結婚式に向けて準備を進めるなかで、「この費用、本当にかける意味があるのかな?」と立ち止まったことはありませんか。トキハナが20〜30代の男女268名に実施した調査では、AI時代だからこそ“リアルな体験”にお金を使いたいと考える人の姿が見えてきました。
情報収集も比較検討も、AIやスマホで完結できる時代。だからこそ、実際に人と会って過ごす時間の価値はどう変わっているのでしょうか。
この記事では、リアル体験への支出意向と、結婚式で費用がかかっても大切にしたいものについて、調査結果をもとにご紹介します。(文:トキハナ編集部)
【この記事のポイント】
●20〜30代の42.2%が「リアル体験」への支出が増えていると回答
●お金や時間をかけたい相手は「家族」50.7%・「親しい友人」46.3%が中心。親密度で大きく変わる
●結婚式で費用がかかっても大切にしたいものの1位は「親や家族に喜んでもらうこと」36.9%
【調査概要】
●調査方法:インターネットリサーチ(自社サンプリング調査)
●調査期間:2026年8月28日〜9月2日
●調査対象:20〜30代の男女
●有効回答者数:268名
●回答者の属性:男性50.4%・女性49.6%/20代41.8%・30代58.2%
目次
【調査結果1】AIの利用は日常化。週に数日以上使う人が過半数に
20〜30代の56.7%が、週に数日以上AIを利用しています。
AI(ChatGPT、Geminiなど)の利用頻度について質問したところ、「ほぼ毎日」が25.0%、「週に数日」が31.7%となり、週に数日以上AIを利用している人は56.7%にのぼりました。

AIはすでに、日常的な情報収集や作業の一部として広がりつつあることがうかがえます。式場探しでも、AIに相談しながら情報を集める人は今後さらに増えていきそうです。
【調査結果2】65.3%が「人と直接会って過ごす時間を大切にしたい」
AIやデジタルが便利になるほど、人と直接会って過ごす時間を大切にしたいと答えた人は65.3%でした。
AIやデジタルサービスが便利になるほど、人と直接会って過ごす時間を大切にしたいと思うかという質問では、「とてもそう思う」が22.4%、「ややそう思う」が42.9%となり、あわせて6割以上が「大切にしたい」と回答しました。

情報収集やコミュニケーションがオンライン上で完結しやすくなる一方で、リアルな場でしか得られない体験や感情が、より大切にされていることがうかがえます。
【調査結果3】42.2%がリアル体験への支出が「増えている」。1回あたりの金額は「1万円〜3万円未満」が最多
42.2%が、ここ数年でリアルな体験に使う金額が「増えている」と回答しました。
旅行・外食・イベント・記念日など、リアルな体験に使う金額がここ数年で増えているか質問したところ、「増えている」と回答した人は42.2%でした。

さらに、リアルな体験に1回あたりどの程度までお金を使えるかという質問では、次のような結果になりました。
●1万円〜3万円未満:31.7%(最多)
●5,000円〜1万円未満:26.9%
●3万円〜5万円未満:9.7%
「大切だと思う」という気持ちにとどまらず、実際に一定の金額をリアル体験に使ってもよいと考える人がいることがわかります。
【調査結果4】お金や時間をかけたい相手は「家族」「親しい友人」。親密度で大きく変わる
人生の節目を祝うためにお金や時間をかけたい相手は、「家族」50.7%・「親しい友人」46.3%が中心でした。
大切な人の人生の節目を祝うためであれば、どの関係性の人までお金や時間をかけたいと思うか質問したところ、結果は次のとおりです。
●家族:50.7%
●親しい友人:46.3%
●親族:24.6%
●昔からの友人:23.9%
●職場の同僚:11.6%
●上司・部下:4.9%
人生の節目を祝うことへの支出意向は、相手との親密度によって大きく変わることがうかがえます。
結婚式では、ご祝儀は3万円が目安とされています。トキハナが以前実施した調査では、20代の56.3%が「ご祝儀を高い」と感じていることがわかりました。
一方で今回の結果からは、大切な人と過ごすリアルな体験であれば、一定の金額をかけてもよいと考える人が少なくないこともわかります。
ご祝儀への金銭的な抵抗感も、相手との関係性や体験の価値によって変化する可能性がありそうです。
【調査結果5】結婚式で費用がかかっても大切にしたいものは「親や家族に喜んでもらうこと」
結婚式で費用がかかっても大切にしたいものの1位は、「親や家族に喜んでもらうこと」36.9%でした。
自身が結婚式を行う場合、費用がかかっても大切にしたいものについて質問したところ、結果は次のとおりです。
●親や家族に喜んでもらうこと:36.9%
●ゲストが快適に過ごせる空間づくり:27.2%
●ゲストに料理を楽しんでもらうこと:26.9%
結婚式における支出意向は、自分たちの満足度だけでなく、家族や親しい友人である「ゲスト」に喜んでもらうことに向けられていることがわかりました。
結婚式は、ふたりのためだけでなく、大切な人たちと時間を共有し、感謝や祝福を分かち合う場。リアル体験の価値が高まるなかで、そうした考えが結婚式の目的や支出意向にも表れているようです。
【深掘り解説】「大切な人に喜んでもらう結婚式」は、式場選びから始まっている
結婚式は、生活に必ず必要なものではないという意味では“余剰”の体験かもしれません。
それでも、費用がかかっても大切にしたいものとして挙がったのは、自分たちのためだけでなく、家族やゲストに喜んでもらうための項目でした。
そういった意味でも、結婚式は、大切な人と分かち合うリアルな体験として、コストパフォーマンスだけでは測れない価値を持っているのではないでしょうか。
出典:アンウェディング ナカノシマ(UNWEDDING 中之島)
そして、調査で上位に挙がった3つは、そのまま式場選びのチェックポイントに置き換えられます。
●親や家族に喜んでもらうこと→親御さんの過ごしやすさ(控室や移動のしやすさ)、家族と一緒に過ごせる時間や演出を叶えられるか
●ゲストが快適に過ごせる空間づくり→アクセスや待ち時間、席の間隔など、ゲスト目線で見たときの心地よさ
●ゲストに料理を楽しんでもらうこと→試食のできるブライダルフェアで、実際に味やコース内容を確かめられるか
こうしたポイントは、Webの情報や写真だけではなかなか判断できません。
会場見学や試食という“リアルな体験”こそが、いちばんの判断材料になります。
大切な人に喜んでもらう結婚式づくりは、式場選びの段階からもう始まっているのです。
まとめ:AI時代だからこそ高まる、結婚式という“リアルな体験”の価値
多くのものが効率化され、簡単に比較できる時代だからこそ、「誰と集まり、どんな時間を共有し、どのような記憶を残すのか」という“自分たちにしかない体験”の価値が高まっています。
今回の調査では、リアル体験の価値は「大切だと思う」という意識にとどまらず、実際の支出意向にも表れていることがわかりました。そして、その体験を分かち合いたい相手は家族や親しい友人が中心で、支出意向は相手との親密度によって変わることも見えてきました。
だからこそ、結婚式そのものは、ふたりが納得して、自分たちらしく選べることが大切です。
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