結婚式を盛り上げる演出アイテムのひとつ、ムービー。せっかくだから手作りしたいという人や、結婚式場提携外のムービー会社に依頼したものを持ち込みたいという人もいるのではないでしょうか。 結婚式のムービーを持ち込みたいという場合の段取りや、気を付けておきたいポイントについてご紹介します。 (文:えりか)
目次
1. 結婚式にムービーを持ち込む前に、結婚式場と話しておきたい3つのこと
結婚式におけるムービーアイテムは、昔から自作する人が一定数いたこともあり、持ち込みのハードルは低いもの。会場とのやりとりも難しくないばかりか、手作りする際の注意点などを資料として配布している会場もあります。ですが、次の3点は事前に確認が必要です。
①ムービーの上映時間について
結婚式の進行は新郎新婦とプランナーが相談して決めるものなので、ムービーの長さがわかれば、他の進行を決めるときにスムーズになります。
②締め切りについて
いつまでにムービーを会場に持ち込めばいいのか確認をしておきましょう。スタッフ側の確認やチェックがあるため、結婚式当日の2週間前や3週間前が締め切りになっている会場がほとんどです。
意外と時間に余裕がなくなることもあるので、早めの段階で確認しておきましょう。
③著作権使用料について
結婚式場にムービーを持ち込む際、「持ち込み料」についてはかからないのが一般的です。料金が必要になるとしたら、楽曲を使用するための著作権使用料を結婚式場に支払う場合です。
著作権使用料は、ムービーの制作会社に依頼をした場合は、支払い代金に含まれていることがほとんどです。念のためムービー会社の担当者に確認をとり、著作権使用料が制作代金に含まれている旨を会場のプランナーに伝えると良いでしょう。
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2. 結婚式の見積もりに後から追加される「プロジェクター使用料」って何?
結婚式にムービーを持ち込むこと自体は料金がかからないと先述しましたが、別途必要になるものがあります。「プロジェクター使用料」です。これは、ムービー自体が持ち込みなのか、結婚式場の提携会社で制作するのかに関わらず、ムービーを上映するためには必ず必要となる代金です。
費用は会場により異なりますが、5万円前後が相場でしょう。プロジェクターそのものの利用代金というよりは、ムービーを上映するために必要な機器を扱う、スタッフの人件費と考えると良いかもしれませんね。
このプロジェクター使用料は、結婚式場の提携会社にムービー制作を依頼すると、商品代金に含まれることがほとんどです。そのため、式場を見学した際の初期見積もりにはプロジェクター使用料が含まれておらず、代わりにプロフィールムービーなどの映像商品が含まれていることがあります。
ところが、ムービーを持ち込むことを伝えると、見積もりに「プロジェクター使用料」の項目が増えるのです。一見すると見積もりからプロフィールムービーの代金が消えるので、費用を節約できたと思いがちですが、別途でプロジェクター使用料が追加されることを覚えておきましょう。
結婚式場を決める前から「ムービーは持ち込みたい」と考えているのであれば、式場を成約する際に費用を確認しておくとスムーズです。
3. 結婚式場での上映チェックは必ずやろう!
結婚式で上映するムービーが完成したら、必ず会場でチェックをしましょう。作成したデータ形式できちんと再生ができるかどうかはもちろんですが、音がずれていないか等もチェックします。
会場のスクリーンは当然ながら、パソコンやスマホよりも大きなもの。パソコンやスマホで見たときは大丈夫でも、大きな画面で見ると画質の荒さが目に付くこともあります。
また、式場では音響も良いものを使用しているため、音質もしっかりチェックしましょう。パソコンやスマホでの再生では気にならない音質でも、大きな会場で聞くと音が割れてしまうことがあるので注意が必要です。
4. まとめ|ムービー持ち込みの際のトラブルを回避するために
結婚式の内容にこだわるなら、ムービーにも力を入れたいところ。持ち込む際の段取りやポイントを押さえて、結婚式当日はゲストに楽しんでもらえるムービーを上映しましょう!
特にプロジェクター使用料についてはトラブルにつながりやすい項目なので、持ち込む意思があることをプランナーにしっかり伝えておくのがベストです。
ムービーの持ち込みについて相談したいことがある方は、トキハナのオンラインプランナーを頼ってくださいね。