結婚式で楽しみにされている新郎新婦の入場シーン。ゲストからは、「花嫁はどんなウエディングドレスで入場するんだろう?」「次はどんなふうに2人が登場するんだろう?」と、期待感も大きいだけに、入場シーンの演出が挙式や披露宴の盛り上がりを左右すると言われています。
そんな大切な結婚式のシーンで、どんな演出をすればゲストが喜んでくれるのでしょうか?
今回は、挙式入場編・披露宴入場編・披露宴再入場編の3編に分けてご紹介します。
(文:yerr0w)
目次
1. 挙式入場編:親子の絆や子どもの愛らしさで感動を届けて
挙式は神聖な時間。だからこそ、演出をしていいのかな?と思う方も多いですよね。
しかし、挙式らしい演出をすることで、新郎新婦や家族はもちろん、ゲストにとってもより感慨深い結婚式にパワーアップすることができます。
1-1.ウエディングベールダウン演出
出典:MAISON 8
ウエディングベールダウンとは、バージンロードを歩く直前もしくはチャペルの扉が開く前に、新婦のお母様より新婦がつけているフェイスベールを顔の前に下ろしてもらい、挙式へと送り出してもらう演出です。
※フェイスベールとは、ウエディングベールの顔にかかる部分のこと。
ウエディングベールは、邪悪なものから花嫁を守るものと言われており、母親におろしてもらうことで、育ててきた娘を送り出す母親からの最後の身支度となります。
母親から「幸せになってね」とベールに願いを込めて送り出され、花嫁も素直に「今までありがとう」と伝える事ができるでしょう。そんなシーンだからこそ、ゲストから見てもじわじわと感動が押し寄せます。
1-2.チャペル入場前ムービー
花嫁の入場前にムービーを流すことで、ゲストに花嫁がどんな人生を歩んできたのか、どんな親子の絆を紡いできたのかを伝える手段になります。挙式とは、親子や血縁関係のある人との結び付きをより感じる儀式であるため、事前に親子の関係性を知ってもらうには、映像が伝わりやすいですね。
映像には、花嫁の誕生から現在に至るまでの写真を使用します。新郎新婦をよく知らないゲストがいても、幼少時代のエピソードをメッセージとしてまとめてあるので、わかりやすく伝えることができます。
そういった映像が流れ、いざ花嫁と父親が入場すると、たった今見た内容が目の前の親子と重なり、感動的な花嫁の入場シーンになるのです。
1-3.ゲストの心をつかむ可愛いキッズゲスト
バージンロードを清める役として、子供達が花嫁のドレスに似た可愛いドレスに花冠を頭につけた姿で登場するといった演出。ゆっくりと歩きながら小さいかごやバスケットに沢山の花びらを持っていて、ふわっと投げる姿がとっても可愛いフラワーガール。
ゲストも思わず笑顔になりチャペルに和やかな雰囲気を届けてくれます。花嫁のバックベールを持つベールガールや、指輪を届けるリングボーイとして入場してもらうのも可愛いですよ。
2. 披露宴入場編:パーティの始まりはスペシャルなサプライズで!
挙式が感動的であればあるほど、披露宴のオープニングはがらりと雰囲気が変わります。せっかくなら、わくわくするような演出でゲストをもてなしたいもの。
次のようなサプライズで会場を盛り上げてみませんか!
2-1.予想外のところから入場!
司会者から、新郎新婦の入場アナウンスがあり、会場の扉に照らされたスポットライト。ゲストにはそこから入場すると思わせて、全然違う場所から登場!というびっくりする予想外の展開を作ってみるのはいかがでしょうか?
ガーデン付きの会場であれば、ガーデンから新郎新婦が入場するなど、会場の特徴によって様々なサプライズ入場ができるはずです。
2-2.大迫力!プロジェクションマッピング入場
会場の壁一面を使って、幻想的な映像を映し出す3Dプロジェクションマッピング。臨場感あふれる映像と音楽とともに、新郎新婦の思い出の写真やゲストと一緒に写っている写真を上映します。
入場前にゲストをワクワクさせる事間違いなし!3Dプロジェクションマッピング映像の中から新郎新婦が登場し、大歓声に包まれて披露宴がスタートするといったワクワクした演出もできますよ。
3. 披露宴再入場編:インパクトのある演出でゲストを飽きさせない
お色直しのために新郎新婦が中座する頃には、ゲストも美味しい料理とお酒で良い気分♪そんな中での新郎新婦再入場に、面白くインパクトのある演出を加えてみてはいかがでしょうか。ゲストを飽きさせない入場演出をご紹介します。
3-1.ゲストも参加!プロポーズブーケセレモニー
出典: MEDI
先に入場した新郎が、ゲストから花を一輪ずつ集めて最後に花嫁に渡すという、挙式でよく見かけるプロポーズブーケセレモニー。こちらを披露宴バージョンにして演出するのもおすすめです。
例えば、司会者に、「実は新郎は、新婦にきちんとプロポーズをしていません。今日この場とみなさまのお力を借りて、新郎にプロポーズをさせていただけないでしょうか?」などといったアナウンスをお願いしておきます。
新郎の気持ちを司会者が代弁する中、会場内のゲストに協力してもらいながら徐々に大きな花束が完成。できあがった花束を差し出して、新郎から新婦へサプライズのプロポーズを行います。何も知らなかった新婦の笑顔が最高に美しく輝き、会場の一体感を高める演出になるでしょう。
3-2.今も変わらず人気!カラードレスの色当てクイズを仕込んだ入場
花嫁が何色のカラードレスを着るか、ゲストの投票を募る演出です。受付にカラードレスの色あてクイズを置いておき、ゲストにあらかじめ名前を書いて投票をしてもらいます。
その答えは入場にて分かるというお楽しみが含まれた入場方法です。正解のカラーに投票していた方の中から抽選でプレゼントを渡すというプラスアルファの演出を加えれば、ゲストにも嬉も喜んでもらえるはずですよ!
4. まとめ|ここぞという演出に感動と驚きを!
出典: ザ・ジョージアンテラス
結婚式の準備が順調に進んでいる人も、演出だけは最後まで悩むものですよね。演出のすべてをインパクトがある内容にしてしまうと、一つひとつの魅力が薄れてしまうことに注意をして打ち合わせをしていきましょう。
もちろん、したい演出を全部取り入れると費用が膨れ上がるのは当然。2人でどんな入場のシーンがしたいかをよく話し合い、ゲストの心に残る素敵な入場シーンを見つけてくださいね。
また、結婚式場によって、できる入場演出とできない入場演出があります。入場演出についてもっと知りたいと思った方や、気になる方はトキハナLINEに聞いてみてください。
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