結婚式の1か月前くらいのスケジュールとして、ヘアメイクのリハーサルが組み込まれていることがほとんどですが、これとは別に「ヘアメイクの打合せ」を行う場合があります。 どちらかで十分だという方もいますし、両方やる花嫁さんもいます。具体的にどんなことをするのか、また違いは何なのかも含めてご紹介していきたいと思います。(文:片山 侑貴)
目次
1. 「ヘアメイクの“打合せ”」とは?ヘアメイク“リハーサル”との違い
結婚式当日に向けて担当プランナーと何度か打合せをしていきますが、ヘアメイクに関しても事前に打合せすることがほとんどです。ドレスと小物も決まった後の挙式1~2か月前くらいのタイミングで、メイク担当となる方とプランニングをするのが、「ヘアメイクの“打合せ”」です。
さらにこの打合せに加えて、「ヘアメイクの“リハーサル”」をする方もいます。ヘアメイクのリハーサルでは実際に当日と同じヘアメイクをしてもらうことができるので、叶えたい理想のヘアメイクがある方や一度試してみないと不安…という方はリハーサルも行うのがおすすめ!
ただこの2つの大きく違う点は、お金がかかるか、かからないかという点です。それも含めてさらに詳しく見ていきます。
2. 「ヘアメイク“打合せ”」のメリット・デメリット
《メリット》
・費用をかけずに、当日のヘアメイクイメージの打合せができる。
前撮りをする場合、そのときにイメージがある程度できるのでリハーサルはしないという方もいます。
《デメリット》
・当日、理想通りのヘアメイクにならない可能性がある。
・自分の肌に合わない化粧品を使う可能性がある。
・納得がいかなくても、妥協しなければならない。
挙式から披露宴へのチェンジ時間は5~10分、披露宴のお色直しは20分くらい。
納得がいかなくても妥協しなければならない可能性もあります。
出典: atelier MIKONO
3. 「ヘアメイク“リハーサル”」のメリット・デメリット
「ヘアメイク“リハーサル”」では、当日と同じヘアメイクを試すことができます。
《メリット》
・安心して当日を迎え、本番を楽しむことができる。
・完成形を見れるため、追加オーダーが可能。
・アドバイスをもらうことができる。
《デメリット》
・費用がかかる(1スタイルにつき1万円~が相場)。
リハーサルには打合せと違って別に料金がかかります。
中にはお色直しのヘアメイクも全て行うと5万円なんていうところもあったりと、なかなかの価格です。
リハーサルは絶対にしないといけないわけではないですし、1スタイルだけにしたり、ヘアかメイクのどちらかだけやるというのもOKなので、まずは料金を確認してみてくださいね。
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出典: 【結婚式事例紹介】Q.E.D.CLUBで叶えた自分たちらしい結婚式(準備編)
4. ヘアメイクの打合せで“理想の花嫁”を完成させる事前準備のポイント4つ
結婚式当日、打合せやリハーサルの内容をもとにヘアメイクが行われます。そのため、それぞれの日にどれだけしっかりイメージを伝えることができるかが重要です。そこで今回は、お金をかけずに「ヘアメイクの打合せ」だけでも自分のなりたい姿を完成させる事前準備のポイントをご紹介します!
- ヘアメイクの打合せ準備のポイント
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なりたいイメージを伝える写真をピックアップする
“なりたくないイメージ”の写真も探す
ドレス・小物・会場・装花の写真を準備する
具体的な言葉でイメージを伝えられるようにしておく
①なりたいイメージを伝える写真をピックアップする
打合せ日が決まったら、それまでに雑誌やインスタグラムなどで好みのヘアメイクを探しましょう。
ヘアスタイルは“シニヨン”と決めていたとしても、自分のヘアカラーに似た人の写真や、前髪がある人の写真とない人の写真の両方を準備して、自分以外の人に見てもらうのもおすすめです。また同じドレスを着た花嫁さんの写真はとても参考になりますよ!
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②“なりたくないイメージ”の写真も探す
中には、なりたいイメージがなかなか浮かばないという方もいらっしゃるかと思います。その場合は「こういうヘアメイクはしたくない!」という写真を準備しておきましょう。
好みでないものを伝えたうえでプロの視点から似合うヘアメイクを提案してもらうのも1つの手です。なりたいイメージが決まっている方にとっても、より理想に近づける方法なのでぜひ探してみてくださいね!
③ドレス・小物・会場・装花の写真を準備する
ブライダルヘアメイクは、ドレスや会場の雰囲気と合わせることが大切なので、それらを伝えるための写真は必ず準備して持参しましょう。
小物は現物を持って行くことができればベストですが、レンタルでそれが難しい場合はもちろん写真や画像で大丈夫です。
④具体的な言葉でイメージを伝えられるようにしておく
なりたいイメージ・なりたくないイメージの写真を準備したうえで、さらに言葉で具体的に説明できるようにしておくのがベスト。見せる写真はあくまで他人なので、「エラを隠したい」「鼻を高く見せたい」など、コンプレックスを伝えるとより相手がイメージしやすくなります。
他にも、「カールが取れやすい」「アイメイクが滲みやすい」など普段のクセやお悩みも伝えるとさらにGoodです!
出典: 名古屋観光ホテル
5. まとめ
ヘアメイクは妥協したくないけど、できるだけ費用も押さえたい…。そんな花嫁さんは、ヘアメイクの打合せの際にしっかり自分の理想イメージが伝えられるように事前準備をしてくださいね!
そして念のため、打合せ相手が当日のヘアメイクの担当者かどうかは確認しておくことをおすすめします!