たくさんのキッチンスタッフを束ねて、おふたりの結婚式の料理を創るシェフもその会場のひとり。だからこそ、おふたりのおもなしの想いを知ることによって、一皿一皿に想いを込めるシェフをご紹介します。
結婚式の料理を創るシェフに求められることとは?
シェフの仕事は、美味しい料理を創ること。その料理で感動してもらうこと。
でも、ウエディングの場合、会場の雰囲気やコンセプト、プロデュース力といった料理以外のパートで選ぶカップルも少なくないでしょう。しかも、生涯最高の一日に仕上げるために、シェフには料理でおふたりとゲストを満足させることが求められるのです。
だから、あらかじめ用意されている多くの婚礼メニューは、性別や年代を越えて好まれるものに仕上げられています。これをフルオーダーのオリジナルメニューにする場合、シェフの技術や感性はもちろん、おふたりのリクエストに対応するコミュニケーション力までが大切になってくるのです。
「No」と言わないシェフがいる会場って?
出典: THINGS Aoyama Organic Garden. dth
ほとんどのカップルがオリジナルメニューになるという南青山の「THINGS aoyama organic garden」では、最初の試食会からシェフがおふたりの要望を聞いてくれるそうです。
直接打合わせするので、シートの書面だけでは伝わらない、おふたりの個性や雰囲気までしっかり受け止めてくれます。
そこから希望に合わせたメニューづくりをスタート!!さらに列席者の年齢層や顔ぶれまで入念にチェックしてメニューに仕上げるといいます。
しかも、おふたりからのリクエストには安易に「No」と言わないのだとか。その理由を尋ねてみると、こちらの会場のコンセプトが“好きなモノ、コトを集めて創り上げる結婚式”なので、料理の部分で“それはできない”と言えばコンセプトが崩れてしまうからなのだとか。
「ただ食材の持込みなどは難しいので、希望される食材を必ず探してきます!」とのこと。食することだけでは分からないシェフの想いを知ることができます。
かつて、旅行が趣味で20カ国ほどを訪れたと言うカップルのために、それぞれの国の民族料理のレシピブックまで集めて参考にし、ビュッフェメニューに仕上げたこともあったそうです。そのこだわりは、他のスタッフに“そこまでやる?!”と言わせるほど。
そんなシェフの熱意までこもった料理が、おふたりの想いをゲストに伝えてくれます。きっと至福のおもてなしになることでしょう。
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