2023年9月にリニューアルオープン&リブランドする結婚式場「アニヴェルセル表参道」のレポート記事第4弾。7Fに誕生する6名様からご利用できる少人数ウエディング限定フロアの魅力をご紹介します。
フロア構造や設備はもちろん新設に至った背景や、新スタイルのファミリーウエディングに込められた想いについて詳しくお話を伺いました!
(取材:トキハナ 神田裕子/文:三島莉永)
目次
1.“Maison(家)”という名の少人数専用フロア
出典:アニヴェルセル表参道
表参道の結婚式場・アニヴェルセル表参道が、B1F~8Fの全フロアを改装。2022年12月29日~2023年8月31日まで8ヵ月もの改装期間を経て、2023年9月に全館リニューアルオープンします。
リニューアル&リブランドにあたり、各フロアにキーコンセプトを設定。
フロアごとに内装や空間設計が異なる仕様で、この記事でご紹介する7Fは“Maison|身近な人との上質な時間が宿る表参道の邸宅”というキーコンセプトを掲げています。
“Maison(家)”というコンセプト名の通り、7Fにはキッチンやダイニングなどを完備。
6名~29名迄の少人数ウエディング専用フロアで、6時間(半日)貸し切れるのも大きな特徴です。
実は、このような少人数ウエディング専用フロアを設けるのは、アニヴェルセルにとって初めての試み。ANNIVERSAIRE Inc.執行役員 / 表参道店 総責任者・村上 暁誠さんにお話を伺いました。
7Fは、今回のリニューアル&リブランドにおいて特に力を注いでいるポイント。
ただ改装するだけでなく、この空間を使った新たなスタイルのファミリーウエディングを提案したいと考えています。
—— (ANNIVERSAIRE Inc.執行役員 / 表参道店 総責任者・村上 暁誠さん)
アニヴェルセル表参道は、王道スタイルの結婚式を希望するカップルから絶大な人気を集める会場というイメージが強かったため、取材前に“これまでとは全く異なるテイストのフロアができる”という噂を耳にしてとても驚きました。
一体どんなフロアが誕生するのか、詳しくご紹介します!
2.表参道を見渡すペントハウスを貸し切りに
出典:アニヴェルセル表参道
7Fには、一般的な邸宅にあるキッチンやリビングといった全ての機能を、最高級に磨き上げて集約。
内装はセレブの街として知られるニューヨークのアッパーイーストサイドにある高層マンションのペントハウスのような空間をイメージし、リッチな空間ながら自然体でカジュアルに過ごすための設備を整えています。
7Fに設置される主な設備は以下の通りです。
エレベーター前には自宅の玄関をイメージしたエントランスを設置。
靴からスリッパに履き替えることも可能です。
B1Fに設けられているゲスト用のクロークとは別に、7Fに専用クロークを設置。
家族やゲストはB1Fに立ち寄ることなく7Fへ直行します。
自宅の寝室を最高級に磨き上げた“マスターベッドルーム”。
高級アメニティやアロマを用意し、軽食のルームサービスやマッサージ(ヘッド・ハンド)を利用できます。新郎新婦の支度もこちらで。
ゲストの着付けやヘアメイクを行えるスペース。
ゲストも家族も新郎新婦と同じフロアで準備を整えることができます。
両家の思い出料理を仕上げるIHキッチン。
冷蔵庫にはハイクオリティなフリードリンクが用意され、滞在中は自由に取り出して飲むことができます。キッチンカウンターでは朝食&軽食ビュッフェも。
ソファーや思い出のアイテムを飾れるシェルフの他、オーディオデッキや100インチサイズのテレビを設置。
好きな音楽を流したり、DVD・ブルーレイを鑑賞したりと自由に過ごせます。
ダイニングテーブル&チェアが整えられた空間。
家族みんなでフルコース料理を味わうときはこちらで。
挙式は、表参道を見渡すフリースペースで。
装飾や装花はフルオーダーメイドで、バラのモチーフが素敵なアーチ窓をバックに“世界に1つだけ”の挙式スペースが完成します。人前式・キリスト教式に対応。
最上階のテラスには、太陽がふんだんに降り注ぐ家庭菜園も。
ここで収穫したハーブやミニ野菜をファミリーウエディングの料理に使うことができます。
このように7Fでは、別荘に家族と友人を招くようなアットホームなパーティーが叶います。
ただアットホームなだけではなく、洗練された上質空間で非日常感を満喫できるのも特徴です。
少人数だけで和やかに過ごせるだけに留まらず、ラグジュアリーな雰囲気のペントハウス的空間で上質なひとときを過ごせるのも7Fならではの魅力でしょう。
新たなスタイルの会場として、人気になること間違いなし!
3.両家がしっかり向き合い理解を深めあえる結婚式
7Fの少人数ウエディング限定フロアはアニヴェルセルにとって新たな試みであり、他のフロアとは一線を画す構造であるとわかりましたが、そもそもなぜこのようなフロアを新設することになったのでしょうか?
村上さん曰く、その発端はコロナ禍による結婚式の需要変化に着目したのが始まりなんだとか。
新型コロナウィルスの影響により、大打撃を受けたウエディング業界。結婚式を中止・延期するカップルも多数いましたが、その反面、両家の家族と親族のみを招くファミリーウエディングの需要は高まっていました。
普通に考えると『感染を防ぐために、少人数で行えるファミリーウエディングにした』という考えに至りますが、アニヴェルセル表参道ではあえて別の角度からファミリーウエディングの需要の高まりを紐解いたといいます。
感染防止のためというよりも“そんな状況下でも結婚式を挙げる必要性を感じられたのがファミリーウエディングだったのではないか”と解釈しました。
ファミリーウエディングの魅力は、2つの家族が向き合い、お互いに理解を深められること。そこで、半日間同じ空間で両家がしっかり向き合う新スタイルのファミリーウエディングを開発しました
—— (村上さん)
ファミリーウエディングの重要性を再確認したのをキッカケに、“家族”という点を深ぼって新たな結婚式のスタイルを提案していきます。
アニヴェルセル表参道の7F”Maison(家)”は、ファミリーウエディングの価値をアップデートしていくでしょう。
特に、大人ウエディングを希望する方から注目を集めると予想されます!
それぞれ異なる環境の中で育ってきたふたりが新たな家族になるということは、新しい環境が生まれるということ。
アニヴェルセル表参道の新しいファミリーウエディングは、新たな家族の誕生を祝うという目的だけでなく、これから新しい環境を構築するうえで欠かせない“お互いを深く知る”結婚式になりそうだと感じました。
4.半日貸し切り&0泊2食付きのゆったりウエディング
出典:アニヴェルセル表参道
しかし、6時間もフロアを貸し切れるとなると「両家の家族だけで間がもつかな?」「時間を持て余してしまったり、親族やゲストを退屈させてしまわないかな?」と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここで、半日貸し切り&0泊2食付きのウエディングの進行を見てみましょう!
7:15 新郎新婦来館
7:30 マスタールームで支度(約2時間)
7:30 両家親族・ゲスト来館
8:00 朝食ビュッフェ(親族・ゲストのみ)
10:00 挙式
10:30 披露パーティ
12:30 お開き
13:30 マスタールームで支度を整えて退館
※午後のウエディングは14:00新郎新婦来館〜20:00退館で、進行例は上記に同じ
※進行例はあくまでも一例です
半日の間、両家のウエディングを支えてくれるのは7F専任スタッフ。ウエディングプランナー、シェフ、バンケットマネジャーをはじめ、コーディネーター、スタイリスト、カメラマンからなるプロフェッショナル集団です。
そのため1つとして同じウエディングはありません。
例えば、キッチンでふたりが思い出の料理をつくってみんなに振る舞ったり、両家の思い出の映画を鑑賞したりと様々な過ごし方をプロが一緒に考え、つくりあげていきます。
また、7F限定のシェフオリジナル料理コースも開発中です。
従来の婚礼料理はまず、食材・調理法・デザインを選び、“ふたりの想い”を表現するメニューに仕上げる、という順番でした。
7Fでは「感謝」「出会い」「感動」といった“ふたりの想い”をベースに、食材・調理法・デザインを選びクリエイトしていくという、これまでにない新しいスタイルが採用されます。
村上さん曰く、ふたりと両家のことを知れるコンテンツや、フロア限定の商品(挙式・ドレス・料理・ドリンク)も展開予定とのことなので今後の発表が楽しみです!
5.まとめ│新・少人数専用フロアは理想をはるかに超えていた!
近年需要が高まっているものの、ファミリーウエディングや少人数ウエディングは選べる会場の選択肢が少なかったり、妥協する点が多かったりと、人数がネックとなる部分もあります。
そんな中、アニヴェルセル表参道が新たに提案するファミリーウエディングは、大勢のカップルが「待っていました!」と言わんばかりの空間。
「少人数ウエディングの会場として、まさにこんな空間を求めていた」という方もいらっしゃるでしょう。ゆとりのあるラグジュアリーな雰囲気も楽しめるため、理想以上と言っても過言ではありません。
アニヴェルセル初の試みは今後、結婚式の本質を極める憧れのファミリーウエディングになると予想されます。
次回、最終回は1~2Fの魅力にクローズアップ!ティファニーのフラッグシップストアがオープンして話題の「アニヴェルセル表参道」に新しく登場する、素敵なショップの数々をご紹介します。
新しいアニヴェルセル表参道の開業準備室は2023年1月2日オープン!見学・相談のご予約はトキハナまでお問い合わせください。