結婚式で上映するムービーには様々なものがありますが、「サンクスムービー」はご存知ですか?その名の通り、感謝の気持ちを伝えるためのムービーのことです。 どんなときに上映するのか、上映する際の注意点とともに、サンクスムービーについて紹介します。 (文:えりか)
目次
1. 結婚式のサンクスムービーってどんなもの?
サンクスムービーとは、新郎新婦から特定の相手に向けて贈る、感謝を伝えるムービーのことをいいます。両親に向けて上映することが多いのですが、例えば新郎新婦の出会いのきっかけになった友人や、お世話になった恩師など、優先して感謝を伝えたいゲストに向けて上映しても素敵です。
サンクスムービーは、贈りたい相手と撮影した写真や動画を使い、BGMやコメントを効果的に使って構成していきます。ムービー会社に依頼することも可能で、3万~5万円くらいで制作できます。
オリジナルの構成にしたり、シナリオ作成からお願いしたい場合はもう少し高くなるでしょう。もちろん自作する人も多いので、挑戦してみてもいいかもしれませんね。
2. 結婚式でサンクスムービーを上映するときの注意点
結婚式でサンクスムービーを上映する場合、いくつか気を付けてほしいことがあります。
ひとつめは、ゲスト全員が楽しめるムービーにすること。サンクスムービーは特定の人に贈るものですが、結婚式で上映する以上は他のゲストも見るものです。他の人が取り残されるような身内ネタは控えたほうがベター。
サンクスムービーを贈る相手へ感謝の気持ちが伝わるような構成にすることは重要ですが、他のゲストにも新郎新婦と相手の関係性がわかるようなコメントを入れたり、写真などで補足をすると全員が楽しめるムービーになります。
もうひとつは、結婚式で上映するムービー同士のバランス。サンクスムービーを披露宴で上映する場合は、他のムービーとのバランスも考えると良いでしょう。
披露宴全体の進行でムービーが多くなりすぎると、ゲストがスクリーンに注目している時間が多くなるため、食事の手が止まってしまったり、会話をする時間が減ってしまうことも。
とはいえムービーを上映することで進行にメリハリが出るという側面もあるので、バランスとタイミングを考慮してくださいね。
♦結婚式のムービーを上映する際の注意点についてもっと詳しく!
3. “花嫁の手紙”とセットでより感動的に!
サンクスムービーの使いどころとしておすすめしたいのが、“花嫁の手紙”の朗読とセットで上映する方法です。幼い頃の写真などをつかったサンクスムービーは、両親に感謝の気持ちを伝える花嫁のアシストをしてくれます。
そのため、ムービーだけを上映するのではなく、手紙の内容は花嫁自身で読むことで感動が高まります。ただしその際、ムービーに手紙の内容を表示させて、花嫁がそれに合わせて読むのは至難の業です。ムービーそのものは写真と簡単なコメントで構成するのが良いでしょう。
“花嫁の手紙”でサンクスムービーを使うと、ゲストにとっても手紙のエピソードが鮮明にイメージできて、感情移入しやすいというメリットもあります。
例えば手紙で「幼稚園に行きたくないと泣いたとき、お母さんがかわいいブラウスを縫ってくれて、それを毎日のように着て行っていた」というエピソードを話すのなら、そのブラウスを着ている写真を選ぶなど、映像で見せることで、ゲストにもエピソードの内容がより伝わりやすくなるのです。
4. まとめ|特定の相手へのサンクスムービー。ほかのゲストの反応は?
結婚式を挙げる理由は人それぞれ違いますが、「今まで支えてくれた人たちに感謝を伝えたいから」という思いがある新郎新婦は多いのではないでしょうか。サンクスムービーは、相手に感謝を伝えられることに加え、ゲストにもエピソードが伝わりやすいのが特徴です。
それによって、結婚式のお祝いムードがより高まり、素敵な結婚式だったなとゲストの記憶に残ることでしょう。ぜひ結婚式でのサンクスムービー上映を検討してみてくださいね。
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