「結婚式のテーマ」
二人ならではのオリジナリティ溢れる結婚式を実現するために欠かせないものです。
衣装や会場選び、装飾やブーケなど決めることはたくさんありますが、まず初めにテーマを決め、アイデアを取り入れていくことで二人らしい結婚式となります。
オリジナリティだけではなく、ゲストの印象に残るウエディングを叶えることもできます。
この記事ではゲストの印象に残るテーマの決め方から、人気テーマの「和婚」にフォーカスして、衣装に取り入れる方法やコーディネート例、「和婚」がテーマの会場装花・ブーケ、結婚式場を紹介していきます。(文:立澤菜月)
目次
1.結婚式のテーマって?
結婚式のテーマ決めとは、「二人らしさを表現すること」です。
結婚式の準備は約半年〜1年ほどかけて、様々なことを決めていきます。
そのときに軸=テーマがあると、統一感を持って決めていくことができます。
テーマに沿っているかどうかを基準に考えればいいので判断がしやすくなり、さらには結婚式全体がまとまるというようにメリットばかりです。
実際にテーマを決めていく方法ですが、まずは思いつくままに好きなものや場所、色、写真やイラストなどを集めてみましょう。
漠然としたワードで構わないので書き出してみて、そこから共通する言葉やキーワードを見つけていきましょう。
それこそが結婚式のテーマとなります!
結婚式のテーマは二人だけでなく、プランナーやヘアメイク、カメラマン、フローリストなど様々な人と共有することが大切です。
テーマを共有しやすくするためにも、イメージに近い写真や画像の切り抜きなどを準備しておくのがおすすめです。
プロの視点から見たアドバイスやアイデアもたくさんありますので、相談してみてもいいですね!
会場やウエディングドレスは後から変更ができないことも多く、イメージと違ったということにならないためにもテーマの共有は大切です。
出典: 八雲迎賓館
2.「和」をテーマにしたオシャレな結婚式の作り方
日本の伝統スタイル「和婚」。
厳かな空間、日本独特の色使い、新鮮さと懐かしさを感じる「和婚」は改めて人気となっています。
現代の結婚式は、「結婚式=今までお世話になった方や両親へ感謝を伝える場」という考え方が一般的になってきました。
その中でも、一番感謝を伝えたい両親や祖父母にとても喜ばれる和婚を選ぶカップルが増えています。
昔からの定番の和婚ですが、洋風な要素を入れた「和モダン」なスタイルが人気です。
2-1.「和婚」を衣装に取り入れる方法
結婚式テーマ「和婚」を衣装に取り入れるポイントは、モチーフやテーマカラーを事前に決め、それに沿った衣装を選ぶことです。
和装といっても、様々な色や柄があり、時間がかかることも。
どのようなモチーフやカラーにするのかをコンセプトと同時に決めておくことが大切です。
出典:Wedding Coordinate Salon M・AI・M
上の写真は、ペールグリーンをベースに鮮やかに描かれたおめでたいモチーフが今の気分な色打掛。
松や菊、桜、子孫繁栄を願う藤に平和を意味する桐など結婚式にぴったりのおめでたいモチーフが散りばめられたデザインです。
丸みのあるモチーフが描かれているので、レトロな雰囲気が醸し出されます。
柔らかな色使いところんとしたモチーフが優しげな印象を与えてくれます。
ペールグリーンにコーラルピンク、藤色を掛け合わせたコーディネートで若々しくフレッシュな着こなしが叶います。
和装の大人なイメージとは一味違う、可愛らしいスタイルです。
ふんわりとしたスタイルやパステルカラーなどがお好みの方にオススメの色打掛です。
会場の装飾やペーパーアイテムなどに、色打掛のカラーやモチーフとリンクさせて取り入れると全体の統一感も出てきます。
出典: Wedding Coordinate Salon M・AI・M
上の写真は、まさに和婚スタイルな紅白の色合わせが厳かな印象の白無垢です。
伝統的な柄の白無垢に赤の市松模様の掛下を合わせることで目を引き、個性的でインパクトのあるコーディネートに。
シンプルなデザインに見えながら、すっと背筋が伸びるような凛とした文様が繰り返し織られたデザインとなっています。
白無垢は基本白一色でのコーディネートを意味しますが、今のスタイルや人前式では掛下の色を変えるスタイルも増えています。
雰囲気を変え、個性を出す方法として色の組み合わせを楽しむことができます。
こちらのスタイリングは、格式高い白無垢に朱赤の市松模様の掛下が組み合わさりパキッとした印象を与え、スタイリッシュな着こなしに見せてくれます。
鶴モチーフや朱赤をキーカラーにしたコンセプトにオススメです。
出典: Wedding Coordinate Salon M・AI・M
上の写真は、豪華絢爛な多色使いが華やかな唐織の色打掛です。
菊と蝶が様々な色使いで織られた色打掛は、長寿を象徴する菊とサナギから蝶へと孵化して飛び立っていく姿が描かれています。
復活、変化、不老不死などの意味を持つ蝶を配したおめでたい打掛です。
カラフルなデザインの色打掛ですが、やわらかな色味で全体がまとめられているので、肌馴染みも良く着こなしやすいデザインとなっています。
また、金糸や銀糸などを使用していないため、品の良い豪華さになります。
豪華な式場にも負けない華やかさがあるので、大人数の式にもおすすめです。
色打掛の持つ豪華絢爛な印象ながら、親しみやすいやわらかな空気を纏った着姿になりますね。
様々な色味を使用した打掛なので、会場やテーマカラーは打掛に含まれているカラーで統一すると全体がまとまります。
出典: Wedding Coordinate Salon M・AI・M
上の写真は、ポップな色使いがセンスの良さを感じさせる色打掛です。
絞り染めでデザインされた打掛は、朱色とミントグリーンの配色がバランスよくデザインされています。金駒刺繍が贅沢に施され、さりげなく輝く刺繍が上品な逸品です。
現代の打掛は、カラーコーディネートを楽しむスタイルが多く、花嫁それぞれのスタイルが見られます。
テーマカラーと同じ組み合わせでのコーディネートなど、結婚式全体と統一したスタイリングをすることでゲストの印象に残る姿を披露することができます。
2-2.「和婚」のおすすめヘアスタイル
和婚のヘアスタイルといえば、文金高島田や角隠しといったイメージをする人もいるかと思います。
今の和装スタイルでは、緩めのアップスタイルやシニヨンヘアなどウエディングドレスと同じヘアスタイルを選ぶ人がとても多いです。
「和婚」にオススメの最新ヘアスタイルをご紹介します。
出典: bridal boutique
重ね襟や掛下の色とブーケ・ヘッドドレスのカラーを合わせたスタイリングです。
ヘアスタイルはサイドシニヨンに、ブーケと同じ花材を使用した大きめのヘッドドレスをフロントに合わせています。
華やかな印象とともに、ブーケを含めた全体のコーディネートが綺麗にまとまっています。
会場の装花に同じ花材を使用するとさらに結婚式全体の統一感が出てきますね。
披露宴で入場するときのヘアアレンジとしてもオススメです。
ボブヘアにつまみ細工のトーク帽を合わせたスタイル。
レトロな雰囲気を出すのにぴったりのヘッドアイテムがトーク帽です。打掛の柄や色もアンティーク感のあるデザインにぴったりです。
出典: bridal boutique
ミニマルにまとめたアップスタイルにヘッドバンドやカチューシャを合わせたヘアスタイル。
クールでモダンな印象のスタイルになります。シックなカラーの色打掛や、掛下に色を取り入れた白無垢にぴったりです。
フルアップのヘアスタイルには、大ぶりなイヤリングを合わせるのもスタイリッシュなコーディネートです。
披露宴のアレンジコーディネートとしてもオススメのスタイルです。
2-3.「和婚」を会場装花・ブーケに取り入れる方法
「和婚」をテーマにするなら、会場をコーディネートする花材と、衣装のカラーをリンクさせると全体がまとまります。
ペーパーアイテムやウェルカムボードなどの細かなアイテムにも同じカラーや花材をモチーフとして取り入れるのもおすすめです。
木とキャンドルを使用してコーディネートしたゲストテーブルの会場装花です。
アジサイとバラのビビッドなピンク〜パープルの花材を使用したアレンジ。
キャンドルは花材のカラーと合わせ、単色のグラデーションコーディネートでデザインされています。
ポイントは、「あえて和婚を想像させるアイテムを置かない」潔さです。
和婚のテーブルコーディネートでは、和のアイテムを飾りつけたり、和の花材を選びがちですが、あえて和を省くことでスタイリッシュなコーディネートになります。
最新の和婚スタイルはトレンド感と伝統のMIXがキーポイントになるので、新しいスタイルをテーブルコーディネートで取り入れるのは、バランスよくまとまるでしょう。
その場合はキーカラーと衣装の色味を合わせることが大切になるので、ピンクやパープル系の色味をポイントに入れるといいでしょう。
出典:rosarium
結婚式を彩るアイテムとして欠かせないのがブーケです。
白無垢に合わせたいブーケが、カラーとライラックを束ねたクラッチブーケです。2種類の花材のみを使用したシンプルなデザインですが、ホワイトでまとめたアレンジは凛とした存在感があります。
エレガントなカラーと可愛らしさのあるライラックの組み合わせが、白無垢の清楚な姿にぴったりです。
出典: mini et maxi
シックな色打掛に合わせたいのが、ニュアンスカラーの個性あふれるブーケです。
ランやジンジャー、エリンジウムといった印象的な花材を使用しつつ、繊細な印象にまとめたデザインです。
個性の強い花材も和装なら負けることなく、より魅力を際立たせてくれるアレンジです。
モダンなスタイルのブーケは、はっきりとした色味の打掛とよく合います。
3.「和婚」が似合うおすすめの結婚式場
日本の伝統的なスタイルの和婚ウエディング
逆に新しさを感じるスタイルとして、今改めて注目されているテーマです。
トレンドの和婚スタイルは本来の伝統的なスタイルに、新しいエッセンスをプラスした和モダンなスタイルです。
古く感じさせない和婚を作り上げるには、式場と会場装飾がとても大切になります。
また、衣装や装花とカラーのトーンを合わせることも重要です。
和婚ウエディングで人気の会場は歴史あるホテルや結婚式場が多いですが、モダンな和婚スタイルを実現するにはトレンドと伝統のバランスにこだわった式場選びが重要です。
おしゃれな和婚スタイルが得意なおすすめの式場を紹介します。
出典: ホテル椿山荘東京
ホテル雅叙園東京(東京>広尾、代官山、目黒)
日本初の総合式場からリブランドした雅な空間が特徴のホテル。和婚をはじめ様々なスタイルの結婚式に対応。少人数から大人数まで幅広く利用できます。
歴史と伝統が織りなす、訪れる人たちを和の世界観で包み込む演出が魅力です。会場内の導線がシンプルで、基本的に窓が少ない会場が多いため、天候に左右されないところも嬉しいポイントです。
出典: ホテル雅叙園東京
コンセプトは、“幸せをよぶ日本の彩り”。多彩な絵や彫刻が壁や天井を彩ります。
和装も数多くのラインナップ。伝統的な文様からモダンな文様まで、白無垢や色打掛を選ぶことができます。
最大480名を収容できる披露宴会場もある一方で、36名以下の少人数婚も可能な会場もご用意しています。憧れのホテル雅叙園東京にて、経験豊富なスタッフのもと彩り鮮やかな1日を。
出典: ホテル雅叙園東京
ホテル椿山荘東京(東京>池袋、新宿、東京その他)
60年以上の歴史と伝統があるホテル椿山荘東京。
「椿山荘」と一度は名前を聞いたことがあるという方も多いでしょう。
ホテルならではのおもてなしときらびやかな空間が人気の理由です。
最大の魅力は、四季折々の表情を楽しめる広大な庭園です。
ゆったりとした時の流れを感じるさながら森のような庭園は、和装姿がとてもよく映えます。
そして、新郎新婦はもちろん、ゲストの方にも非日常を味わってもらえる庭園です。
出典:ホテル椿山荘東京
プレ花嫁から絶大な人気を誇る理由が、ロビー奥に広がる階段をはじめとした人気のフォトスポットがたくさんあることです。
ここで撮影することに憧れていたから椿山荘に決めたという人も。
椿山荘は歴史と同時に、トレンドのスタイルも抑えたおしゃれな和婚が叶う会場です。
会場装花やソファ高砂、ロングテーブルなどトレンドの要素を取り入れており、和モダンな結婚式にすることができる式場です。
伝統ある式場で今のスタイルを取り入れたい方におすすめの式場です。
出典:ホテル椿山荘東京
4.まとめ|モダンな「和婚」をテーマに二人らしい結婚式を叶えましょう!
「和婚」をテーマにしたアイデアの取り入れ方やおすすめの衣装、式場などを紹介してきました。
伝統的な「和」と、洗練された「モダン」の調和されたスタイルが新鮮として最注目されている人気テーマです。
日本ならではのウエディングテーマ「和婚」を、二人だからこそのアイデアやスタイルを見つけ、オリジナリティのある結婚式を叶えましょう!
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出典: ホテル雅叙園東京