「高砂」「お車代」…これだけは把握しておきたい!意外と知らないウェディング用語をまとめてチェック!

人生で大きなイベントのひとつである結婚式。でもその機会は多くないからこそ、事前知識はあまりない場合がほとんどです。結婚式に参加したことがある方でもない方でも、自身の結婚式は後悔の無いよう知っておきたいはず。今回はウェディングの場面で使われる基本用語を一気にご紹介!ぜひ参考にしてください。(文:廣田伶愛)

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1. ウェディング用語その①形式・演出関連

・人前式

出典: トースト(TOAST)

人前式とはその名の通り、ゲストを立会人として参列者の前で結婚の誓いを立てる挙式スタイル。格式張った形ではなく、二人らしさを出しやすい、自由なスタイルが人気となっています。ゲストに参加してもらったり、親に感謝の気持ちを伝えたりといったオリジナルの演出をしやすいところが魅力です。

司会者が開式の辞を述べたあと、二人の結婚の誓いに移ります。この誓いにもオリジナルな演出がたくさん。「この言葉を入れたい」「こんなことを誓いたい」という二人ならではの希望を詰め込めるのが魅力的ですよね。

・キリスト教式

出典: アルカンシエルluxemariage大阪

教会にてキリスト教のしきたりに則り、神に結婚を誓う挙式スタイル。もしキリスト教式を希望されるなら、まず気を付けたいのはキリスト教の宗派について。
キリスト教は大きく分けて、カトリックとプロテスタントの2つの宗派に分かれており、それぞれ概要や結婚式に関するルールなども違います。きちんと調べて、会場のスタッフと打ち合わせをしておきましょう。

・1.5次会

出典: XEX日本橋

1.5次会の定義はさまざまありますが、一般的な結婚式との違いとして、必ずしも「ご祝儀制」ではないということが挙げられます。新郎新婦の二人が、招待するゲストの顔ぶれや招待人数、食事のスタイルなどによって、「祝儀制」or「会費制」を選びます。割合としては、会費制を選ぶ新郎新婦の方が多く、最近では1.5次会=会費制といったイメージも広まりつつあります。

また、2次会との違いは、1.5次会では挙式のセレモニーを取り入れることができること。スタイルもキリスト教式、人前式、神前式など会場によってさまざまで、一般的な結婚式ほど形式的ではなく、手順や流れを簡略化したプログラムで進行していきます。

・家族婚

出典: IWAI OMOTESANDO

家族や親族のみを招待する、だいたい20〜30人ほどの少人数の結婚式スタイル。比較的最近から普及し始めた、新しい結婚式スタイルです。

・中座

お色直しのために、新郎新婦が披露宴中に数十分ほど席を外すこと。その間に両家の親族同士で顔合わせをしたり、主賓の方や友人の方に挨拶回りをすることが多いです。

・お色直し

出典: THE KNOT DESIGN

“ウエディングドレスからカラードレスへ”、“和装から洋装へ”と現代ではこのように、結婚披露宴の途中で新郎新婦が衣装を着替えることを「お色直し」としています。衣装替えによってガラッと会場の雰囲気も変わりますし、多くのゲストがこの演出を楽しみにしてくれていますよね!
しかし「お色直し」は本来、和装の結婚式で、白一色の白無垢から色打掛に衣装を着替えることで、“相手の家に染まる”という意味をこめて行われているものでした。

2.ウェディング用語その② アイテム・お礼関連

・高砂(たかさご)

出典: アルカンシエル南青山

新郎新婦が座るメインテーブルのことで、最近は「高砂ソファ」を利用するカップルも増えています。

・イミテーションケーキ

イミテーションケーキとは、披露宴などで行われるケーキ入刀のために用意された作り物のケーキです。ナイフを入れる部分だけ本物の生ケーキで作られており、残りの部分は精巧に作られたイミテーションのケーキです。
セレモニーケーキとも言われ、3段ほどの高さがあり、見た目もとても華やかなケーキが多いです。

・芳名帳

結婚式に訪れたゲストが受付で書き込むブック形式のメッセージ帳のことで、芳名帳やゲストブックと呼ばれます。通常は名前と住所を記載頂くものですが、中には自由にコメントを書き込めるタイプのものもあります。

・お車代

結婚式は必ずしも自分たちが住んでいるエリアの近くで挙げるとは限りません。特に地方出身者同士が東京で社会人になってから知り合い結婚に至ったカップルであれば、親族や地元の友人を招く場合はどうしても遠方からの列席になってしまいますよね。

お車代とは、こういった場合にゲストが結婚式に来てくれる時にかかる交通費のお返し(負担)をすることを言います。

・お心付け

お世話になった方やこれからお世話になる方に向けて、チップのような感覚で感謝の気持ちを示すために付与する金銭のこと。

3. ウェディング用語その③衣装に関する用語

・白無垢(しろむく)

白無垢は清純無垢、つまり汚れのない純真な色である白一色の和装です。白の衣裳は室町時代末期より様々な式典や儀式に用いられてきました。

当時から白無垢の打掛は最も格の高い婚礼衣装として、一番身分の高い家庭の女性たちが着ていました。明治以降になると花嫁衣裳としてのみ白無垢を着るようになり、その清楚で凛としたたたずまいは今も花嫁の憧れです。

・色内掛(いろうちかけ)


出典: Wedding Coordinate Salon M・AI・M

白無垢と同格の礼装で、お色直しの際に白無垢から色打掛へ”相手の色に染まる”という意味を込めて着用されます。
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・カラードレス

出典: innocently

ウェディングドレスを着た後にお色直しとして着用するドレスのこと。会場全体の雰囲気をガラッと変えるため、自分達がイメージする空気感を演出できるカラーを選ぶのがポイントです。

・黒留袖(くろとめそで)

既婚女性が着用する着物の中で最も格式が高く、結婚式の場で母親の正礼装として着られる衣装。

・モーニングコート

男性の昼の礼装として最も格式が高く、結婚式の場で父親の正礼装として着られる衣装。

4. まとめ

今回取り上げた用語は、あくまでも一部です。イメージする結婚式を作り上げる上で必要な知識や用語が増えていき、結婚式を挙げるのが少し億劫に感じてしまうかもしれません。しかし冒頭部分でも述べたように、結婚式は人生の中で大きなイベントの一つ。準備の手厚さが式当日全体の満足度に影響してきます。準備期間も結婚式の一部として、楽しみながら進めていきたいですよね!

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