結婚式の招待状は、ゲストをお招きする役目と同時に結婚式の詳しい情報をお届けするアイテム。
ふたりの結婚式の印象を最初に感じさせるアイテムでもあるため、こだわって選びたいですよね。
招待状発送までの流れや、オーダー・手作り・WEB招待状のそれぞれの特徴などをご紹介します。
(文:桑田千寛)
目次
1. 招待状はいつから準備すればいい?発送までの段取り
結婚式の招待状は、どのパターンでお送りするとしても、挙式日の2ヶ月前までにゲストの手元へ案内を届けます。
それまでに招待状を発送できるよう、段取りの確認をしていきましょう。
◾結婚式の4ヶ月前まで
✔招待客リストの作成
名前の漢字、住所に間違えがないよう正確に書き出しましょう。
その際、親族や来賓・友人など続柄で分けたり、夫婦、家族単位ごとに記入しておくと、招待状の必要部数の割り出しや出欠の確認をするのに便利です。
✔必要部数の確認
ゲストに連絡を取り、出欠の確認を行います。仕事の都合などにより予定未定のゲストについては、必要部数に加えておきます。
招待状は、1世帯1部。“招待客数=招待状部数”とはならないので注意が必要です。
新郎新婦別の必要部数と合計数を割り出しておきます。
✔結婚式のテーマやコンセプトの決定
ふたりの結婚式のテーマを具体的にイメージしておくと、招待状のデザインやその他ウェディングアイテムを選ぶ際に統一感を出すことが出来ます。
◾結婚式の3ヶ月前
✔デザインを決める
結婚式のテーマ―やイメージに合ったデザインにすると、ゲストにふたりの結婚式への期待感を膨らませることが出来ます。
✔文面タイプを決める
文面タイプは、差出人を誰にするかによって内容が変わります。
①新郎新婦の名前で出す
②親の名前(両家父または母のどちらか)で出す
③新郎新婦+親の連名で出す
最近は、新郎新婦の名前で出す人が多いですが、招待客に親族の割合が多い場合や親のゲストを多く招待している場合には、連名にすることもあります。
また、親族と来賓・友人別で文面を分けて送ることも出来ますので、両親にも相談をして決めると良いでしょう。
✔返信ハガキの宛先を決める
返信ハガキの宛先は、住まいが別々の場合には住所を分け、すでに新生活を共にしている場合にはまとめるなど、生活環境の都合に合わせて選ぶことが出来ます。
✔宛名書きをする
宛名書きは、自分たちで手書きをするか、プロに筆耕依頼をするか選ぶことが出来ます。
筆耕依頼の料金は1部200円~となり、依頼する場合は、招待状オーダーの際に招待客リストを併せて提出するとスムーズです。
招待状を既成デザインから選んでオーダーする場合、注文してから約1週間~10日で出来上がります。
前後のスケジュールを確認して2ヶ月前までに発送出来るよう進めましょう。
◾結婚式の2ヶ月前
✔招待状の発送
返信ハガキには63円、封筒は1部の重さを測った上で84円または94円の“寿切手(ことぶききって)”と呼ばれる慶事用の切手を貼って送ります。
手渡しをする際には封筒の切手は不要ですが、返信ハガキの切手は忘れないように貼りましょう。
✔投函の日柄
縁起を担ぐ意味で、「大安」や「友引」などの良い日柄の消印で発送することが好まれています。
招待状発送の際には、ポストに投函するのではなく、直接、郵便局の窓口で出すと消印がずれることがないため安心ですよ。
返信ハガキの期日は、結婚式の1ヶ月前頃の「大安」「友引」の日付に設定します。
この時期に正式な招待客数が決定しますので、結婚式の準備や打ち合わせも大詰めとなります。
2. オーダー招待状の特徴
既成デザインから選ぶ場合は、1部400~600円で作成できることがほとんど。
テーマや季節、テイスト、価格帯など好みに応じて幅広いデザインやカラーバリエーションから選べます。
招待状の他、席札、メニュー表、席次表などのペーパーアイテムも同一デザインでラインアップされていて、統一感のあるコーディネートにすることも。
もちろん、アイテム別にデザインを変えることも出来ますので、好みで組み合わせても良いですね。
その他、より自分たちらしさを表現したい新郎新婦は、デザイナーに依頼する方法も。ふたりが大切にしたいことやイメージを伝えて制作すれば、他にはないオリジナリティ感たっぷりの招待状が出来ます。
デザイナーに依頼する場合の料金は、依頼内容やデザイナーによって様々。既成デザインから選ぶ場合に比べると高くなりますが、満足度も上がりますよ。
3. 手作り招待状の特徴
手作りする場合は、パソコンやプリンタの環境があることが前提。チャレンジしやすいのは、手作りキットを利用する方法です。
手作りキットは10部単位で購入することが出来、1部当たり300円~と比較的安価で様々なデザインが選べます。
また手作りキットを購入した場合、特典としてテンプレートのダウンロードが出来るのも嬉しいポイント。
パソコンの利用に慣れていない新郎新婦でも、テンプレートの文章内容や挙式日、名前の変更を行うなどして簡単に編集利用することが出来ます。
手作りする場合には、以下のことに気をつけましょう。
✔文章の構成
文頭は「謹啓」に始まり、招待状を届ける時期の「時候の挨拶」を添えて、続いて文章内容を記載。文末は「敬具」で締めくくるのが慣わしです。
✔使ってはいけない表現
結婚式では、切れる、終わるなどの忌み言葉を避け、また句読点も利用しません。文章中の区切りでは、スペースを使ったり段落を変えたりなどして工夫しましょう。
✔日時の記入方法
挙式日に間違いがないよう記憶してもらうため、「曜日」を記入します。また、午前~午後をまたぐ時間帯の場合には、24時間表記をするとわかりやすいでしょう。
✔封筒の購入部数
プリンタの給紙方法など機能によって、封筒差出人の印刷に手間取ることも。宛名書きの書き損じ分も含めて必要部数+αの購入準備をおすすめします。
✔本文、封筒、返信ハガキ以外の内容物について
招待状には上記以外に「受付、乾杯、スピーチ、余興」など特別な依頼をするゲストへの付箋メッセージや、結婚式会場までの交通案内の地図を同封します。
付箋は、手作りキット購入の際に付属してくる場合や別途購入が必要な場合がありますので購入時に内容物の確認を。
交通案内の地図は、発送時期までに結婚式会場からもらいましょう。
4. WEB招待状の特徴
最近では、WEB招待状で結婚式の招待をするおふたりも増えています。
印刷代などのコストカットもできるほか、無料で作成できるツールもたくさんあります。また、ゲストの返答もそのままWEBで管理できるなど、多くのメリットがあるでしょう。
ただし、年配の方や親族に対しては、従来通り紙の招待状で送るべきという考えも。その場合は、ゲストに応じて、WEBと紙の2刀流にしておくと良いかもしれません。
注意しておきたいポイントとしては、手軽に作成できるがゆえ、定型フォーマットすぎてしまうとおふたりらしさが消えてしまうこと。
ほかの招待状と同様に、結婚式のこだわりや想いなどを乗せていけるよう、工夫していきましょう。
当日のドレスコードなどがあれば、その旨も伝えておけると良いですね。
5. まとめ|招待客のリストアップはお早めに
結婚式の申し込み手続きが完了したら、なるべく早い段階で招待客の情報をリストアップしておきましょう。
そうすると、ふたりの結婚式のテーマや表現したい雰囲気などこだわりたい部分についてゆっくりと時間を使うことが出来ますし、テーマに添った内容でその後の準備をスムーズに進めていくことが出来ますよ!
招待状準備を進める時期や、かかる費用などのポイントをおさえて比較検討した上、ふたりが楽しんで進められる方法を選んでくださいね。
トキハナで成約すると、元プランナーの個別サポート付き準備ノート他、限定特典が多数もらえる
結婚式場が決まっても、実際の打合せが始まるのは挙式の4ヶ月前。
それまではやることがないのに、いざ始まったらバタバタで準備は超特急で進みます。
「もっと早く準備を始めたかった」「結婚式の細かな情報を早く知りたかった」といった先輩花嫁の声がSNSでもよく見られます。
結婚式にこだわるなら打合せ前の準備が肝心!
そこでトキハナでは式場決定後すぐに準備を進めて結婚式にこだわれる特別なプログラムやサービスを用意。
トキハナメイト*なら、元プランナーの個別サポート付きで準備をオトクに楽しく進められます♪
*トキハナメイト:結婚式場をトキハナ経由でご成約された方。成約していない場合は有料(1.1万円)になります。
- トキハナメイトでできること|準備を進められる
-
「トキハナメイトノート」で結婚式のイメージがまとまる
「プランニングシート」で担当プランナーとの打合せがスムーズに始まる
「ワークショップ」&「オンライン個別相談」でプロに相談できる
「コンセプト診断」&「夫婦診断」で自分たちらしさがわかる
- トキハナメイトでできること|準備を手伝ってもらえる
-
「花嫁準備プログラム」でトップアーティストから学べる
「ふたりごとムービー」でパートナーの本音がわかり、ふたりの人生を考えるきっかけに
「AnyGift Wedding」で引出物は式後払い◎、未利用分は費用不要に
- トキハナメイトでできること|特典
-
「ドレスクーポン」でドレスが最大50%OFFに
「新生活応援サービス」がメイト優待でつかえる
式場決定後のサポートもあるのはトキハナだけ!
結婚式当日も、打合せの期間も、不安なく楽しみたい!という方はぜひ利用してみて下さいね。