パートナーとの入籍が決まり、両親への挨拶も終わったはいいものの、まだ職場への結婚報告を済ませられていない方へ。 「職場への結婚報告はいつ、誰に、どのようにするの?」「失礼のない結婚報告って?」と、様々なことが不安になりますよね。 今回の記事では、そのまま使える例文付きで【職場への結婚報告】の方法をご紹介します。 結婚報告をする理由から、結婚報告の順番・例文・注意ポイントなどを解説します。 (文:Natsumi)
目次
【職場への結婚報告】が必要な理由
職場側が配慮しやすくなる
結婚をしているという事実を職場が知っていることで、職場側が配慮できることが多々あります。
新婚旅行で必要な長期休暇や結婚式の打ち合わせのための休暇を取るときに、こころよく承諾してくれたり、今後のキャリアプランを踏まえた配属にしてくれたりする可能性があります。
必要な社内手続きがある
結婚後も同じ会社で働くか、退職するかで必要な手続きが異なります。
結婚後も同じ会社で働く人(正社員)
入籍後に以下の手続きが必要です。
・結婚届(身上移動届)を提出
・住所変更届を提出
・通勤区間変更手続き
・給与振込口座の変更手続き
・福利厚生の確認と手続き
結婚を期に退職し、転職活動する人
3ヶ月前をめどに退職届を提出した後、以下必要書類を受け取ります。
・雇用保険被保険者証(転職先へ提出)
・健康保険被保険者資格喪失証明書
・退職証明書
・離職票*
・源泉徴収票(後日自宅へ郵送が一般的)
離職票が届いたらすぐハローワークで失業給付の手続きを。
扶養に入らない場合は国民健康保険や国民年金第1号の加入手続き、年内に転職先が決まらなければ税務署での確定申告が必要です。
【職場への結婚報告】は「いつ」「誰に」するの?
「いつ」入籍する3〜6ヶ月前
入籍する3〜6ヶ月前を目安に、職場へ結婚報告をしましょう。
基本的に、結婚式の招待状は結婚式の2〜3か月前に送ります。
結婚報告が遅れると、結婚式に呼びたい上司や同僚の都合がつかない可能性が考えられますので、気を付けましょう。
また、結婚後に働き続ける場合、例えば新姓で働くか旧姓で働くかによって必要な手続きが異なります。
新姓で働く場合は、メールアドレスの変更、社員証や名刺の変更などの細かい社内手続きが必要になります。
「誰に」上司・先輩・同僚
結婚報告の順番は、以下のとおりです。
①直属の上司
②上司の上司
③同じ部署の先輩
④同じ部署の同僚
⑤他部署の方々
まずは最初に、直属の上司に報告をしましょう。
先に同僚に結婚報告をしたくなるかもしれませんが、人づてで上司に伝えてしまうのは失礼ですので、気を付けましょう。
直属の上司の次に結婚報告をするタイミングや方法については、直属の上司に相談してもよいですし、職場で結婚をしている方にどのように結婚報告を済ませたか聞いてみてもよいですね。
【職場への結婚報告】は「どうやって」するの?
基本例文①上司
- 結婚報告で「上司」に伝える内容
-
今後の働き方について
名字の変更について
結婚式の予定について
長期休暇の希望について
(引っ越しをする場合)住所の変更について
私事で恐縮ですが、結婚をすることになりました。
➥結婚報告は個人的な話になります。ビジネスの場にプライベートな話を持ち込む前のクッション言葉として、「私事で恐縮ですが」とひとこと添えるとgood。
入籍後は、姓が○○に変わります。
➥メールアドレスや名刺、ネームプレートの変更が必要になるため、結婚を機に名字を変更する場合は忘れずに伝えましょう。
来年の〇月△日に××ホテルにて結婚式を執り行う予定なのですが、ご都合よろしければ、ぜひ○○部長にもご列席いただけたらと考えております。
詳細については、後日改めて招待状をお渡しします。
➥スケジュール調整もありますので、結婚式の予定や招待の有無について明確にしましょう。
また、新婚旅行のため、〇月に◇日間の休暇をいただきたいと思っております。
ご迷惑おかけしますが、何卒よろしくお願いします。
➥突然の長期休暇は会社に迷惑がかかる可能性があります。結婚式や新婚旅行にともなう長期休暇の意思は、前もって伝えましょう。
結婚後も仕事は続けていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
➥今後の働き方によって職場の対応も変わります。結婚を機に退職する場合は、遅くても3か月前に退職の旨を伝えましょう。
応用例文:スピーチをお願いする場合
「大変恐縮ですが、主賓として祝辞も頂戴できればと思っております。
ご検討いただけますと幸いです。」
応用例文:結婚式に招待しない場合
「結婚式は、親族のみで行う予定となっています。」
応用例文:結婚式を行わない場合
「挙式の予定はなく、〇月に入籍だけするつもりです。」
基本例文②同僚
- 結婚報告で「同僚」に伝える内容
-
今後の働き方について
名字の変更について
結婚式の予定について
私事で恐縮ですが、結婚をすることになりました。
入籍後は、姓が○○に変わります。
来年の○月△日に、××ホテルにて結婚式を挙げる予定なのです。
ご都合よろしければ○○さんにもご出席いただきたいと思っています。
詳細については、後日改めて招待状をお渡しします。
結婚後も仕事は続けていきますので、引き続きよろしくお願いします。
【職場への結婚報告】で注意する2つのポイント
ポイント①タイミングを間違えない
結婚はプライベートな話になるため、基本的に結婚報告は「就業時間外」にしましょう。
始業前や終業後、お昼休みなどの時間を選んで、面談のアポイントを取っておくことがおすすめ。
もし、上司や先輩と1on1といった面談できるタイミングがあるのであれば、就業時間内に結婚報告をしてもよいです。
直属の上司に結婚の報告をしたあと、朝礼などで結婚報告の時間を設けてくれる可能性や、直属の上司が上の人に報告してくれる可能性もありますので、指示があれば従いましょう。
ポイント②できれば口頭で伝える
基本的に、自分の口で本人に伝えるのがベスト!
やむを得ずメール上での結婚報告になってしまった場合は、一斉送信ではなく、ひとりひとりへの丁寧な対応を心がけましょう。
場合別【職場への結婚報告】のポイント
社内結婚の場合
社内結婚の場合に気を付けるポイントは、「それぞれの上司への結婚報告のタイミングを揃える」ことがポイントです。
ふたりの結婚報告がバラバラになると、人づてや噂で上司に伝わってしまう可能性があるので、気を付けましょう。
妊娠している場合
妊娠している場合は、出産にともなう産休や育児休暇の対応や手続きが必要になったり、急な体調の変化があったりするため、早めに結婚報告をすることがポイントです。
再婚の場合
再婚である場合も、一般的な結婚報告と同じ方法で問題ありません。
特に、結婚式に招待する上司や同僚に対して、再婚であるということを伝える必要があるのであれば、伝えた方が良いでしょう。
まとめ|職場への結婚報告はギリギリにならないようにしよう。
今回の記事では、そのまま使える【職場への結婚報告】の方法をご紹介しました。
職場での結婚報告についてお悩みがある方のご参考になれば幸いです。
失礼のない方法で職場に結婚報告をし、結婚にともなって必要となる各種手続きを終わらせましょう。
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