式場代やドレスレンタル代など、なにかと費用がかさむ結婚式。少しでもコストを抑えて、理想の結婚式を実現したいですよね。
そこでおすすめなのが、ペーパーアイテムの手作り。最近ではおしゃれな素材やテンプレートもあり、結婚式にこだわりたい人にもうってつけです。
本記事では、ペーパーアイテムを手作りする際に意識しておきたいポイントや、手作りと式場依頼のメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。ぜひ、この記事を参考にしながら、ペーパーアイテム作りに役立ててくださいね。
(文:表歩美)
目次
1.手作りの代表的アイテム「ペーパーアイテム」の種類とは?
多くの卒花さんが手作りしているペーパーアイテム。しかし、ペーパーアイテムと一口に言っても、その種類は多岐にわたります。ひとつひとつのペーパーアイテムについて、詳しく説明するので、参考にしてくださいね。
*招待状
ペーパーアイテムの代表格である結婚式の招待状は、1部およそ300円ほどが手作り予算の相場だそうです。予算を考慮しながら、結婚式の世界観を意識したデザインを選ぶとよいでしょう。
招待状は結婚式2か月前までにゲストのもとへ届くよう、スケジュール調整が必要です。ゲストのリストアップを早くから済ませておくと、手作り期間もスムーズに進みます。ぜひ、余裕のあるうちからふたりで話し合ってみてくださいね。
*席札
ゲストの名前が書かれた席札は、披露宴会場でどの席にゲストが座ればよいか示すアイテムです。さらに、テーブルコーディネートのアクセントとなる役割があります。タイルやレザーを使用したおしゃれな席札もトレンドです。
席札の手作り相場は1つおよそ40円ほどですが、見た目や素材にこだわるほど費用もかさみます。作り始める前にゲスト全員分にかかる費用を算出し、予算と照らし合わせるようにしましょう。
*席次表
席次表は披露宴テーブルの配置表を指します。テーブルごとにゲストの名前や新郎新婦との続柄が記載されており、ゲスト同士の懇談や新郎新婦両親の挨拶まわりに欠かせません。
席次表の手作り相場は1部につき150円ほど。WEB上で配信されているテンプレートを使用すると、簡単に作れるのでおすすめです。手作りの場合、ゲストの急な欠席にも迅速に対応できますよ。
*エスコートカード
エスコートカードとは、席次表の代わりに使用されるアイテムです。エスコートカードには、ゲストの名前とテーブル番号が書かれており、ゲストはテーブル番号を確認しながら席に着きます。
エスコートカードは席次表よりも自由度が高く、新郎新婦のオリジナルティーを出しやすいでしょう。卒花さんのなかには、エスコートカードに靴下やハンドクリームをつけて、プチギフトも兼ねて用意した例も。ぜひ、自分たちらしさを出せるような、エスコートカードをDIYしてみてくださいね。
*その他
そのほかにも、さまざまなペーパーアイテムがあります。
例えば、新郎新婦を紹介するプロフィールブック。今まで知らなかった新郎新婦の一面を知ることができるので、ゲストも結婚式をより楽しめるでしょう。
また、テーブルコーディネートにこだわるなら、メニュー・ドリンク表も手作りするのがおすすめ。手作りする際は、メニューやドリンクに過不足がないか、ウエディングプランナーに確認してもらいましょう。
2.ペーパーアイテムを手作り?式場依頼?
ここからは、ペーパーアイテムを手作りする場合と、式場依頼する場合のメリット・デメリットをそれぞれまとめました。これから準備を進めるプレ花嫁さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
2-1.手作りするメリット・デメリット
ペーパーアイテムを手作りする大きなメリットは、結婚式費用を節約できること。
ペーパーアイテムで節約した費用をドレスや装飾代などにあてられるので、費用感のメリハリをつけやすいでしょう。さらに、デザインにこだわれるのもメリットのひとつ。新郎新婦らしさをペーパーアイテムから演出できます。
一方、ペーパーアイテムを手作りするデメリットは、時間や労力がかかってしまうこと。
デザインの選定やテキストの入力、印刷など全て自分で行う必要があります。結婚式本番が近づくと、ただでさえほかの準備に時間がとられてしまうので、スケジューリングが難しい場合も。もし、ペーパーアイテムを手作りする場合は、余裕をもったスケジュールを立てましょう。
2-2.式場依頼するメリット・デメリット
式場依頼するメリットは、ペーパーアイテム以外の準備に時間をかけられる点です。
演出内容や花嫁美容に時間をかけたい人は、時短目的で式場依頼する方法がおすすめ。さらに、各式場ごとにデザインが決まっているペーパーアイテムは、結婚式の世界観を統一させるのにもうってつけといえるでしょう。
一方、式場依頼をすると、費用がかさんでしまうデメリットがあります。
例えば、席次表を手作りしたときの相場が1部につき150円ほどなのに対し、ある式場で依頼すると1部あたり650円かかる場合も。ゲスト全員分の席次表を用意することを考えると、差額500円は決して安い金額とはいえません。少しでも節約を考えている人は、手作りする方法をおすすめします。
3.手作りする場合に気をつけておくべきこと
ペーパーアイテムを手作りする際は、スケジュール管理に気をつけましょう。特に、招待状を手作りする場合、結婚式本番2ヶ月前に招待状がゲストのもとへ届くようスケジュールを組む必要があります。
半年~4ヶ月ほど前からゲストをリストアップし、氏名や住所などを確認しておきましょう。
ペーパーアイテムのデザイン選びも、手作りするうえで重要ポイントです。
その際、ペーパーアイテムのテイストを統一させ、全体の雰囲気をまとめる方法がおすすめ。例えば、招待状はラグジュアリーなデザインなのに、席次表や席札がナチュラルなデザインだと、チグハグ感が生じてしまうので注意しましょう。余裕がある時期に、どんな結婚式にしたいか夫婦ふたりで話し合っておくと、デザイン選びもスムーズに進みますよ。
さらに、見落としがちなのが手作りする環境を整えること。
「手作り」と聞くと、紙を切ったり貼りつけたりするイメージが湧きがちですが、パソコンやプリンターを使う機会が多々あります。特に、プリンターを持っていない人は、時間があるうちに準備しておくとよいでしょう。
4.まとめ
結婚式にかかる費用を少しでも抑えるのに有効なペーパーアイテムの手作り。デザインにこだわりたい人やトレンドに敏感な人にも、おすすめの方法です。
しかし、結婚式が近づいてくるとほかの準備に追われてしまい、ペーパーアイテムまで手が回らなくなってしまいがち。余裕があるうちに、少しずつ準備を進めておくと安心です。
また、完全オリジナルでなくとも式場提携外の業者に依頼することで、コストを抑えながらおしゃれなペーパーアイテムを作れる場合も。気になる人は、ぜひ調べてみてくださいね。
なお、ペーパーアイテムの持ち込み料はかからない式場が多いものの、念のため式場に確認しておくとよいでしょう。その際、どのアイテムを手づくりするのか、ウエディングプランナーに伝えておくのも忘れずに。
もし、ペーパーアイテム選びに困ったら、ぜひトキハナに相談してください!新郎新婦に合ったペーパーアイテム選びをサポートします。トキハナではオンライン相談会やLINEでの相談も承っているので、気軽に利用してみてくださいね。