結婚式を華やかに、そして思い出深いものにしてくれる結婚式の演出。
ひとくちに演出といってもゲストや家族に参加してもらうものから会場の装飾、料理で取り入れるものなど、その種類はさまざま。
今回は、結婚式の準備を始める前に知っておきたい定番演出のまとめをジャンル別に5つご紹介します。
人気の演出を知って、より二人らしい演出へとアップデートしましょう!
(文:marco)
目次
1. 結婚式の演出①:会場に一体感が出て盛り上がる“ゲスト参加系”
1-1.挙式の演出
挙式演出の定番は、リングリレーとフラワーシャワー。リングリレーとは、新郎側と新婦側それぞれ1本ずつ用意したリボンに指輪を通し、後ろの座席のゲストから順に指輪を新郎新婦に届けていく演出で、新郎新婦の登場を待つ会場に一体感が生まれます。
挙式後に行うフラワーシャワーでは、花びらの代わりにリボンやバブルを使ったり、和の挙式であれば折り鶴シャワーにアレンジするなどといった楽しみ方も。
また、ゲストの前で結婚の誓いをたてる人前式は、ゲスト全員に立会人として参加してもらうことができます。挙式中の雰囲気も、チャペル挙式や神前挙式の厳かさとは違って和やかなので、緊張しがちな二人は要チェックですよ。
1-2.披露宴の演出
披露宴で特定のゲストに感謝を伝えたい!という人は、サンクスバイトの演出がおすすめ。学生時代の恩師や友人など、新郎新婦がお世話になった人にウェディングケーキを食べてもらう演出で、ありがとうの気持ちを込めて新郎新婦からケーキを一口サーブします。
また、式当日と誕生日が近いゲストに新郎新婦からプレゼントを渡す方も!
ウエディングケーキの中にあらかじめドラジェというお菓子をいくつか入れておき、ドラジェ入りケーキがサーブされたゲストに幸福が訪れるといわれるラッキードラジェなどもあります。
このように、ゲスト参加系演出は一体感が生まれ結婚式が盛り上がりやすく、ゲストも新郎新婦と一緒に感動できるのがメリットです。
2. 結婚式の演出②:二人好みのコーディネートが楽しめる!“装飾系”
演出の中でも取り入れやすいのが、会場の装飾をコーディネートする演出。代表的なものは、ゲストが待ち時間を過ごすウェルカムスペースの飾り付けで、手作りのウェルカムボードやフェルトやクレイで作ったフェイクケーキなど、DIYしたアイテムを飾ります。
また、ゲストの視線が集まるメインテーブルやゲストテーブルもこだわりどころ。結婚式のテーマや披露宴会場の雰囲気に合わせて装花や小物をあしらうほか、ゲストテーブルに手作りした席札やメッセージカード、メニュー表などをセッティングしておくと、おもてなし度もアップしますよ。
さらに、会場によっては結婚式当日の館内やフロアを丸ごと貸し切れる場合も。披露宴会場はもちろん、ゲストを迎えるエントランスから挙式会場、化粧室まで会場全体をふたりの好みのテイストで自由にコーディネートできます。
結婚式のDIYを楽しみたい方は、装飾系の演出をより多く取り入れるといいですよ!
3. 結婚式の演出③:和やかでアットホームな雰囲気になる “余興系”
結婚式の余興は、新郎新婦と仲の良いゲストが歌やダンスを披露したり、感動的な自作のムービーを流したりと内容はさまざま。
だから、どんな余興をしようかな?と二人で考える時間も楽しいはず!例えば、堅苦しい雰囲気になりがちなスピーチも、ゲストの間でインタビューをつなげていくスピーチリレーにすると、余興のひとつとしてゲストにも楽しんでもらうことができます。
そのほか、芸能人からのビデオレターやパフォーマンスをしてもらう演出もあり、こちらは余興で「ゲストに負担をかけたくない」という人にもおすすめです。余興系の演出は二人だけでなく、ゲストやプランナーなどたくさんの人と相談するほど、他にないオリジナルのアイデアが生まれますよ!
4. 結婚式の演出④:五感で料理を楽しめる“料理系”
料理演出の定番といえばデザートビュッフェ。スイーツが好きなだけ食べられるとあって、とくに女性ゲストに喜ばれる演出です。
そのほか、シェフによる料理説明、会場内でメイン料理を焼き上げるフランベや、ゲストの目の前で燻製を仕上げる演出は、料理自体が演出となり臨場感を楽しめるのが魅力。
また、カラードリップケーキは、新郎新婦が一緒にウェディングケーキに色のついたソースをかけていく演出で、ウェディングケーキ入刀の代わりに“初めての共同作業”として取り入れる新郎新婦も。
料理演出にこだわりたい場合は、料理の工程やライブ感が楽しめるオープンキッチンが併設された会場を選ぶのもおすすめです。
5. 結婚式の演出⑤:両親や兄弟と感動をシェアできる “家族参加系”
二人のことを一番近くで見守ってくれた家族に参加してもらう結婚式の演出。挙式では、母親による花嫁のベールダウンや、バージンロードを父娘で歩く演出がよく知られていますよね。
披露宴ではファーストバイトをアレンジした演出として、生まれて初めてご飯を食べさせてくれた母親が、子育ての仕上げとしてケーキを食べさせるラストバイト、また両家の両親に登場してもらいケーキを食べさせあってもらうお手本バイトがあります。
披露宴の最後に行われる両親への記念品贈呈も演出のひとつです。このように結婚式では、新郎新婦の両親にスポットライトが当たる演出が多いので、お色直し退場のエスコート役には両親ではなく、兄弟や祖父母を指名する人も多いです。
結婚式のあらゆるシーンで、家族一人ひとりと感動をシェアできそうですね。
6. まとめ|結婚式の演出は、二人の理想に合わせてバランス良く取り入れて
このように演出には様々な方法がありますが、結婚式のテーマや雰囲気にあわせて二人のオリジナルアレンジを楽しみましょう!二人の理想とする結婚式が、「堅苦しくないにぎやかな結婚式」ならゲスト参加型や余興を多く取り入れると良いでしょう。「料理を楽しむシンプルな披露宴」が理想なら、料理系演出をメインにしたりすることもできますね。
「理想のイメージがまだはっきりしなくて…」「最近はどんな演出が喜ばれるの?」など、結婚式のプロの意見が聞きたい方は、トキハナのオンラインプランナーを頼ってくださいね。