃれ!
クラフト紙にモノトーン印刷をしたメニュー表をくるんと丸めたスタイル。比較的安く手に入れることが出来るクラフト紙ですが、アンティークカラーがおしゃれな雰囲気で素敵。ポイントのリボンに結婚式のテーマカラーを使えば、統一感を出せます。
②ハーブやお花などを添えて爽やかな印象
シンプルなメニュー表でも、ハーブやお花を添えるだけでグッとセンスアップします。ドライフラワーで小さなブートニアを作ってメニュー表に添えておくと、ゲストへのプレゼントとしても喜ばれそうですね。
③海外のウェディングで人気のまん丸メニュー表
ショープレートの上にディスプレイされた、まん丸な形がキュートなメニュー表は海外のウェディングでも人気。結婚式のテーマカラーを取り入れて統一感を出したり、花の模様など好みでイラストを入れたりすると華やかな印象に。
④ランチョンマット風のメニュー表
好みのデザインで作ったペーパーランチョンマットに、メニュー内容を印刷したタイプ。テーブルコーディネートとして活躍する他、置き場所に困らないのもGood!
⑤フォトスタンドに立てて飾るタイプ
メニュー表をフォトスタンドに入れて立てかけておくタイプ。メニューを見るのが楽なうえ、プチギフトとして持ち帰ってもらうと、写真立てとして重宝しそう。
⑥シーズンデザイン&小物で装飾
結婚式の季節に合わせて、メニュー表の紙やデザインをアレンジするのもおすすめ。
春・・・パステルカラーや水彩タッチのデザインで春らしく。チューリップ・ラベンダー・桜などの絵柄や造花をポイントで装飾しても。
夏・・・青い空と海をイメージさせる爽やかな色のペーパーを。ひまわり・プルメリア・ハイビスカスなどの花材や貝がらを使っても。
秋・・・赤・オレンジ・黄色の暖色系カラーやセピアカラーを取り入れてシックに。紅葉・楓・ダリアなどの花材や、実ものを飾ると秋らしさがアップ。
冬・・・雪の結晶や、冬の澄んだ夜空に輝く星空をデザインして。併せてキャンドルを置くと、ぬくもりあふれるコーディネートに。
6. まとめ|diyでもオーダーでも、ふたりらしさを忘れずに
結婚式diyのアイテムの中でも特にdiyする花嫁が多いメニュー表。記事中でお伝えしたように手軽に取り組めるdiyで、しかもデザインやコーディネートにこだわって作る時間は想像以上に楽しいはず!
オーダーのメニュー表が個性を表現しづらいかというとそんなことはありません。式場の提携ショップでも専門店でも、ふたりのこだわりたいポイントを的確に伝えることができれば大丈夫。
ぜひ、ふたりならではのメニュー表を作ってくださいね。メニュー表のことで知りたいことがある方は、トキハナのオンラインプランナーに気軽にご相談ください。