結婚式のために何カ月もかけて色んな準備を進めていきますが、その中でも特に大切な日が「ヘアメイクリハーサル日」です。 当日、花嫁に綺麗の魔法をかけてくれる“ヘアメイク”は絶対妥協したくないポイントだからこそ、何をどうしたらよいのかと気になっている方も多いはず!「でもまだまだ先だし…」と、ただその日を待っているだけではいけません! 実は今すぐにでも始められることが色々とあるのです。(文:片山 侑貴)
1. 結婚式のヘアメイクリハーサルとは?
ヘアメイクリハーサルは結婚式の1か月前ごろに行われるもので、当日に行う予定のヘアスタイルとメイクを実際に試してみる日です。この日は2時間ぐらいの時間をかけて、当日担当してくれるヘアメイクさんが行ってくれます。
結婚式の準備スケジュールにもとから組み込まれていることが多いのですが、やるかやらないかは任意。というのも、別途料金がかかるもので、ヘア・メイクの両方をお色直しも含めた2スタイル行った場合、約2万円~4万円ほどかかります。(会場や依頼先によって変わります)
2. 多くの花嫁さんがリハーサルをやる理由
数万円となかなかのお値段ですし、オプションという形のものになるのですが、ほとんどの花嫁さんがリハーサルを行っている理由は、本番、理想の花嫁姿で安心して思いっきり楽しむことができるから。
出典: 【結婚式事例紹介】Q.E.D.CLUBで叶えた自分たちらしい結婚式(準備編)
他にも、敏感肌なので当日使う化粧品類を事前に試しておきたいという花嫁さんの声もありました。
絶対妥協できないヘアメイクですが、挙式から披露宴へのチェンジ時間は5~10分、披露宴のお色直しは20分くらいと分刻みのスケジュールで、想像以上に時間がありません。この限られた時間内でいかに理想の花嫁姿に仕上げるかを考えると、多くの花嫁さんがリハーサルを行う理由にも納得です。
でもやっぱりできるだけ費用を押さえたいな…という方は1スタイルだけにしたり、ヘアかメイクのどちらかだけやるというのもおすすめです!
♦費用をできるだけ押さえたい方は、ヘアメイクの「打ち合わせ」という選択もできますよ!
3. ヘアメイクリハーサルの事前準備
プロがやってくれるし、リハーサルだからと何の準備もしないで行くのはNG。この日1日でしっかり自分のなりたいイメージを伝え、満足できる花嫁姿を完成させられるのがベストな状態◎そのためにはリハーサル日に向けての事前準備が重要となります!
①ヘアメイクチェンジの回数を決める
挙式・披露宴会場入場時・お色直し・2次会と全部で4回あるヘアメイクを変えるタイミングの中から、どのタイミングでヘアチェンジ行うかを確定させます。
②各ヘアメイクで“なりたい自分”のイメージを決める
まずはどんなイメージに仕上げて欲しいのかを決めます。同じドレスでもヘアメイクによって大きく印象が変わるので、SNSや雑誌を見比べてみましょう。
♦なかなかイメージが決まらない…そんなときはヘアメイクの基本パターンをチェック!
③使う小物の写真を準備する
リハーサル時に実際に使う小物があるのがベストですが、小物もレンタルする場合は持ち出せないことが多いです。
なので小物選びの際リハーサルの事も考えて、物撮りだけでなく、サイズ感が分かるように頭に乗せたときの写真など色々なパターンを撮影しておきましょう。また当日生花を使う場合は、造花を準備して持参するのが◎
④“なりたい自分”の写真を用意する
1~3をベースに、リハーサル時に担当の方へ見せる写真を用意します。スマートフォンで見せるよりも、カラー印刷してクリアブック等に挟んでお渡しできる形にしておくのがおすすめ!このとき、“こうなりたくない”NG画像も一緒に持参するとより伝わりやすくなりますよ!
4. 上手なヘアメイクのオーダー法
✔「抽象的」な表現ではなく、「具体的」に伝える
例えば、「挙式は清楚な感じで、お色直しでは華やかに」という表現は避けた方がよいです。これだけでは人によって捉え方が違ってくるからです。言葉よりも実際に見せるのが◎結婚雑誌の切り抜きや画像を見せながら説明していきましょう。
✔コンプレックスに思っている箇所の対策を相談してみる
顔のそばかすや背中のニキビ跡を隠したい、鼻が低いのがコンプレックス…というお悩みをお持ちの方もいるかと思います。自分では難しくてもプロの力で改善できる可能性もあるので、遠慮なく一度相談してみましょう!
5. リハーサル日の持ち物
先輩花嫁さんたちの意見を参考に、リハーサル日に持って行ってよかった!というものをリストアップしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
✔当日に着るドレス写真
会場側からメイク担当者に事前に渡されている場合もありますが、それぞれ前後2カットくらいですし、外注の場合は写真の共有はありませんので自分で準備しておくのがベスト。色んな角度から撮影した写真を持参してくださいね!
✔会場・ブーケ・装花のイメージ写真
これらとのバランスのとれたヘアメイクにするために、プロの目で客観的にみて判断してもらうことも大切です。
✔“なりたい自分”のイメージ写真
上記で準備したファイルも忘れずに持参してくださいね!
✔小物
使いたい小物、もしくはその写真・画像も持参します。
✔カメラ
スマートフォンでも十分です。
✔いつも使っているメイク道具
ファンデーションが肌に合わない…なんてこともなくはないので、普段使っているメイク道具などを持って行くと安心です。万が一そうなってしまった場合でも、それらを使ってプロにメイクしてもらったリハーサルができます。
6. まとめ
結婚式を最高の1日にできるかどうかの鍵を握っているこの日、どれだけ“なりたい自分”を完成させられるかがポイント!当日自信を持ってカメラに向かえるように、しっかり事前準備をしてくださいね◎