結婚式に招待されると嬉しいものですが、「久々に出席するんだけど…マナーってどうだっけ?」
という人も多いのでは?「初めてで何をどうすればいいのかわからない」という人もいることでしょう。
この記事では、ご祝儀や、式当日のマナーから、スピーチや受付、二次会幹事を頼まれた時の心がまえなど、
結婚式のお呼ばれマナーを全部まとめてご紹介します。(編集・文:トキハナ 編集部)
1.結婚式に招待されたら
初めての人も何回めかの人も、結婚式に招待されるとテンション上がりますよね!それもそのはず、結婚式に招待されるということは、新郎または新婦にとってあなたは“かけがえのない大切な存在”だということだから。
ある調査によると、結婚式の招待客人数の平均は49.8人。仮に新郎側と新婦側のゲストを半々とすると、あなたは厳選された約25人のうちの1人ということになります。
しかも結婚式の招待客人数は年々減少傾向にあるというから、ますます光栄なことですよね。
*出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2023首都圏版
そんな栄誉ある1人に選ばれたのだから、結婚式のマナーはきちんと押さえておきたいもの。まずは結婚式に出席するための準備から見ていきましょう。
1-1.いつまでに返信するもの?招待状のマナー
新郎新婦は招待状に同封する返信はがきで出席・欠席の人数を把握します。必ず返信することはもちろんですが、記載されている期限までに返信すればいい、は間違い。
招待状が届いたら2〜3日以内、遅くても1週間以内には返信するのが結婚式のマナーです。
返信はがきの書き方にもマナーがありますので、こちらの記事を参考にしてくださいね。
♦結婚式の招待状返信マナー【出席・欠席それぞれのメッセージ例付き】
1-2.相場はいくら?ご祝儀のマナー
結婚式に出席する際は、ご祝儀を持参します。ご祝儀の金額は新郎新婦との間柄で判断し、その金額に見合ったご祝儀袋に包み、さらに当日は袱紗(ふくさ)に包んで持参します。初めての人は「そんなことまで?!」と驚くかもしれませんが、結婚式場の受付で恥ずかしい思いをしないためにも、きちんと準備しておきましょう。
新郎新婦との間柄別のご祝儀相場は次の通り。
●友人・知人・会社の同僚など・・・3万円
●兄弟・姉妹・親族・・・5〜10万円
●夫婦で招待された場合・・・7万円
ご祝儀袋の選び方や書き方、式当日の受付作法などはこちらの記事をチェックしてください。
♦結婚式に参列する前に!ご祝儀の金額&準備、当日の受付マナーについて
1-3.ご祝儀とは別に贈るもの?結婚祝いのマナー
ご祝儀とは別に、何か結婚祝いをプレゼントしたいと考えている人も多いのでは。結婚式に出席する場合、結婚祝いを贈る時期としてベストなのは招待状が届いた頃です。
式の直前になると新郎新婦はバタバタしていますので、なるべく早く届けるのがマナーです。
また、結婚式に招待されたけど欠席する場合や、招待されていない場合の贈り方マナー、何を贈ると喜ばれるのかも気になりますよね。
そんな人はこちらの記事を参考にしてください。
♦結婚祝いを渡す時期と方法、相場・注意点など【結婚祝いのマナー】全解説!
1-4.出席できなくなったら…結婚式のキャンセルマナー
心から楽しみにしていても、さまざまな事情で結婚式に出席できなくなることはあります。そうなった時に知っておきたいのは、タイミングによってキャンセル方法が異なること。
結婚式1か月前まで・前日まで・当日のキャンセル方法とご祝儀の金額について、こちらの記事で詳しく解説しています。結婚式当日に祝電を打つのもおすすめですよ。
♦結婚式に出席できなくなったら…新郎新婦に失礼のないキャンセルマナー
♦「結婚式に出席できない!」そんなときは電報を送ろう◎電報のマナー・例文特集
2.結婚式当日までに覚えておきたいマナー
結婚式に出席するのが初めての人も、久しぶりの人も、式当日が近づくにつれて楽しみと同じぐらい緊張が高まってくるはず。
その緊張の原因は、慣れない場所でどう振る舞えばいいのかわからない…といった不安にあるかもしれません。
そんな不安を払拭するにはまず、結婚式場でのマナーを頭に入れておくと◎。
2-1.知っておきたい挨拶のマナー
普段の生活と結婚式当日の大きな違いは、挨拶する機会が多いことです。
結婚式場の受付に始まり、控え室で待機している時、披露宴の最中など、とにかく挨拶シーンが多い結婚式。
挨拶例を事前に頭に入れておけば、式当日の不安はぐんと軽くなります。
こちらの記事で挨拶マナーを頭に入れておきましょう。新郎新婦の親御さんとの接し方も参考にしてくださいね。
♦初めての結婚式参列でも安心!事前に知っておきたい挨拶マナー
2-2.テーブルマナー
披露宴の料理はフレンチのフルコースがほとんどです。カトラリーやナプキンの正しい使い方、ご存知でしょうか?
しかも結婚式では、披露宴の始まりに全員で乾杯をしたり、披露宴の最中にさまざまな演出が用意されているなど、普段レストランでフルコースを楽しむ時とは違うマナーが求められます。
こちらの記事で結婚式のテーブルマナーをおさらいしておきましょう。
2-3.立食パーティのマナー
結婚式の招待状に「立食パーティ」である旨が記載されていることがあります。披露宴よりもカジュアルな結婚式、いわゆる1.5次会や、ホテルなどフォーマルな会場で行う二次会も立食パーティがほとんどです。
立食パーティに初めて参加する人は、ビュッフェ料理の正しい楽しみ方や、スマートに振る舞うための4つのポイントなどを、こちらの記事で事前にチェックしておくと安心ですよ。
2-4.子供連れのお呼ばれマナー
小さな子供を結婚式に連れて行こうと考えているならまず、招待してくれた新郎新婦に確認を取ることを忘れずに。
「ぜひ一緒に来て!」と招待されたとしても、招待状の返信マナー、ご祝儀の金額、それに自分自身と子供の服装や持ち物など、準備することはたくさんあります。
こちらの記事でポイントや持ち物リストなどをご紹介していますので参考にしてくださいね。
♦子供連れの結婚式お呼ばれマナー。ご祝儀・服装・持ち物リスト付き
2-5.“新郎新婦の親”の心がまえ
新郎新婦は主役であると同時に、招待客をもてなすホスト役。同じように“新郎新婦の親“にとっても、集まってくださる招待客をもてなすという大事な務めがあります。
また式当日は親御さんにもゲストの注目が集まりますので、”新郎新婦の親“も主役であると言えるでしょう。
大役を完ぺきにこなすためにもまず、服装、お車代・心付け、親族への連絡、席次表のチェックなど準備を怠りなく。
また、式当日はあらゆる場面で挨拶をすることになります。こちらの記事で当日の挨拶シーンをシミュレーションしておくと安心ですよ。
♦結婚式の親の挨拶10シーン!当日まで&当日に親がすべきこと完全ガイド
3.新郎新婦に頼まれごとをされたら
披露宴のスピーチや受付などを依頼されたあなたは、新郎新婦にとって特別な存在。とても光栄に思うと同時に、大役を無事に果たせるかどうか不安にもなりますよね。
でも大丈夫!どの役目をこなすにしても、必要なのはほんの少しのマナーを守ることと、その場に居合わせた人々と一緒に新郎新婦の門出を祝福したい!という気持ちだけです。
3-1.友人代表スピーチ
友人代表によるスピーチは一般的に、新郎側1名・新婦側1名が行います。スピーチの時間は3〜4分程度と短いので、言いたいことが伝わるようにメモや手紙にまとめておくと良いでしょう。その際、結婚式でタブーとされる忌み言葉・重ね言葉や、暴露話は絶対NG。
迷った人はこちらの記事をチェックしてください。スピーチの構成や例文集、当日の流れなどをご紹介しています。
♦結婚式の友人代表スピーチを頼まれたとき!マナー解説&例文集
3-2.結婚式の受付係
ゲストが結婚式場に到着するとまず、式場スタッフはゲストを受付へご案内します。
この受付に、新郎新婦が依頼した“受付係”が待機していて、ゲストの対応をお任せすることになります。
結婚式の受付係の役目は、
①ご祝儀を預かって管理する
②芳名帳を完成させる
③ゲストを案内する
この3つです。
受付係は“新郎新婦側の人間”です。大勢のゲストに失礼のない態度を心がけましょう。
受付係にふさわしい服装マナーや、式当日の受付の流れと注意点などを、こちらの記事でチェックしておくと安心です。
♦結婚式の受付を頼まれた!服装・マナー・流れと注意点【会話例付き】
結婚式の受付係の役目は、ゲスト全員からご祝儀を預かって管理し、芳名帳に記入してもらって完成させ、ゲストを待合室や会場へ案内することです。
受付係であるあなたは“新郎新婦側の人間”。大勢のゲストに失礼のない態度を心がけましょう。
3-3.祝辞・乾杯の発声
披露宴で祝辞や乾杯の発声を行う人は、新郎または新婦の職場の上司や学生時代の恩師といった、新郎新婦にとって最も大切な招待客=主賓です。
そのため席次も、新郎新婦が座る高砂席に一番近い上席で、多くの会場では真っ先に主賓席に料理を運ぶよう教育されています。
つまり祝辞や乾杯の発声を依頼されたということは、あなたが結婚式の主賓であるということ。主賓らしい祝辞の基本構成や挨拶例を、こちらの記事で身につけておきましょう。
♦結婚式の祝辞を頼まれたら…「頼んでよかった!」と言われる主賓挨拶例
新郎か新婦どちらかの主賓による祝辞に続いて、もう一方の主賓が乾杯の発声を行います。乾杯の前にはもちろん祝辞を述べるわけですが、スピーチ続きで間延びしないよう、スマートな乾杯挨拶の方法をこの記事でチェックしてください。
♦結婚式の乾杯挨拶、どうするのがスマート?【例文・シミュレーション付き】
4.結婚式の二次会に招待されたら
最近の結婚式は少人数化が進んでいるため、結婚式には招待されていないけれど二次会のみ招待されたという人も多いのでは。
そのため新郎新婦も二次会で大勢のゲストに会えるのを楽しみにしています。新郎新婦に代わって二次会を主催する幹事さんも、出席する人も、新郎新婦がリラックスして心から楽しめる二次会にしてあげたいですよね!
4-1.二次会幹事を頼まれたら
二次会幹事の役目は、会場選び、幹事同士の打ち合わせ、準備、そして二次会当日の進行…と多岐にわたります。準備を念入りに進めていきましょう。
こちらの記事では会場選びのポイントや、幹事打ち合わせですること、準備などをご紹介しています。
♦【結婚式の二次会幹事】打ち合わせ・準備・注意点をまとめて解説!
4-2.二次会のみ参加する場合のマナー
結婚式とは違ってカジュアルなイメージが強い二次会。とはいえ服装1つとっても白系・アニマル柄・毛皮・全身黒NGといったマナーがあります。
また、二次会のみ参加する人は結婚祝いのプレゼントを持参したくなりますが、二次会当日に渡すのは控えるのがベターです。
二次会の準備をする前にぜひ、こちらの記事をチェックしてくださいね。
♦結婚式の二次会から参加するなら!二次会の出欠・会費・服装のマナー
5.まとめ|最低限のマナーを押さえて素晴らしい1日に!
招待状のマナーや服装、ご祝儀、キャンセルのマナーなど、結婚式に招待されたら押さえておきたいことをまとめました。
緊張しがちな人は当日の振る舞い方を頭に入れておきましょう。スピーチや受付、二次会幹事など、結婚式の大役を務めることになった人も、マナーがたくさんあって一見窮屈かもしれませんが、最低限のマナーを押さえておけばOK!
肝心なのは自分らしく、二人の門出をお祝いしたいという気持ちです。素晴らしい1日になりますように。
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