結婚式のプロフィール表は、DIYするカップルが多い定番のペーパーアイテム。
でも“定番”だからこそ、ゲストに楽しんでもらえる力作に仕上げたいですよね!
プロフィール表を作成する際のポイントや、ゲストが知りたい10の質問、手作りの費用相場と作成ポイントをご紹介します。
(文:桑田千寛)
1. まずはプロフィール表の役割を知っておこう
結婚式のプロフィール表とは、新郎新婦のプロフィールをゲストに紹介するアイテム。席次表とセットにして作成することがほとんどです。席次表はゲストの座席を示したもので、全員の名前や新郎新婦との続柄を一覧にします。対してプロフィール表は、主に新郎新婦の詳しい情報を紹介する内容となります。
結婚式は、新郎側・新婦側のゲストが集まる機会。結婚相手がどんな人なのか知りたい!と思って来てくださるゲストにとって、プロフィール表が大いに役立つのです。
♠プロフィールムービーとはどう違う?
プロフィールムービーは、披露宴中盤やお色直しのための中座中に上映しますが、プロフィール表は披露宴が始まる前に見ていただくためのもの。ゲストに披露宴の事前情報として新郎新婦への理解を深めてもらい、また、話の種にもなって場が和みます。
プロフィールムービーでは、プロフィール表より一歩踏み込んだ内容にすれば、相乗効果で印象的な演出になりますね!
♠プロフィール表に記載する基本情報
どんな構成にするかはふたりの自由ですが、次のような基本情報は記載しておくと良さそうです。
*新郎新婦の名前、ニックネーム
*生年月日、星座
*出身地、生まれ育った場所
*血液型
*趣味、特技
*新居の住所
*入籍日
2. プロフィール表でゲストが知りたい10の質問
新郎新婦の基本情報に加えて、どんな内容があるとゲストに楽しんでもらえるのでしょうか?ゲストが知りたい10の質問をシチュエーション別にまとめてみました。
♠ゲストが知りたい10の質問
《結婚までのエピソード》
①出逢いのきっかけ
②第一印象
③初めてのデート、想い出の場所
④好きなところ、直してほしいところ
⑤プレゼントされて嬉しかった物
⑥結婚を決めた理由
《普段の過ごし方や好み》
⑦好きな食べ物やお酒、苦手な食べ物
⑧好きな本、映画、音楽、スポーツ
⑨最近のマイブーム
⑩共通の趣味
また、席次表とは別に新郎新婦自身の言葉で、ゲストの紹介をしても喜ばれますよ。
《ゲストの紹介例》
*受付、祝辞、乾杯などをお願いするゲストの紹介
*結婚式のアイテムをプレゼントしてくれたゲストやアイテム紹介
*学校、サークル、バイト、仕事など、年代別・関係性別のゲスト紹介
*新郎新婦の家族紹介、親族紹介
3. 手作りの費用相場と作成ポイント
プロフィール表に記載したい内容が決まったら、手作りの準備を始めましょう。手作りキットを活用する方法と、自作して印刷通販サービスを活用する方法をご紹介します。
♠手作りキットを活用する
もっとも手軽な方法は、手作りキットを活用すること。インターネットで席次表の手作りキットを購入すると、購入特典としてプロフィール用のテンプレートがダウンロードできます。簡単に編集できる仕様なので、オリジナリティを出すことも可能ですよ。
席次表の手作りキットの料金相場は、1部150~400円。紙質やデザインによって料金が変わります。
♠自作して印刷通販サービスを活用する
ゼロからふたりで作る場合には、Word・Excel・PowerPointなどOffice系のソフトが便利。デザイン・ぺージ数・構成のすべてをオリジナルで作成できるので、写真満載の“見て楽しめるプロフィール表”を作りましょう!
印刷は家庭用プリンターでもOKですが、印刷通販サービスを利用すれば上質な仕上がりに。印刷通販サービスの料金相場は、6ぺージ冊子・A4版B5サイズ・上質紙100部で、約1万5000円〜2万円。紙質や納期によって料金が変わります。
4. まとめ|気取らない普段のふたりの姿をプロフィール表に
結婚式のプロフィール表は、絶対作らなければいけないものではありませんが、あると披露宴開宴までにゲストのワクワク感が募ったり、話題性が増えて初対面のゲスト同士の距離感が縮まったりと、何かと結婚式の盛り上がりに貢献してくれます。
何よりふたりにとって大切なことは、結婚式を機会にゲストとこれまで以上に親しくなることではないでしょうか。そのためにも、「結婚式だからこうしなきゃ」といった形式にこだわりすぎることよりも、自然体のふたりらしさをプロフィール表で表現して、気取らない普段の姿を知ってもらうことも大切かもしれませんね。