ふたりの愛を永遠に誓う挙式会場は、神聖な場所。 挙式会場にもたくさんのお花を飾って、ふたりの門出を祝福します。 キリスト教式や人前式など、形式によらず、誓いの場所として華やかに彩りたいですよね。 今回は、挙式会場の中でお花が飾られる主な場所と、飾り方のアイデアをご紹介します。 (文:桑田千寛)
1. 挙式会場に飾る結婚式のお花
① 花嫁の歩く道、バージンロード
入場ではお父様と、式後の出発は愛するパートナーと歩くバージンロードは、花嫁の憧れの道。幼い頃を思い出して胸を熱くしたり、これから訪れる未来を想像して喜びに溢れたりと、花嫁にとって一歩一歩が大切な意味を持つ場所です。
この神聖な道を飾るお花が“フラワーバージンロード”です。花びらを敷き詰めるフラワーバージンロードは、花嫁の歩く道をより華やかに演出してくれます。生花を使う場合は、バージンロードの中央を避けて両脇に並べるように撒きます。
バージンロード全体に花びらを敷き詰めたい場合には、造花がおすすめ。ウェディングドレスに花の色が付かないか心配する必要がないので、花びらを舞い上げながら美しく歩くことが出来ます。
また、新婦入場の際に前を歩いて、花びらを撒いてくれるフラワーガールを取り入れると可愛らしく、印象的な演出となります。
どの時代も“子供は愛の象徴”として大切に扱われてきました。親戚や友人に小さなお子さんがいらっしゃる場合には、是非お願いしてみてはいかがでしょうか?フラワーガール役の子供の親御さんにとっても貴重な思い出になりますよ!
② ゲストが座るチェアフラワー
出典: 北山ル・アンジェ教会
チェアフラワーは、ゲストが座るイスのバージンロード沿いに飾られます。花の種類や色合い、ボリューム、リボンなどの装飾のあしらい方によって雰囲気が大きく変わってきます。ここではその一例を挙げてみましょう。
♠正統派の教会式
大聖堂などクラシカルで厳粛な雰囲気の挙式会場には、胡蝶蘭やユリなど品格のあるお花が似合います。
♠白を基調とした挙式会場
内装が白で統一された挙式会場には、真っ白なアジサイやバラで作ったミニブーケと、優しい雰囲気をプラスできるチュールをふんわり組み合わせれば、ロマンティックな雰囲気に。
♠森をイメージしたナチュラルウェディング
木造のチャペルなど木の温かみを感じられる挙式会場では、シンプルにグリーンだけを無造作に束ねたミニブーケや、かすみ草やラベンダーなどの可憐な花でフレッシュ感を演出すると素敵ですね。
挙式会場の装花は、会場の元々の雰囲気に合わせて飾られることが多く、決まった花を式場がセレクトして飾る場合もあれば、好きな花材や装飾が選べる場合もあります。
お花の費用も、挙式料に含む場合とオプションになる場合があり、結婚式場によって変わりますので、どの程度の自由度があるか確認しておきましょう。
③ 永遠の愛を誓う祭壇
挙式の進行が主に行われる祭壇のお花は、牧師(または司式者)の後ろ=祭壇中央にひとつ飾る場合と、祭壇両脇にふたつ飾る場合とがあります。祭壇のお花は、挙式会場の最後列に座ったゲストからもよく見えるように大きな花瓶に生けられたものや、アレンジメントが飾られます。
花の種類や色合いは、統一感を出すためにバージンロードやチェアフラワーと合わせると良いでしょう。祭壇のお花は非常にボリューミーなため、生花にすると費用が高くなる傾向に。
結婚式場によってはカップルが式場見学に訪れた際、具体的なイメージを持ってもらうために、常時飾ることが出来る造花のアレンジメントを置いている場合があります。
これを結婚式本番で利用することも可能です。造花のアレンジメントは挙式料に含む場合と、別途レンタル料が必要な場合があり、結婚式場によって異なりますので確認してください。
2. まとめ|挙式会場の装花は“神聖さ”にこだわって
出典: 横浜迎賓館
挙式会場は、“儀式”を行う場所ですから、披露宴の装花とは一線を引きたいところ。特にキリスト教式など宗教観のある挙式の場合には、神のご加護がふたりに多く降り注ぎますようにと祈る場でもあります。その場に則したお花を選びましょう。
挙式会場では神聖な雰囲気を演出し、披露宴会場では結婚式のテーマに合わせたコーディネートにすると、雰囲気が変わってメリハリが出ます。結婚式の内容と過ごす空間によって変化を出すことで、ゲストにもふたりの結婚式を深く印象付けることが出来ますよ。
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