「私たちの結婚式、どんな時間を過ごしたい?」
「主役として注目されるより、ゲストみんなと和やかに話したいな…」
結婚式の準備を進める中で、そんな風に考えるカップルが今、増えています。かつてのような「主役とゲスト」という垣根を取り払い、大切な人たちと“共に創り、共に楽しむ”時間。それが、令和の結婚式の新しいスタンダードになりつつあります。
トキハナが行った最新の調査でも、結婚式を「主役は自分たちではない」「ゲストが主役」と捉えているカップルが全体の3割を占めるなど、“脱・主役婚”へのシフトが明らかになりました。
この記事では、今回の調査結果を深掘りしながら、なぜ「脱・主役婚」が選ばれるのか、その背景にある想いや、実際に先輩カップルが取り入れている具体的な演出アイデア、そして後悔しないためのプランニングのヒントまで、徹底的に解説します!
(文:トキハナ編集部)
目次 open
トキハナ調査で判明!3割が選ぶ「主役にならない」結婚式
トキハナが2024年〜2025年に結婚式を実施した20代〜30代の男女272名を対象に行った調査(※)で、自身の結婚式におけるスタンスについて質問したところ、「主役は自分たちではない」「ゲストが主役」と回答した人は、合わせて全体の3割にのぼりました。
出典:オーシャン アンド リゾート マリゾン(Ocean&Resort MARIZON)
これは、単に「目立ちたくない」という消極的な理由だけではなく、背景には、「主役」ではなく、大切なゲストをもてなす「主催者」でありたいという意識の変化や、「自分たちが注目される時間よりも、ゲスト一人ひとりに感謝を伝える時間にしたい」という、結婚式の本質を見つめ直す価値観が見えてきます。
“見せる”ための結婚式から、大切な人たちと“共に過ごす”ための結婚式へ。
演出や空間づくりの考え方も、“目立つこと”から“共有すること”へと大きくシフトしていると言えるでしょう。
※調査概要
【自社サンプリング調査】
調査期間:2025年6月25日〜7月2日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:2024年〜2025年に結婚式を実施した20代〜30代の男女
有効回答者数:272名
回答者の属性:【性別】男性26.1%、女性73.9%
【年代】20代:56.2%、30代:43.8%
“脱・主役婚”のリアル①:過半数が取り入れる「ゲスト参加型」演出
では、「ゲストと楽しむ」ために、先輩カップルは具体的にどんな工夫をしているのでしょうか?
今回の調査では、自分たちのスタンスに関わらず、「ウェルカムパーティーや迎賓の時間を設けた」「ゲストと一緒に楽しめる演出を取り入れた」と回答した人が、いずれも過半数を超えるという結果になりました。
その他にも、「ソファ席などゲストとの距離が近い席配置にした」「ゲスト卓で一緒に食事をした」といった回答も多く、物理的にも心理的にもゲストとの距離を縮め、一体感のある空間づくりを重視していることが分かります。
スポットライトを浴びる時間を減らし、その分ゲストとの対話や交流の時間を増やす。
それが“脱・主役婚”のリアルな姿と言えそうです。
“脱・主役婚”のリアル②:「やらない」というポジティブな選択
ゲストとの時間を最大限に確保するために、多くのカップルが「定番演出をあえてやらない」という選択をしています。
調査では、特に「高砂を設けなかった」と回答した人が約半数にのぼり、「ファーストバイト」や「お色直し」を省略したケースも目立ちました。
注目すべきは、その理由です。最も多かったのは「ゲストにとってあまり意味がないと思ったから」(53.4%)、次いで「歓談や撮影に時間を使いたかった」「恥ずかしいから」という声が続きました。
「ゲストとの歓談」という、より価値のある時間を創出するための、積極的でポジティブな選択であることを示しています。
【深掘り解説】“脱・主役婚”を成功させるための具体的な演出アイデア
「私たちも、ゲストと楽しめる結婚式にしたい!」そんなおふたりのために、調査で名前が挙がった人気の演出や、トキハナおすすめのアイデアを具体的にご紹介します。
思い出に残せてみんなで楽しめる「レシート写真」
出典:アニヴェルセル 表参道
式場に設置した撮影スポットでゲストが自由に写真を撮り、その場でレシートのように印刷できる演出。
披露宴中は写真を壁に飾って、みんなで眺めて楽しむことも。
ゲストが主役になれる、参加型の楽しいアイデアです。
感謝が伝わるおもてなし「ウェルカムレター」
出典:イワイ オモテサンドウ(IWAI OMOTESANDO)
会場の入り口に、ゲスト一人ひとりへ宛てた手紙を用意する、心あたたまるおもてなし。
受付を待つ時間も、ゲストにとっては特別なひとときに変わります。
ゲストが証人になる「人前式」
出典:シングスアオヤマオーガニックガーデン(THINGS Aoyama Organic Garden. dth)
宗教や形式にとらわれず、列席してくれたゲスト全員に結婚を誓うスタイルの挙式。
誓いの言葉をふたりで考えたり、結婚証明書にゲストからサインをもらったりと、オリジナリティあふれるセレモニーが可能です。
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ふたりの価値観を宣言する「理念式」
出典:夫婦の理念®
夫婦の共通の価値観を指針にし、ふたりだけの理念を宣言するセレモニーも注目を集めています。
結婚式のテーマがより明確になり、ゲストにもふたりの人柄が深く伝わります。
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“自分たちらしさ”の見つけ方と、賢い情報収集
今回の調査では、このような新しい結婚式のスタイルを選ぶにあたって、「情報サイトの記事・コラム」(59.0%)、「Instagram」(46.9%)、「YouTube」(39.8%)を参考にしたという声が多く挙がりました。
ビジュアルで具体的なイメージが湧きやすく、先輩カップルのリアルな実例が見られる媒体が重視されています。
ただし、情報収集で大切なのは、単に流行を追うことではありません。
たくさんの実例に触れながらも、「なぜ私たちはこのスタイルに惹かれるんだろう?」「私たちのゲストが一番喜んでくれるのはどんな形だろう?」と、常に“自分たちの軸”に立ち返って考えることが、後悔しないスタイル選びの鍵となります。
「自分たちらしい結婚式の軸を見つけたい」「具体的なアイデアをもっと知りたい」そんな時は、ぜひトキハナにご相談ください。
トキハナでは、おふたりの価値観を可視化する「コンセプト診断」などをご用意。
経験豊富な元プランナーが、おふたりの想いをヒアリングし、最高の“脱・主役婚”を形にするお手伝いをします。
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まとめ:「主催者」として、最高の時間をデザインしよう
今回の調査で明らかになった「脱・主役婚」というトレンド。
それは、「主役」という役割から自由になり、ゲストをもてなす「主催者」として、大切な人たちと過ごす時間そのものをデザインするという、新しい価値観の表れです。
“やるべき”演出に縛られるのではなく、“本当にやりたい”ことで満たされた時間。
ゲスト一人ひとりの笑顔が主役になる空間。
そんな結婚式は、きっとおふたりにとっても、ゲストにとっても、何年経っても色褪せない、温かい思い出になるはずです。
この記事が、おふたりならではの最高の結婚式を創り上げるためのヒントになれば幸いです。
出典:セントラルテラス東京(Central Terrace TOKYO)
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