結婚式の当日を映像で残しておけるDVD撮影。せっかくならプロに撮影を頼もうと、ムービー会社のプライスリストを見てみると「1カメ」「2カメ」という表記があって、どちらが良いのか迷っている…という人いるのではないでしょうか。 そもそも「1カメ」「2カメ」とは何のことか、どんな違いがあるのかをご紹介します。 (文:えりか)
目次
1. 結婚式のDVD撮影は1カメが主流
結婚式のDVD撮影は、ひとりのカメラマンが撮影を行うのが主流です。ひとりのカメラマンが、一台のカメラで撮影を行うことを「1カメ」、ふたりのカメラマンが二台のカメラで撮影することを「2カメ」といいます。
これは写真撮影にも共通する用語なので、覚えておくとスナップ撮影を検討するときにも便利です。結婚式の主役は新郎新婦ですから、DVD撮影を1カメで頼んだ場合、撮影の中心は新郎新婦になります。
基本的には挙式から披露宴のお開きまでの様子を撮影してくれますが、ムービー会社によっては挙式のみや披露宴のみなどシーンを細かく分割してオーダーすることも可能です。
また、挙式・披露宴から二次会までの長時間撮影プランがある会社も。会場提携のムービー会社だけでなく、自分たちの希望に合った撮影ができるムービー会社を選ぶのが良いでしょう。
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2. 2カメにするメリットは、結婚式での撮影範囲が増える点
「新郎新婦を中心にしっかり撮ってくれるなら、1カメで十分かな」と思った人もいるかもしれませんね。もちろん、1カメでも結婚式の様子はきちんと残すことができます。
しかし、2カメにするといくつかメリットがあります。2カメの最大のメリットは、撮影対象が増えることです。一台は新郎新婦を中心に撮影をして、もう一台はゲストを中心に撮影することができます。
自分たちの結婚式に参列したゲストが、どこでどんな表情をしていたのか映像として残せるため、後から見返したときにより見ごたえのある映像に仕上がります。
とくに挙式中はゲストの表情がわからないものですが、2カメの場合、例えば一台のカメラは新郎新婦の指輪交換をアップで撮影して、もう一台は両親の表情を撮影する、といったことが可能です。
意外なところで涙ぐんでいるゲストや、緊張するふたりを見てほほ笑むゲストなども映っているかもしれませんね。
また、特におすすめなのが披露宴での2カメ撮影です。新郎新婦がお色直しの中座をし、着替えが終わると、カラードレスや和装でのスナップ撮影が行われることがあります。
DVD撮影のカメラマンは通常この様子を撮影しますが、実はこのとき披露宴会場内ではプロフィールムービーの上映が行われていることも。
せっかく用意したプロフィールムービーだけに、ゲストがどんな反応をしていたのか気になりますよね。2カメ撮影であれば、ムービー上映中のゲストの表情も撮影が可能なので、ふたりが後から見たときに、よりリアルに当日の様子を振り返ることができますよ。
そして、被写体をアップで撮るか、全体を引きで撮るかなど、構図を分けて撮影することができるのも2カメのメリットです。アップで撮影するとイメージカット、全体を撮影すると記録用のカットができます。
撮影したデータでムービーを制作する場合には、これを編集で混ぜて1本のムービーにすると、抑揚のついた映像になります。なんとなく同じ構図ばかり…というのを避けることができるため、飽きずに見ることが可能です。
3. 2カメにすると「撮って出しエンドロール」とのセット利用も
結婚式のDVD撮影を2カメにするもうひとつのメリットがあります。それは、撮って出しエンドロールとDVD撮影の両方を頼めることです。
先述したように、2カメはイメージカットと記録用のカットを撮影することができます。DVD撮影と一緒に撮って出しエンドロールを頼んだ場合、イメージカットのほうは撮って出しエンドロールのカメラマンが撮影します。
撮って出しエンドロールは、当日撮影した映像をその場で編集して、披露宴のお開きの際に上映するムービー。編集に時間がかかるため、エンドロールムービー単体では長くても披露宴の途中までしか収録されません。
2カメにすることで、一台は必ず結婚式の様子をすべて撮ることができるのです。セットで頼むことで、撮って出しエンドロールでは撮影できない部分をDVD撮影が補ってくれるうえ、DVD撮影のほうもカット数が増えて見ごたえのあるものになります。
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4. まとめ|結婚式が終わった後で後悔しないために
1カメと2カメについての違いについてご紹介しました。結婚式は全体の費用も安いものではありません。プラスでDVD撮影も…となると、やはりためらってしまう部分もありますよね。しかし、結婚式が終わったあとに記念の“モノ”として手元に残るのは、写真や動画であることも事実です。
結婚式が終わった後に「撮影しておけばよかった」と後悔することがないよう、2人で相談して、じっくり検討してみてくださいね。
1カメと2カメ、各費用や詳しいプランを知りたい方は、トキハナのオンラインプランナーまでご相談ください。