結婚式でこだわって用意したウエディングブーケ。出来ることならそのまま残しておきたいですよね!自宅で吊り下げてドライフラワーにすることも出来ますが、せっかくならプロにお願いして特別感のある形で残したいもの。 最近は、生花ブーケを押し花やドライフラワーに加工して、結婚式後も永く楽しめるよう保存したアフターブーケが人気です。 結婚式のブーケを永遠に保存できる、アフターブーケについてご紹介します。 (文:桑田千寛)
目次
1. 結婚式の花を保存できる、アフターブーケって何?
アフターブーケは、生花を長期保存できるようにドライ加工を施したブーケのことです。
ブーケは結婚式当日の喜びや感動が宿った特別なものになりますが、生花の美しさを楽しめる期間は短く、結婚式後ごく早い時期に手放さなくてはなりません。アフターブーケは、そんな花嫁の気持ちに応えるべく生まれました。
“結婚式当日の気持ちをいつまでも振り返ることが出来るように”と思いを込めて、生花のブーケを押し花やドライフラワーにするサービスを行う専門ショップがあります。
手順としては、結婚式が終了した直後または翌日中、ブーケがなるべく元気なうちに箱に入れて送れば、希望に合わせて様々な加工をしてもらうことが出来ます。
大きな額縁やメモリアルボックスに、ブーケそのままの形を再現しても素敵ですし、ブーケをいくつかに分けて大切な方へプレゼントしても喜ばれます。また、新郎のブートニアや、結婚証明書を一緒に保存できるデザインタイプもありますよ!
2. 絵画のように飾れる押し花タイプ
押し花とは、生花の水分を抜いて平面上に乾燥させた花材のことです。結婚式のアフターブーケで押し花にする場合、生花を加工したのち額縁に入れて保存するため、絵画のように飾ることが出来ます。
専門ショップでは、花びらを1枚1枚丁寧に茎から外して乾燥させ、その後にブーケを忠実に再現すべく花びらを1枚ずつレイアウトします。
そうすると、花びらごとの動きや立体感を表現しやすくなり、花嫁から預かったブーケの持ち味を活かすことが出来ます。押し花の出来上がりは、ブーケを発送してから2~4か月後が目安となります。
♠平面押し花
押し花を平面上にレイアウトするタイプ。ウエディングブーケの押し花加工の中で最もポピュラーな製法です。
♠3D押し花
押し花加工をした花を立体的にレイアウトするタイプ。絵が浮き上がったような奥行き感が出来ます。
3. 生花の美しさを保つプリザーブドフラワー
ウエディングブーケをプリザーブドフラワーで作る花嫁もいますが、生花でブーケを作ったのち、プリザーブドフラワーに加工することも出来ます。生花のような瑞々しさと立体感を保ったまま永く楽しむことが出来ます。
プリザーブドフラワーは、生花を特別な薬剤で脱色したのち着色を行うため、発色が良いのが魅力。もちろん、元のウエディングブーケの色合いを再現してもらえるので、出来上がりで色調の違いが出ることを心配する必要はありません。
プリザーブドフラワーの出来上がりは、ブーケを発送してから2~4か月後が目安となります。
♠ボックスタイプ
大きなボックスは、ブーケそのもののデザインで残せる上、ブートニアを一緒に入れることが出来ます。小さめのボックスだとレイアウトが決まっている場合がありますが、まんべんなくブーケの花材を使ってもらうことは可能ですし、いくつかに分けることで花材を無駄にせず、贈り物にしても喜ばれますね。
♠ガラスタイプ
コロンとしたフォルムが可愛いドーム型、ウエディングベル型など形はいくつかあります。ガラスの形状によりレイアウトは基本おまかせとなります。使ってほしい花材については、オーダーの際に伝えておきましょう。
♠時計タイプ
文字盤の一部装飾として花材を取り付ける時計タイプ。使える花材の量に限りがありますので、希望花材はオーダーの際に伝えましょう。ふたりの新居と両家に1つずつ同じ時計を置いてもいいですね。
4. アレンジを楽しむドライフラワー
自然乾燥したドライフラワーは、くすんだアンティーク色が魅力的。ですが、専門ショップに依頼すると、プリザーブドフラワーほど発色の良さはないものの、着色を行わない分、自然な色と風合いを活かして、茶色く変色し過ぎないよう色調を保ってくれます。
加工は、花の輪郭を保ったまま乾燥剤に入れて、立体的な状態でドライフラワーに仕上げられます。ドライ加工したお花は、とっても繊細。1輪ずつ手作業で丁寧に乾燥剤を取り除いてから、花嫁から預かった時のブーケの形に再現したり、リースにアレンジしたり出来ます。
ドライフラワーのアフターブーケの出来上がりは、ブーケを発送してから2~5ヶ月後が目安となります。
♠ボックスタイプ
プリザーブドフラワーと同様に様々な大きさや色のボックスを選ぶことが出来ます。
♠リース
ブーケの花材を使ってリースにアレンジ!新居のインテリアとしても飾りやすいですね。
♠キャンドルアレンジ
グラスに透明なジェルと共に封印してキャンドルベースを作ったり、キャンドルそのものに混ぜてボタニカルキャンドルにしても素敵。
♠フラワーボトルライト
ガラス瓶にドライフラワーを入れて、上からライトで照らしたフラワーボトルライト。新居の素敵な空間演出にもなりますね。
5. まとめ|結婚式の後のふたりに、たくさんの勇気と癒しを
ウエディングブーケを結婚式のあとも残すことができたら、結婚式当日の感動や喜びなど、いつも幸せの余韻に浸れるのではないでしょうか。結婚後のふたりの日常生活の中で、たくさんの勇気と癒しを与えてくれることでしょう。
アフターブーケのサービスは、花嫁のブーケに限らず、両親贈呈用花束のアレンジもしてもらえます。その他、残しておきたいお花のアイテムがあれば、トキハナのオンラインプランナーに相談してみてくださいね!