大切なパートナーとの結婚が決まり、同時に新しい命を授かるというハッピー続き! 幸せな気持ちでいっぱいです!と言い切りたいところだけれど・・・夫婦になったばかりでもうすぐ親にもなるという現実が迫り、結婚式を無事に迎えることが出来るのだろうか?と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 ここでは、マタニティウェディングと通常の結婚式との違いや気をつけるポイント、視点を変えることで見えてくるマタニティウェディングのメリットについてお話します。不安を解消して楽しい準備期間を過ごし、晴れの日を笑顔いっぱいで迎えましょう! (文:ちひろ)
目次
1.“重要な打ち合わせ”の時期は通常の結婚式もマタニティウェディングも同じ!
マタニティウェディングを決断したカップルの多くは、安定期に入る妊娠5ヶ月~お腹が大きく目立ち始める7ヶ月頃までに結婚式を行います。お子さんを授かったことがわかる時期が妊娠2ヶ月頃ですから、約3~5ヶ月間で結婚式の準備を行うことになりますね。
この約3〜5ヶ月間という準備期間、実は、通常の結婚式でも同じなのです。というのも、準備スケジュールの流れはある程度決まっていて、“重要な打ち合わせ”は結婚式の3ヶ月前からスタートするからです。“重要な打ち合わせ”の最初にするのが「招待状の打ち合わせ」です。
招待状というのは、結婚式の2ヶ月前を目安にゲストの手元に届けるのが常識とされており、そこから逆算して、どのカップルも3ヶ月前に招待状をオーダーします。つまり同じ時期に結婚式を控えているカップルであれば、1年前から予約をしていようと、3ヶ月前に予約をしようと変わらないということですね。
招待状のほかにも“重要な打ち合わせ”はいくつかありますが、そのほとんどが挙式3ヶ月〜2週間前までに集まっています。ポイントは「決定した後で変更ができない」こと。
では実際に、“重要な打ち合わせ”の主なスケジュールと内容を確認していきましょう。
“重要な打ち合わせ”の主なスケジュールと内容(例)
●3ヶ月前 / 招待状打ち合わせ
マタニティウェディングの場合、式場見学&申し込み手続きと同時に進めることが多いので、見学に行く前にふたりでしっかり話し合い、具体的なゲスト人数や招待状の必要部数(1世帯1部)を割り出しておきましょう。
●1ヶ月前 / 総合打ち合わせ
挙式・披露宴に必要なアイテムや席順、進行内容などすべてを決定します。
招待状打ち合わせからスタートし、この時期までに並行して衣装合わせや美容打ち合わせを行います。その際に担当プランナーにもアポを取り、この「総合打ち合わせ」で決定する内容についての不安を解消しておくことも大切です。
●2週間前 / 最終打ち合わせ
式場では2週間~10日前に、ゲストのおもてなしに関わる飲食物や引出物の他、挙式・披露宴に関わるすべてのアイテムを発注するため、内容や人数を変更できる期日がこの頃となります。その他、送迎バスや参列者の美容着付け申し込みもこの時期までに行いましょう。
上記のように結婚式では“重要な打ち合わせ”の時期というのがあり、その点においてはどのカップルも同じ。“重要な打ち合わせ”の時期に備えて当日までの流れを把握しておけば、3ヶ月で十分に結婚式の準備が出来ることがおわかりかと思います。
マタニティウェディングをする!と決めたら、お互いの仕事やプライベートのスケジュールを照らし合わせて予定を決めましょう。希望する結婚式のイメージはふたりで過ごす時間に共有する、決め事は式場で行う、などとルールを決めれば日常とのバランスも上手く取れますよ!
2.マタニティウェディングで気をつけたのは“結婚式の内容”
式場で提供できる内容で、マタニティウェディングだから出来ないということは、ほぼ無いと思って頂いて大丈夫です。現代では、結婚式を挙げる花嫁の4人に1人が妊娠していると言われるほど、マタニティウェディングが珍しくなくなりました。そのため多くの式場では、マタニティに対応できるプランを準備しています。
とはいえ、結婚式に必要なアイテムの内、花嫁が一番気になるのは「ウェディングドレス」ではないでしょうか。ドレス選びでは一般的に、希望イメージや会場規模をヒアリングした上、好みに合うドレスを提案します。
これはマタニティの場合も同じで、違う点と言えば結婚式当日の妊娠月数に応じてサイズ調整可能なドレスの中から提案を受ける点です。また、お腹や胸のサイズが大きく変わっていきますから、本番に照準を置いて結婚式間近まで何度かのサイズ合わせを行います。当日が一番美しく見えるよう対応してもらえますから安心してください。
むしろ気をつけたいのは、結婚式の内容です。
例えば、披露宴の演出では高いヒールを履いたまま階段を降りるなど危険を伴う行為や、寒暖差のある場所で長時間過ごす、立ちっぱなしなど、体力的に負担がかかる内容は避けた方が良いでしょう。適度に着席を挟み無理なく過ごせる進行内容にすることが大切です。
つわりの期間も人それぞれですから、当日につわりがないとも言い切れませんよね。だから、つわりに備えて、香りの強い花は飾らない、ふたりの料理はゆっくり食べられるよう披露宴後に準備するなど、マタニティで想定できる事柄については会場側の理解も高いですから臆せず相談しましょう。
気をつけたいポイントをいくつかお話ししましたが、花嫁の状況によって「絶対!」ではありません。神経質になり過ぎず、「どうしても諦めたくない夢」は、飲み込まないで必ず伝えるようにしましょう!
パートナーはもちろん、式場スタッフともコミュニケーションを欠かさず状況判断さえ出来れば、体調が良ければAプラン、体調が悪ければBプランなどと代替案を用意しておくことも可能なのです。
一生に一度の晴れ舞台。体調と相談しながら「どうして?」を解消して、「そうだったのか!」「いいアイディア見つけた!」と納得して進んでいくことが大切です。
3.マタニティウェディングだからこそ、通常の結婚式ではできないことを
お腹の中に命を授かった今のお気持ちはいかがでしょうか?きっと、これまでより強く感じる想いがあるのでは。夫婦になると同時にごく近い未来で「親になる」ことが決まったふたりには、ご両親の目線で世界を見ることができるという新たな視点が備わったはずです。これは経験した方にしかわからない心境。これまでご両親から当たり前に注いでもらった愛情への感謝、時にはぶつかり傷つけてしまった過去の反省など、思い返せば切りがありませんね。
マタニティウェディングを行うカップルは、結婚式以外にも同時進行で行わなければいけない様々な準備項目があり、その大変さが注目されがちです。けれど見方を少し変えてみると、通常の結婚式を行うカップルが経験したことのない出来事を乗り越えながら、「子供として親に伝えたい気持ち」「親になることの決意」「生まれてくるわが子に見せたい姿」を同時に表現することが出来る場となります。結婚式を機に夫婦の対話を深めて、よりふたりらしい演出や想いの伝え方を選んでくださいね!
4.まとめ
いかがでしたか?マタニティウェディングを行うカップルが増えた分、マタニティの状況に添ったプランやサポートが受けられることがおわかり頂けたのではないでしょうか。
安定期に入るまでは体調の変化についていけず、予定していた結婚式の準備をこなせないこともあるでしょうけれど、これはふたりに限ったことではありません。打ち合わせに行けない場合、電話やメールなど可能な対応策を式場に確認しておけば問題ないでしょう。
また、心身ともに不安定な時期だからこそ周囲の協力は不可欠です。些細なことでも日頃からパートナーや家族はもちろん、式場担当者とやり取りをしてコミュニケーションを深めておくと、提供してもらえるプランの幅や機転を利かせたフォローを行ってもらえるため、思い描く結婚式を現実化しやすくなります。
いくつかの式場見学を自分たちで行うのが一番良いとは思っているけれど、ご両親への結婚の報告と承諾から始めて、新生活の準備もしていると時間的に厳しい・・・というカップルもいらっしゃるでしょう。その場合は、結婚式場相談カウンターを利用するのもオススメです。
結婚式場相談カウンターでは、一度の訪問で複数の式場を紹介してもらえます。マタニティウェディングで評判が良い会場の中から、ふたりの希望イメージに合う式場を一緒に選んでもらえますから、相談してみるのもいいですね。
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