最近よく聞く“1.5次会”というワード。はじめて聞いたという方や、すでに気になって調べた方も多いのではないでしょうか。 インターネットなどで「1.5次会」と検索すると、「結婚披露宴と二次会の間のようなパーティ」と表記されていることが多く、実は正式な定義はありません。 つまり、定義がないからこそ、新郎新婦がどのようなパーティを演出したいのかをしっかりと考えていくことが1.5次会には必要な要素となるのです。 では、さっそく、どのようなパーティのことを1.5次会と呼ぶのか、また新郎新婦やゲストにとってのメリットをチェックしていきましょう! (文:YUMIKO)
1.結婚披露宴と二次会の間、1.5次会はこんな結婚式!
「海外で挙式をした後のお披露目としてパーティがしたい」
「親しい仲間を中心としたパーティにしたい」
「結婚披露宴のような堅苦しさはなくしたい」
「カジュアルすぎる雰囲気にはしたくない」
などといった、自由度の高い演出ができる結婚式を、1.5次会と表現するようです。結婚披露宴よりもリーズナブルにパーティを行えるという、費用面でのメリットを感じている先輩カップルも多いようです。
冒頭でご紹介したように、「どのようなパーティなら1.5次会となるのか」という明確な定義はありません。
「結婚披露宴」は2人が招待したゲストに新郎新婦の晴れ姿をお披露目し、美味しい食事やお酒をふるまっておもてなしをするもの。自分たちが楽しむだけでなく、両家の親御様や新郎新婦がゲストに感謝の気持ちを伝える場でもあります。
「二次会」は、お披露目をメインとするのではなく、新郎新婦の友人側からアクションをしてもらうことも多く、主に結婚をお祝いするのが目的となります。
このような、結婚披露宴と二次会の特徴を踏まえて1.5次会の定義を設けるのであれば、「”結婚式の主催者が誰か”を意識しなくても良い結婚式」ということになります。
新郎新婦がゲストと一緒にゆったりお話をしたり、楽しく写真を撮ったり、その時間を大切にするのが1.5次会になります。
1.5次会でも新郎新婦の希望に合わせて個性を演出できます。
たとえば、「ドレスコードをカジュアルなものに指定する」、「友人にも演出に積極的に参加してもらう」、「手作りのアイテムを増やしていく」、「親をメインにした演出よりも、ゲストや自分たちに寄せた演出にする」などといったアイデアを取り入れることで、自分たちらしい1.5次会が作れます。
2.トータルで考えた時に、“1.5次会にするメリット”ってあるの?
では、どんなパーティ内容であればゲストに喜ばれるのか・・・また、1.5次会にすることによって、新郎新婦やゲストにとっては、どのようなメリットがあるのかを改めて確認していきましょう!
結婚披露宴や二次会であっても、自分たちの思うようなアイテム選びや、演出を考えていくことは可能です。ですが1.5次会の場合は以下の3点に関しての決定が1.5次会の雰囲気を決定してくれる大切なポイントになります。
①会費制にするか、ご祝儀制にするか
②立食にするか、着席にするか
③コース料理にするか、ブッフェ形式にするか
結婚披露宴の場合はご祝儀制が多く、お料理の提供に関しては、着席型のコース料理になる場合が殆どです。それに対して二次会は会費制が多く、立食のブッフェスタイルにする新郎新婦も多いようです。
しかし、1.5次会を希望する新郎新婦が選ぶそのスタイルは多種多様。会費制を設けながらもゲストには着席のコース料理を振る舞い、楽しい時間を過ごしたカップルの例も。自分たちが招待するゲストの顔ぶれに合わせて、自分たちらしいパーティのスタイルを演出しているのです。
また、会場の広さにもよりますが、ブッフェスタイルでありながらも、立食ではなく着席を選択することが可能です。立食のブッフェだとどうしても二次会のイメージが拭えない、と不安に感じるカップルに選ばれているスタイルです。
出典:THINGS Aoyama Organic Garden.dth
3.1.5次会の結婚式に参加したゲストの印象は?
ゲストからは「形式を重んじる結婚披露宴よりも1.5次会スタイルは新郎新婦との交流が多くできるから嬉しい!」「新郎新婦と話したり写真を一緒に撮る時間がたくさんあって満足した」という感想が多く聞かれます。
結婚披露宴の場合、進行を邪魔してはいけないと気遣いをするあまりに、ゲストがなかなか写真を撮れないこともあるそうです。
4.まとめ
いかがでしたか?1.5次会の結婚式を選択するカップルは、年々増加傾向にあると言われています。より自分たちらしさを感じてもらえるようなパーティにしたいから、と1.5次会を選ぶカップルも多くいます。しかし、年々増えている1.5次会だからとはいえ、ゲストの中にはまだまだ「これって二次会とどう違うの?」と感じてしまう人もいるのが現状です。
そのようにならないためにも、2人のやりたいこと、どんな結婚式にしたいのかをしっかりと考えつつ、ウエディングプランナーと相談をしましょう。自分たちらしさを表現できる1.5次会を実現して、ゲストと共に素敵な1日を過ごしてくださいね。