多くの花嫁さんにとってお色直しの衣装を選ぶのは楽しみのひとつかと思います。
最近はいろいろな挙式・披露宴スタイルを選択する新郎新婦が増えており、お色直しをしないという選択をするカップルも!
時代の流れと共に結婚式の形が変化する中でも、最高の結婚式したい!と考える花嫁さんたちにぜひ知ってほしい“お色直し”についてご紹介します。
(文:片山 侑貴)
目次
1. 結婚式の“お色直し”とは?
1-1. “お色直し”の意味
“ウエディングドレスからカラードレスへ”、“和装から洋装へ”と現代ではこのように、結婚披露宴の途中で新郎新婦が衣装を着替えることを「お色直し」としています。
衣装替えによってガラッと会場の雰囲気も変わりますし、多くのゲストがこの演出を楽しみにしてくれていますよね!
しかし「お色直し」は本来、和装の結婚式で、白一色の白無垢から色打掛に衣装を着替えることで、“相手の家に染まる”という意味をこめて行われているものでした。
出典: THE KNOT DESIGN
1-2. “お色直し”が必要な理由
お色直しが必要な理由は、以下の3つです。
- お色直しが必要な理由
-
新郎新婦が息抜きができる。
ゲストが休憩できる。
退屈しない結婚式になる。
大勢のゲストに見られて、いつもとは違う緊張感があるのが結婚式。結婚式の中座で一息つくことができる時間があるのとないのとでは、全く違います。特に、新婦はウエディングドレスを着ていて気軽にトイレに行くことができないため、お色直しの時間を活用します。
また、ゲスト側も挙式中は席を立ちにくいと感じる人が多く、お色直しの時間は重要。この時間にゆっくり食事をしたり、友人同士での会話を楽しんだり、メイク直しや喫煙タイムにもなります。
さらに、お色直しで新しい衣装に着替えた姿を見るのは、ゲストの楽しみの一つ。お色直しによって、結婚式にメリハリが生まれ、退屈しない結婚式になります。
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2.“お色直し”は何回する?
2-1. これまでの“お色直し”事情
バブル時代と呼ばれていた1980年代後半では、お色直しは2~3回行われることは珍しくありませんでした。
結婚式に参加されたことのある方でしたらイメージが沸くかと思いますが、ご想像通り2回以上のお色直しをするとなると中座の時間がとても長く、ゲストをかなり待たせてしまうことに……。
この時代はいわゆる「派手婚」がトレンドだったので、ゲストの理解がありました。しかし、近年では“ゲストも楽しめる結婚式にしたい”という「おもてなし婚」へトレンドが変化しています。
2回以上のお色直しを行う場合はそれなりの工夫をしないと、ゲストの満足度を高めるのはハードルが高いことかもしれません。
2-2. 最近の“お色直し”事情
結婚情報誌「ゼクシィ」が行った『結婚トレンド調査2020』によると、挙式・披露パーティで花嫁が着用した衣裳総数は“2着”、つまりお色直し1回と答えた方が63.6%と最も高い結果に。(首都圏)
しかし、驚くべきことに、最近では1回もお色直しをしない新郎新婦も増えています♪
ゲストに楽しんでもらえる結婚式にしたいという思いが強かったり、親族のみの少人数で行う結婚式を挙げるカップルも増えていたりするので、お色直しは必要ないと考える方が多いようです。
また、費用をできるだけ抑えたいカップルにとってもこれはぴったりなスタイルですね!
▶結婚式の費用を安くするコツ|費用の平均と見積もりのポイント
3. “お色直し”のポイントは?
3-1. お色直しの時間を短縮しよう!
まず知っておかなければならないお色直しにかかる時間について。会場によって多少の差はあるかとは思いますが、おおよそ下記の通りとなります。
*洋装(ドレス)→洋装(ドレス):約15~20分
*和装→和装:約20~30分
*和装→洋装(ドレス):約20~30分
*洋装(ドレス)→和装:約30~40分
やはり、最も短時間でできるのは、「洋装(ドレス)→洋装(ドレス)」へのお色直しです。
ヘアスタイルも大きく変わらない上、和装のように着こむ下着も多くなく、着替えるのは比較的簡単です。
対して、和装への御着替えは非常に時間がかかります。したがって、和装とドレスの両方を着る場合は、「和装→洋装(ドレス)」の順番がおすすめ。
このように、お色直しのポイントは、「いかに時間を短縮できるか」であり、ゲストを退屈させない工夫が必要になります。
▶結婚式は【和装or洋装】どっち?メリット・デメリットや挙式スタイルとの相性を解説!
3-2. ゲストへの配慮を忘れずに!
お色直しの回数に限らず、ゲストにも十分楽しんでもらいたいという思いは、きっとみなさん一緒のはず。
この時間に両家のご両親が各テーブルにご挨拶にまわられることが多いので、ある程度の時間は必要だと言えます。ただ、20分を越えてくると長さを感じてくるので、こんな演出はいかがでしょうか?
① ムービーを流す
食事をしたりする時間も考えて、5分弱くらいのプロフィールムービーやゲストへのメッセージムービーを流すのが定番演出の1つです。
② シェフの実演などの料理演出
料理を楽しみにしてくれているゲストは多いので、その満足度をさらに高めるための演出は喜ばれます。ゲストの目の前でローストビーフなどを切り分けてサーブするカービングサービスや、フランベサービスなどは盛り上がりますよ!
③ ゲストによるウェディングケーキデコレーション
ウェディングケーキの最後の盛り付けをゲストに行ってもらうというもの。写真映えもしますし、かなり盛り上がります。お色直しが20分以上となりそうな場合はこのように、ゲスト参加型の演出を組み込むと待ち時間を感じにくくすることができますよ!
4. おすすめの“お色直し”衣装♡
【カラードレス】黒×花柄のオトナっぽコーデ♡
シルクドレス全体に大人っぽい花の絵がプリントされていて、エレガントな雰囲気になっています。
端に花びらがついたオーバーチュールスカートのデザインも特徴的です。
【カラードレス】繊細レースとグラデーションが美しい♡
出典: Fairy Bridal
爽やかなグラデーションカラーに小花を散りばめたプリンセスドレスです。グラデーションカラーの美しさにうっとりしてしまいます。
グリッターが煌めくスカラップのスカートが華やかさを演出します。
【和装】凛とした姿にうっとり♡
出典: La Reine
アンティークなスモーキーピンクがノスタルジックな着こなしも楽しめる色打掛。
菊文様のデザインは丸みがあり愛らしく大人のかわいらしさを感じさせるデザイン。
5. まとめ
自分たちのことだけでなく、ゲストのことも考えて進めなくてはならない結婚式の準備はなかなか大変なもの…。でもこの日の主役は新郎新婦です!後悔が残ることのないように、ぜひいろんなアイディアを参考にしながらお色直しについても考えてみてくださいね!
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