結婚式の日取りも決まって、いよいよ招待状の準備!でも、祝辞やスピーチ、余興のお願いってどうすればいいの?祝辞やスピーチをお願いしたい人は決まっているものの、主賓とは目上の方。
「いつ依頼に行くべき?」「スピーチや余興のお願いをして嫌がられないかな?」など様々なことが心配になりますよね。スピーチと余興を依頼する際のマナーをご紹介します。
(文:yerr0w)
1. 祝辞やスピーチは誰にお願いすればいいの?
結婚披露宴での祝辞は、勤めている会社の上司である場合が殆どですが、近年はウエディングスタイルも多様化。祝辞のシーンを作らないで結婚式を行う人もいます。その為、祝辞を必ず依頼しなければならないという決まりはありません。
しかし、ご家族からは、上司のスピーチを通じて、「会社での働きぶりや、社会人になってからはなかなか知ることの出来ない息子や娘の姿を知る事ができて嬉しい!」という声もあがっています。祝辞やスピーチをしていただける方がいるなら、一度検討してみてはいかがでしょうか。
♠勤務先の通例を確認しておこう
祝辞は披露宴のほぼ序盤で登場する為、緊張感のある演出です。だからこそ、新郎新婦にとってこの方にぜひお願いしたい!という人がいるはず。
しかし、会社の中で祝辞を依頼する通例などもあるかも知れません。当日の披露宴での席配置とも関係してくるので、まずは会社の直属の上司等に、通例の確認をしましょう。
♠声をかけすぎるのは要注意!
結婚式で、「恩師や友達にもスピーチや余興をしてもらいたい!」とたくさん声をかけてしまう前に、まずは当日の披露宴進行表をチェックしましょう。依頼しすぎた為に時間がとられてしまい、やりたかった別の演出ができなくなる場合もあります。
「その場の勢いで依頼してしまった」「頼んだつもりがちゃんと相手に伝わっていなかった」とヒヤヒヤする事もあります。自分たちの披露宴では、スピーチを何人にお願いするのか、余興が可能なのかを式場プランナーに確認することがマストです。
2. 依頼の方法、タイミング、お礼の一連マナー
事前のチェックができたら、依頼方法やタイミング、お礼などの一連のマナーについて確認していきましょう。
♠スピーチをお願いする方法と、タイミング
はじめに、依頼する主賓の方の元へ結婚することを報告しにいきましょう。この場合、招待状よりも前の早い時期に報告するのがマナーとなります。招待状の発送が結婚式の2ヶ月前ですから、万が一断られて別の方を探すリスクを考慮すると、結婚式の3ヶ月前を目安にお願いにいけるといいですね。
まずは、結婚式に出席していただきたいという気持ちと、主賓として出席をしていただけるかの承諾をもらいましょう。主賓の方のOKがでたら、招待状の中に改めて付箋で祝辞の依頼と、だいたいの時間設定等も合わせて手渡しをするのがベター。
できる限り早い段階に渡すことで、感謝の気持ちを伝えることもできますし、遅くなるほど、他の人に断られた代理かな?と思われてしまう場合もあるためです。主賓の方が遠方であれば、メールやSNSではなく、電話や手紙で連絡を取りましょう。
くれぐれも、事前に断りもなく招待状に祝辞依頼の付箋を同封して発送をすることのないように。日常、接点の少ない方には2人のプロフィールを添えて依頼するのが良いでしょう。
♠余興をお願いする方法と、タイミング
友人に余興をお願いする場合も、主賓のスピーチと同様に結婚式の3ヶ月前がベストです。友人が1人の場合は別として、何人かのグループで余興をしてもらう場合は、グループの中でリーダーシップのある友人に正式に声をかけるとスムーズです。
余興の持ち時間は何分ぐらいあるか、どのぐらいのスペースが利用できるか、余興に必要な設備を式場で借りられるか、など、あらかじめ式場スタッフに確認してからお願いすると、余興の内容を考えてもらいやすくなりますよ。
♠お礼の金額相場や渡し方
披露宴で祝辞のスピーチをしてくれた人に、言葉以上のお礼は必要なのでしょうか?という質問が多くあります。おすすめしているのは、祝辞を引き受けてくださった目上の方には、きちんとお礼を用意するのがマナー。
主賓としてスピーチをしてくださった際のお礼の相場は1万円以上です。会場までのお車代もプラスして用意しましょう。渡す際は披露宴が始まる前の受付にて、親御さんから主賓の方へ手渡しするのが一般的です。
友人にお願いしたスピーチや余興のお礼。相場は3000円から5000円と言われていますが、友人にお金は少し違うな・・と感じる人は物を贈っても大丈夫です。
手書きのメッセージを添えて準備し、引出物袋の中に事前に入れておいてもらえるように、会場スタッフに伝えておきましょう。金銭でお礼をする場合は、受付の係に預けておいて手渡してもらいます。
3. まとめ|お互いに気持ちよくその日を迎えるために
結婚式での祝辞やスピーチ、余興を依頼されたゲストは、時間をかけて2人の結婚式までに準備をしなければなりません。だからこそ新郎新婦自身も、祝辞やスピーチに関する情報を事前に調べ、依頼した後に失礼がないようにしましょう。
気持ちよく当日を迎えられるような工夫ができれば、最高の結婚式を迎えられるはずですよ。この他にも、こんな場合はどうすればいいの?と質問がある方は、トキハナのオンラインプランナーに気軽に相談してくださいね。