【花嫁BOOK|01】そもそも”愛する”とは?愛の本質を学べる、おすすめ本3冊

結婚式では誰もが心に誓う「円満な結婚生活」。でもいざ新婚生活が始まると「ケンカばかり…」「どうすれば円満でいられるの?」そう感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、結婚7年目の筆者が発見した「円満な結婚生活」に必要な3つの知識と、 “愛すること”の本質を説いた名著を3冊ご紹介。いい夫婦になるぞ!と意気込む二人、すでに新婚生活にちょっとお疲れ気味の二人は必見です!
(文:まゆ)

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1.円満な結婚生活に必要な3つの知識とは?

「いつどんな時でも、お互いを大切にする」

結婚式では誰もがそう誓うはずなのに、結婚生活のスタートと同時にその難しさを痛感する人は多いのではないでしょうか。

結婚式場の決定、家や車の購入、出産育児…結婚すると人生の大きな決断が増えるもの。

結婚当初はまだお互い「二人で決める」ことに慣れていないこともあり、

「付き合っている時は全然ケンカしなかったのに、結婚するとケンカが増えた…」

は、新婚カップルによくあるケースです。

先の長い結婚生活。うまくいっている人もそうでない人も、「円満な結婚生活のコツがあるなら知りたい!」と誰もが思うのではないでしょうか。

そこで紹介したいのが、筆者がたくさんの夫婦喧嘩を経て発見した「夫婦円満のために知っておくべき3つの知識」。

それがこちらの3つです。

夫婦円満のために知っておくべき3つの知識
1. “愛すること”の本質
2. 円満でいるためのコミュニケーション方法
3. 男女の脳の違い

この3つを全部知って初めて円満な結婚生活が手に入る…というのが筆者の見解。最初からこれを知っていればどれだけ楽だったか…!

本記事では、中でも夫婦関係の基礎となる1. “愛すること”の本質を説いた名著をピックアップしてご紹介します。

2. “愛すること”の本質を知るための、おすすめ本

「結婚式の準備を進めているのは私ばかり。言われたことだけじゃなくてもっと主体的にやって欲しい」

「新居選び、私は購入派だけど相手は賃貸派。同じくらいお金を払うなら資産になる方が絶対いいのに!」

「気づいて掃除するのはいつも私。共働きなんだし、もっと頑張って欲しい」

「何度も言ってるのに、なんで家出る時に電気消さないかなぁ…」

こんな風に、「相手に変わって欲しい」と思ったことがあるのは筆者だけではない…ですよね…(笑)?

筆者の場合、それがあまりにも多かったのである日ふと思いました。
「私って、この人をちゃんと愛せているのか…?」と。
相手に「変わって欲しい」とばかり感じる自分に違和感を感じたんです。

「ありのままの相手を愛する」は、当たり前に知られる結婚のルール。

でも実際は、
「それって具体的にどういうこと?」
「やり方がよくわからない」
「頭ではわかっていてもイライラする!」
という人は、多いのではないでしょうか。

そこで気付きました。愛するために必要なのは、まず “愛すること”の本質を知ることだと。

ここからは、筆者にその答えをくれた名著を3冊厳選してご紹介。
真の「愛」とは何か?具体的にどんな行動を愛と呼ぶのか?など、読めば「愛すること」の本質を徹底理解できるはずですよ。

3.『愛するということ 新訳版』

おすすめ本

愛するということ 新訳版
エーリッヒ・フロム(著) ・ 鈴木晶(訳) / 紀伊國屋書店

まず結婚生活を始める全ての人にオススメしたいのが、『愛するということ 新訳版』。
“愛すること”の本質を深く知りたいなら、必ず手にするべき1冊と言っても過言ではありません。

「相手に対して不満ばかり持ってしまう」
そんな風に感じている人には特に読んで欲しい本です。

著者はドイツの社会心理学者・精神分析学者エーリッヒ・フロム。
ナチスドイツから逃亡したユダヤ人でもあり、戦争と平和について生涯を通して深く考察しています。

多くの戦争やファシズムを目の当たりにする中で、

「なぜ人は権威主義に向かうのか」
「人格を開花させるための方法とは」
「人が幸せになるためには何が必要か」

など「人間の本質」を生涯追求し続けたフロム。

『愛するということ 新訳版』ではその結論として以下のように定義し、愛にまつわる考え方を説いています。

「愛は技術である」

–『愛するということ 新訳版』エーリッヒ・フロム(著) / 鈴木晶(訳)10ページより引用

本書は「愛するのに必要な要素」「愛の種類」「愛を達成するための基本条件」などで構成され、 “愛すること”の本質を哲学的に解説。

「愛する」とは「好き」のように自然に湧き起こる感情などではなく、もっと高みにある行為であり、努力と自己成長によって手に入れるものだと気付かされます。

数十年前の作品ということで、新訳版は現代人にも理解しやすいように訳されています。とはいえ哲学的な内容なので、すっと内容が入ってこない人には、比較的理解しやすい第四章「愛の習練」から読み始めるのもいいでしょう。

いわゆるハウツーではなく概念論なので「今すぐ実践できる●●!」という本ではありませんが、 “愛すること”の基本スタンスを知る上ではこの上ない名著。

「今の自分はパートナーを大事にできていると言えるだろうか?」など、パートナーとしての自分のあり方に迷いを感じている人には響く内容のはずですよ。

4.『幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII』

おすすめ本

幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII
岸見一郎・古賀史健(著) / ダイヤモンド社

エーリッヒ・フロムの『愛するということ 新訳版』を読んだけど難しすぎて挫折した…。

という人にオススメなのが、『幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII』。
アドラー心理学を日本に広めるきっかけとなった世界的ベストセラーの『嫌われる勇気』/岸見一郎・古賀史健(著)の続編です。

アドラーもフロム同様、愛については以下のスタンスを貫いた一人。

「純粋かつ自然的な機能ではない」
「意思の力によって、なにもないところから築き上げるもの」

–『幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII』岸見一郎・古賀史健(著)227ページより引用

フロムの考え方と共通点が多く、本書でもフロムの言葉も多数引用されているので、まずはこちらから読んでみると理解が深まるかもしれません。

著者は西洋古代哲学を専門とする哲学者でありながらアドラー心理学にも精通する岸見一郎氏と、ビジネス書やノンフィクション作品で多くのベストセラーを生み出したライター古賀史健氏。

本書では前作『嫌われる勇気』と同じく、アドラー心理学を説く「哲人」と「青年」のやりとりを通じて「アドラーの教えを現実社会で実践するには?」をより詳しく解説。
前作よりも「愛」や「結婚」について言及する部分が多く、幸せな人生を送るためには、いかに「愛すること」が避けて通れないかが力説されています。

特に「自立」や「尊敬」の真意について語られた部分は

「子育てを終える前に読みたかった」
「教育する立場なら読むべき」

というレビューもあり、これから結婚する人や子育てに挑む人にはまさにぴったりとの意見が。
パートナーとの関係にとどまらない「人を愛する」技術を学べる内容になっています。

結局のところ「愛する」とは相手と向き合う覚悟と不断の努力であり、自己成長によって「成し遂げる」ものだと気づかされる本。

「愛って何?」という問いに確かな答えをくれ、パートナーだけでなくあらゆる人との関係改善に役立ってくれるはずですよ。

5.『まんが!100分de名著 アドラーの教え「人生の意味の心理学」を読む』

おすすめ本

まんが!100分de名著 アドラーの教え「人生の意味の心理学」を読む
岸見一郎+NHK「100分de名著」制作班(監修) / 藤田美奈子(脚本) / 上地優歩(まんが)
宝島社

『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』/共に岸見一郎・古賀史健(著)のような”対話形式”の本は、軽快に読み進められる反面、
「要点がつかみにくい」
「で、結局何が書かれていたんだっけ…?」
と感じる人もいます(筆者もそのタイプです…)。

「アドラー心理学の本を読んでも要点がよくわからなかった」
「そもそも読書が苦手」
「忙しくてじっくり本を読む時間がない」
「パートナーにも気軽にシェアしたい」

そんな人には『まんが!100分de名著 アドラーの教え「人生の意味の心理学」を読む』がオススメ。
アドラー心理学を日常生活に活かす方法が、よりわかりやすく漫画で解説されています。

登場するのは上司や部下、引きこもりの子供を持つ母親、メジャーデビューを果たせないバンドマン、「教育」に失敗した教師…など多彩なキャラクターたち。
それぞれの悩みを抱えたキャラクターが、アドラー心理学を通して人生を変えていく様子が描かれています。

漫画で気軽に手に取れる上に、『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』/共に岸見一郎・古賀史健(著)の2冊を100分で理解できてしまうお得な内容(筆者は1時間かからず読了しました)!
愛や尊敬を説くアドラー心理学の入門書としてぴったりの1冊です。

『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』の2冊に登場した事例が本書では漫画で取り上げられているため、前2冊でいまいちピンと来なかった人も本書で「そういうことだったのか!」と気づくケースがありそうです。

本書は “愛すること”につながる「自立」や「尊敬」とはどういうことか?本当に幸福な生き方とは?などの問いに簡潔に答えてくれるはず。即理解・即行動が叶う点でオススメの1冊です。

6.まとめ| “愛すること”は技術。まずは知ることから始めよう

今回は、 “愛すること”の本質を学べる名著3冊をご紹介してきました。

ご紹介した3冊すべてに共通するのは、 “愛すること”は技術であるというメッセージ。

お付き合い中の人も新婚さんも、パートナーとうまくいかない時は次のように感じることがあるかもしれません。

「私って結婚に向いてないんじゃないかな…」

ですが「愛する」ことが最初から備わっている能力ではなく、日々の努力によって習得するものだとしたら…「最初からうまくできなくて当たり前!」と思えてきませんか?

一番大事なのは、「もっといい関係を築きたい」という思いと、「愛」の本質を知り日々実践することだと筆者は思います。

ぜひこれらの本に勇気をもらって、少しずつ二人で幸せな結婚生活を築いてくださいね。

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