結婚式でゲストをおもてなしするためには、披露宴会場のテーブルレイアウトも重要。
席次を決める前にまず、テーブルの形をどのようにするかを決めていきましょう。
結婚式でよく利用される“丸テーブル”と“四角いテーブル”のメリット・デメリットと選ぶポイントをご紹介していきます。
(文:ameri)
目次
1. 結婚式で丸テーブルを使用するメリット・デメリット
丸テーブルと一口に言っても大きさが違います。最大7名程度の大きさのものもあれば、ホテルには10〜12名座れるほど大きな丸テーブルもあります。
大きくなればなるほどフォーマル感が強くなり、アットホーム感がなくなることは覚えておきましょう。ですが、円卓を囲んで座る形となるため、同じテーブルのゲスト同士はとても話しやすくなります。
こういったプラス面はあるものの、上座に座る人はメインテーブルを見るためには体を回さなければならないため、新郎新婦が見づらくなってしまうという難点もあります。
また、職場関係や友人関係など、バランスよくゲストをグループ分けするには1テーブルごとの人数調整が必要になるなどのデメリットも。しかし、丸テーブルは四角いテーブルに比べてテーブル上の装飾が小さくても十分華やかに見えるため、装飾費用を抑えることが可能となりますよ。
《丸テーブルのメリット》
✔フォーマルな雰囲気になる
✔装飾費用を抑えることが可能
✔自由に配置を決めやすい
✔同じテーブルのゲストが話しやすい
《丸テーブルのデメリット》
✔座る位置によっては新郎新婦が見づらい
✔サイズが大きくなるにつれてアットホーム感が少なくなる
✔バランスよくゲストをグループに分けるのがむずかしい
2. 四角いテーブルを結婚式で使うメリット・デメリット
四角いテーブルはゲスト同士の垣根を作らず、顔を合わせて気さくに話すことができるため、カジュアルな雰囲気を作ることが可能です。もしも1人で列席するゲストがいても、自然にその場に溶け込みやすくなるというメリットも。安心してゲストに結婚式へ来てもらうことを考えるのも、新郎新婦の役目ですよね。
また、1つのテーブルに大人数が座ることができます。招待客が多めの場合は、四角い長テーブルを検討してみてはいかがでしょうか。ですが、一方で端から端までの距離ができるため、横並びの人や向かい側の遠くに座っている人とは話しにくいというデメリットもあります。
さらに、テーブル上の装飾を大ぶりにしなければ、少し華やかさに欠けることがあるため、丸テーブルに比べて装飾の費用は高くつくことが多いでしょう。
《四角いテーブルのメリット》
✔1人で列席するゲストが自然に溶け込みやすい雰囲気になる
✔1つのテーブルに大人数が座ることができる
✔会場が華やかになる
《四角いテーブルのデメリット》
✔遠くの席の人とは話しにくい
✔装飾費用が高くなる可能性が高い
3. 四角or丸、テーブルの形はどうやって決めたらいい?
テーブルの形を選ぶポイントは、「自分たちがどんな雰囲気で結婚式をあげたいか」です。ゲストにどういった時間を過ごしてもらいたいか?という考え方をしてもいいかもしれません。
厳かに…と考えているのであれば、大きめの丸テーブルを選ぶと◎。反対に、カジュアルに、ゲストみんなで気さくに話せる雰囲気にしたいなら、四角テーブルを選ぶといいでしょう。
また、丸テーブルと四角いテーブルをミックスしてレイアウトを考える方法もあります。親族や仲の良い友人たちは丸テーブル、会社関係のゲストは四角いテーブルと、関係性を考えてレイアウトを決めてもよいですよ。
空間装飾や演出、ゲストの関係性など、結婚式のおもてなしを総合的に考えてテーブルレイアウトを決めるのもひとつの手です。
4. 少人数の結婚式には丸テーブル?or四角いテーブル?
少人数での結婚式の場合、丸テーブルと四角いテーブルのどちらを使えばいいのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
(1)すべて丸テーブルにする場合
丸テーブルを選んだ場合、ゲスト同士の交流がしやすくなります。親族と同じ座席は少し緊張してしまうというゲストもいるはず。グループごとに席を分けることができるため、ゲストが緊張することなく列席できるのが魅力です。
また、四角いテーブルはスペースを取るため、丸テーブルの方が自由に配置を決めやすいというメリットも。ただし、座れる人数が限られているため、バランスよくゲストを座席に振り分けるのがむずかしくなることもあります。
(2)四角いテーブルを1本置く場合
1本の四角いテーブルの場合、両家が向かい合う形になるため、両家同士が交流しやすくなります。ゲストに一体感がでるのも四角いテーブルの魅力です。ただし、テーブルの端と端のゲストは話しづらくなるため、ゲスト同士の交流は決まった相手とのみに固定されやすいことは理解しておきましょう。
(3)四角いテーブルを2本並べる場合
四角いテーブルを2本置くことで、会場が華やかになり豪華な印象を与えてくれます。また、新郎側・新婦側それぞれのゲストの交流はしやすくなります。ただし、両家のゲスト同士が背中合わせになるため、両家同士の交流は少しむずかしくなります。
四角いテーブルは、装飾を大ぶりにしなければ寂しい印象になるため、テーブル装飾にかける費用を増やす必要があるでしょう。
5. まとめ
結婚式場によっては、使えるテーブルの形が決まっている会場もあります。丸テーブルはほとんどの結婚式場で使えますが、四角いテーブルを希望の場合は見学の段階で確認が必要です。
自分たちのこだわりから結婚式場のタイプを選び、その中でもテーブルの形が理想に合った結婚式場を探してみるのがいいのではないでしょうか。
結婚式場にはプランナーさんがいるけど、ネット上のサービスでは相談する人がいないから不安……と考えている方も大丈夫。トキハナには、困った時に相談することができるオンラインプランナーがいるため、安心して結婚式準備を進めることができますよ。