結婚式において大切な役割をもつムービー。ムービーを上映することで、結婚式のゲストに感謝の気持ちを伝えたり、それぞれのゲストに新郎新婦のことをより深く知ってもらうことができます。 最近では結婚式のさまざまなアイテムをDIYする人も多く、ムービーを自作するという人も少なくありません。結婚式のムービーを自作する際の注意点についてまとめました。(文:えりか)
目次
1. 結婚式のムービーを自作する前に気を付けたいこと
結婚式のムービーを自作する前に、スケジュールを逆算して確認しておきましょう。映像の編集に慣れている人なら別ですが、ソフトやアプリの操作に慣れるだけでも予想以上に時間がかかります。
また、意外と手間取るのが、写真の選定とスキャンです。幼いころの写真などは実家にあるという人も多いのではないでしょうか。
とくに実家を離れて暮らしている人は要注意です。結婚式までにいつ写真を取りに帰れるか、帰る時間がなければ送ってもらえるのかを確認しておきましょう。
♦結婚式のムービーを自作するメリットとデメリットについて詳しく!
2. 16:9?それとも4:3?結婚式場のスクリーンのサイズを確認しよう
結婚式のムービーを自作するうえで結婚式場に確認しておきたいのがスクリーンのサイズ(アスペクト比)です。
普段見ているデジタル放送のテレビ映像のサイズは16:9がほとんどですが、地デジが普及する前の映像のサイズは4:3が主流でした。そのため、スクリーンが16:9の会場と、4:3の会場があります。
自分たちの結婚式場のスクリーンがどちらのサイズなのかを確認し、それに合わせてムービーを作成しましょう。ムービーのサイズはほとんどのソフトやアプリで選択が可能です。
3. ゲストが楽しく、飽きずにムービーを見られる上映時間は?
結婚式のムービーを自作する上で重要なのが、完成したムービーの上映時間です。ムービーを自作すると、制作会社に依頼する際のように写真の枚数制限はありません。
思い出の写真を数枚に絞り込むのは大変な作業ですが、写真をたくさん使ったらムービーの上映時間が10分を超えた…なんてことにならないよう心がけましょう。
ゲストが楽しく、飽きずにムービーを見られる時間は3~5分。楽曲一曲分に収まるようにすると見やすいです。プロが作る場合は、飽きずに見せられるようアニメーション効果や動画を駆使するため5分以上のムービーになることもあります。
しかし、同じような仕上がりをイメージして時間を延ばすと、間延びしたムービーになりがちです。
4. プロフィールムービーの構成と長さは、1:1:1.5がベスト
結婚式のムービーで手作りする人が多いものといえば「プロフィールムービー」。ふたりのことを知ることができる、定番のムービーですよね。
プロフィールムービーの場合、「新郎の生い立ち→新婦の生い立ち→ふたりの馴れ初め」という3部構成が多くなっています。それぞれのパートを同じくらいの時間にすることで間延び感を減らすことが可能です。
さらに強弱をつけたければ、それぞれのパートの長さが1:1:1.5になるよう構成すると良いでしょう。プロフィールムービーに使用する楽曲は、3部に分けられるかという点も考慮して選ぶのがおすすめです。
出典:トキハナ | BNEXT
5. 結婚式場への納品形式は?最終チェックではこんなことにも要注意!
自作ムービーが完成しても、まだ安心はできません。必ずテストを行います。というのも、自作したムービーは、データが特定の環境に依存している場合があるからです。
つまり、作ったパソコンでしか再生できない…ということもあるのです。ムービーが完成したら、必ず他のデバイスで再生確認を行いましょう。
例えば結婚式場から「DVDで納品するように」と指示があったら、パソコンでDVDを作成したあとに、自宅のDVDプレイヤーで再生ができるか確かめます。できれば何種類かのデバイスで確認すると良いですね。
結婚式場から「データ形式で納品するように」と指示があった場合は、スマホやパソコンで確認を行ってください。いくつかのデバイスで再生できることが確認できたら、結婚式場の映像機器でも確認をさせてもらいましょう。
その際に必ず、文字や写真が欠けていないかという点も注意してチェックしてみてくださいね。ソフトやアプリによっては画面いっぱいに文字を配置できるものもあります。実際にテレビやスクリーンに映してみたら文字の端が欠けている…というミスもよく起こります。
6. まとめ|多くのゲストが楽しみにしている結婚式ムービーだからこそ
ムービーは今や結婚式において定番の演出ですが、ムービー演出をする・しないの選択は二人の自由。
ですが、とくにプロフィールムービーは新郎新婦がそれぞれ招いたゲストにパートナーの人となりを紹介できる絶好の機会。楽しみにしている人も多くいるはずです。
また、予算の面から自作を検討している人も多いのではないでしょうか。ムービーの作成は後回しにしがちなものですが、上記を参考に、スケジュールに余裕をもって進めてみてください。
自作してみたけど時間が足りない。やっぱりプロに頼りたい…など、結婚式のムービー制作で何か困ったことがある方は、トキハナのオンラインプランナーにご相談ください。