今この情勢下で、結婚式いつ挙げればいいの…? 式場探しは落ち着いてからのほうが?でもいま式場を選んでおきたいのに…?!と不安な気持ちのプレ花嫁さんが多いはず。
その一方で、インスタなどのSNSに「結婚式場の見学に行ってきた」という投稿を見ると焦る気持ちも生まれるわけで…。
この記事では、結婚式場の見学や予約について今考えたいことや、リスクが低い式場の条件、見学時に質問すると良いことをまとめてみました。
元ウエディングプランナーという結婚式のプロとして、一人でも多くのプレ花嫁さんの不安を軽くすることができれば嬉しいです。
(文:安藤 正樹)
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1.結婚式を挙げる上で今、気にしたいポイント3つ
昨今の状況を受け、結婚式を挙げることに多くのプレ花嫁さんが不安を抱えているのでは…と思います。
花嫁としてのリアルな気持ちは、
「大勢の人が集まる結婚式でクラスターが発生したら申し訳ないな…」
「オリンピック・パラリンピックの開催をきっかけに、状況がさらに悪化するとしたら結婚式の予定立てづらいな…」
といった世の中に対する不安が大きくて、自分の結婚式についてどう考えるのがいいのかわからない、ではないでしょうか。
一方、さまざまな事情で今どうしても結婚式を挙げたい・挙げなくてはいけないという方も。実際、2022年の結婚式を考えている場合は、いまから予約しておかないと希望日程が押さえられなくなるのではと心配されているかもしれません。また、転勤が決まっている、妊娠していることがわかったといった時間軸に制約がある場合や、30歳になる前に挙げたい、祖父母が元気なうちに挙げたいといった気持ち的な事情などいろいろありますよね。
これから結婚式場を探するなら、今はどういったことを気にしたらいいのか?
3つのポイントに絞ってお伝えしていきます。
1-1.気にしたいポイント①この状況はいつ収束する?
これに答えられる人は世界中どこを探しても見つかりません。
そういった状況下で結婚式を挙げるなら、気にするべきは「いつ挙げるか」と「どんな式場で挙げるか」ではないでしょうか。のちほど詳しくご紹介しますが、今、一人ひとりのプレ花嫁さんにできることは、リスクの低い式場を探すことだと思うのです。
1-2.気にしたいポイント②東京オリンピック・パラリンピックの影響は?
一年越しの東京オリンピック・パラリンピック。ほとんどの地域の無観客開催が決定しましたが、油断はできないのが現状です。今後も引き続き注意が欠かせません。
1-3.気にしたいポイント③今この情勢下で結婚式を挙げるべき?
自粛ムードが広がっている中で、結婚式を挙げることに迷いが生じるのは、ごく自然なことです。ですが結婚式を挙げるのは1年後、1年半後。今、式場を見学したり予約したりしておくこと自体は気にすることなど何もありません。大丈夫ですよ。式場も喜んで見学に応じてくれています。
過去には東日本大震災の時も、自粛ムードは震災後1年ほどで薄らいで多くの方々が結婚式を挙げただけではなく、「こんな時だからこそ、結婚式で感謝を伝えあうことができて本当によかった」という声も多くあがりました。
「それでも気になる」という方は無理をしてまで結婚式を挙げる必要はないと思いますが、やっぱり挙げたい、挙げなければいけないという方は前向きに式場探しをしてみてはいかがでしょうか。特に2022年は、2020年〜2021年に挙式予定だった新郎新婦が延期することで結婚式の時間枠が少なくなってしまう可能性もあり、今のうちにアクションするという必要性があるのも事実です。
そんなプレ花嫁さんに向けてここからは、元ウエディングプランナーの視点でリスクが低い、ゲストの心理的な安全も守れそうと考える式場選びのポイントをご紹介していきます。
2.【元プランナーが解説】リスクの低い式場選びのポイント3つ
まずは3密(密閉・密集・密接)を避けることが大事だと発信されています。それを踏まえて、リスクが低いと考えられる式場には3つのポイントがあります。
①人混みが少ないエリアの式場
②換気性がよく開放的で広い式場
③1組で貸し切りにできる式場
1つずつ具体的に見ていきましょう。
2-1.式場選びのポイント①人混みが少ないエリアの式場
交通量が多く人混みの多いエリアほど感染リスクが高い傾向にあると言われています。
そのため都市部で結婚式を挙げるなら、人混みが少ないエリアを選ぶと良いでしょう。具体的には複数の電車が乗り入れる主要駅を避けて郊外の式場を探す、あるいは最寄り駅から離れている式場を探すなど。ゲストが結婚式場へ訪れる際に、なるべく人混みが少ない経路を利用できることがポイントと考えられます。
2-2.式場選びのポイント②換気性がよく開放的で広い式場
続いてのポイントは、換気をよくしてマイクロ飛沫感染を防ぐこと。電車やバスの車内も窓を少し開けるなどの対策が取られていますよね。同じように結婚式場も、開閉自在な窓があったり、会場とガーデンがひと続きになっているなどの開放的な場所がおすすめです。
また、会場の広さも気にしたいところ。例えばゲストが60名の場合は、100名以上収容できる広い会場を利用すれば、ゲスト同士の間隔をあけてゆったりと過ごしていただくことが可能になります。
「ガーデン付きの会場・窓が開けられること・大きめの会場を少ない人数で利用できる」
これらの条件を満たしていることがリスクを下げるのに有効かと思います。
2-3.式場選びのポイント③1組で貸し切りにできる式場
大勢の人が密集する空間を作らないことも、感染防止策の1つ。
1日に何組もの結婚式が行われる大規模の会場や、結婚式以外にもさまざまな利用客が出入りする場所は避けたほうがいいかもしれません。
おすすめは、1組だけで貸し切りにできる式場です。貸し切りなら自分たちの結婚式だけしか行われないので人数が把握できますし、体調に不安があるゲストには無理して出席しないでねと気遣うこともできるでしょう。
2-4.①〜③の条件を満たすトキハナの式場とは?
リスクの低い式場選びのポイントは次の3つ。
①人混みが少ないエリアの式場
②換気性がよく開放的で広い式場
③1組で貸し切りにできる式場
それでは実際に、オンライン結婚式準備サービス「トキハナ」より上記3つのポイントを満たした東京・神奈川・大阪・兵庫の式場をピックアップしてみます。参考にしてみてくださいね。
<東京>
*Tommy Garden by EAST GALLERY
東京>広尾・代官山・目黒
南国高級リゾートの雰囲気を感じる開放的な空間で大切なゲストをおもてなし。
国内・海外リゾートでの挙式後のパーティーやご友人を招いてのお食事会など、贅沢なひと時を演出します。
出典:Tommy Garden by EAST GALLERY
*葛西臨海公園ウエディングDenim(葛西臨海公園)
東京>池袋・新宿・東京(その他)
【1日1組限定】話題のアウトドアウエディングやBBQパーティーなど自由な結婚式をお考えのおふたりにおすすめ。
<神奈川>
*THE BEACH(横浜)
横浜>みなとみらい・桜木町・山手・山下町・関内
1000坪の広大な敷地を完全貸切できるInstagenicなおしゃれ会場。まるで会員制のリゾートホテルを訪れたような優雅な時間が過ごせます。
出典:THE BEACH
*TREX KAWASAKI RIVER CAFÉ(川崎)
神奈川>新横浜・横浜駅周辺・川崎
【注目のアウトドア・グランピングウエディング】オープンエアのテラスで自由なスタイルで叶える結婚式を。
<兵庫>
*HOTEL KITANO CLUB(北野)
兵庫 > 神戸・淡路島・その他の兵庫県
丘の上に佇む、海外のプライベートホテルのような広大な空間で、ハイセンスなオシャレ大人花嫁にぴったりのオリジナルウエディングを叶えます。
*THE SORAKUEN(神戸)
兵庫 > 神戸・淡路島・その他の兵庫県
6000坪の庭園を持ち、神戸の迎賓館として愛され続ける「相楽園」。歴史ある空間を貸し切り、上質な一日を。
出典:THE SORAKUEN
3.式場見学の際に聞いておくと安心な2つのこと
新型コロナウィルスが心配な方は、人混みが少ないエリアにあって、換気性がよく開放的で広い式場。そして1組で貸し切りにできる式場を選ぶことをおすすめしてきました。式場探しの参考にしていただけると幸いです。
もう1つ、元ウエディングプランナーとしてみなさんにご紹介したいのは、式場見学の際に聞いておくと安心な2つのことです。新型コロナウィルスの収束が見えない中で東京オリンピック・パラリンピックなど不安が多い今は、少しでも不安要素を取り除いておくことが良いと思います。
3-1.質問①「緊急事態にどんな対応をしましたか?」
今回のような緊急事態の場合にどのような対応になるかは式場により異なります。
ご自身が興味をもった式場がどうなのか、見学時に過去の事例やまさにいま結婚式を挙げるかどうか悩んでいるお客様にどのような対応をされているのかを確認しましょう。
新型コロナウィルスに限らず大型台風や地震など、過去にはいくつもの緊急事態がありました。やむを得ず結婚式を延期するケースもあったはずですが、その際、式場の約款通りにいくとキャンセル料が発生してしまいます。ですが「事情が事情ですから、実費(招待状の印刷費用など)のみご負担ください。キャンセル料はいただきません」といった対応をした式場も実際には多くあります。ただ、新型コロナの影響が長引くと、経営的な事情から柔軟な対応をやりたくても難しいという式場も出てくるかもしれません。契約時のお話が非常に重要になるでしょう。
3-2.質問②「打ち合わせはオンラインでできますか?」
結婚式の打ち合わせは通常4〜5回行われますが、ほとんどの場合はお二人が式場に出向くことになります。不要不急の外出自粛が要請されるかわからない時に、式場を訪れて長時間の打ち合わせをするのは不安ですよね。
結婚式場によっては遠距離カップルの打ち合わせをSkypeなどのオンラインに対応しているところもあります。このシステムを使って結婚式の打ち合わせがオンラインでできれば、現地で行う必要があるのはドレスの試着と料理の試食、リハーサルメイクのみ。外出回数が減らせる上に、効率的に打ち合わせが進められるというメリットもあるのでおすすめです。
そのほかにも、お二人それぞれに不安なことはあると思います。式場見学の際にはぜひ、聞きたいことを遠慮せずに聞いてクリアにしておきましょう。
4.まとめ|ご自身で感染予防対策をした上で、安心して式場見学へ
コロナ禍での結婚式を予定するみなさんへお伝えしたいことは、2022年の挙式の予約をいますることは間違いではない。そして、「いつ挙げるか」と「どんな式場で挙げるか」を考えるべきということ。また、感染リスクの低い式場選びのポイントは「人混みが少ないエリア」「換気性がよく開放的で広い会場」「1組で貸し切りにできること」の3つであることを、元ウエディングプランナーの視点よりご紹介しました。
もう1つ、元ウエディングプランナーだからこそお伝えできることがあります。それは、結婚式場は新型コロナウィルスに限らず普段から感染への危機管理意識が高い場所であるということです。
毎年のように猛威をふるうインフルエンザとノロウィルス。これらの感染に対して結婚式場は警戒レベルをMAXに上げています。うがい・手洗い・マスク着用・手指のアルコール消毒を日常的に徹底するのはもちろんのこと、スタッフが毎朝体温を測って記録し、異常があれば出社させない式場も。なぜなら、結婚式場でインフルエンザやノロウィルスの感染が発生すれば結婚式場は営業停止になり、多くの新郎新婦とそのゲストの皆様に迷惑をかけるリスクを抱えているからです。
ましてや新型コロナウィルスという未知のウィルスを前にして、通常よりさらに警戒レベルを上げていない結婚式場はないでしょう。みなさんも感染予防対策をした上で、ぜひ安心して式場見学に行ってくださいね。
ちなみに、結婚式場の見学を控えている人が多いとすれば逆に、今見学すると通常より多くの特典をサービスしてもらえるかもしれません(結婚式を挙げるなら費用面で有利になる可能性が高いので、そういう意味ではチャンスかもしれませんよ)。
トキハナでは、すべてのカップルに心から満足できる結婚式を挙げてほしいから、新郎新婦の不安をトキハナてるように、心をこめて式場選びをサポートしています。
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LINEでの相談のほか、無料のオンライン相談会も随時開催しています。
「何から始めたら良いかわからない」「まずはダンドリを知りたい」という方も、元プランナーのスタッフが丁寧にご案内しますので、ぜひ気軽にご利用ください。

安藤 正樹(Twitter:@antimo)
ブライダル業界歴11年。メディア執筆多数。
全国の式場と多くの接点をもち、ブライダル業界を牽引しているひとり。業界向けに役立つYoutubeも開設している。