「デザインは好きなのに、着てみると何だかしっくりこない…。」服選びのあるあるですよね。
服の雰囲気を決める重要な要素の一つに「素材」があります。
この「素材」の持ち味に、「自分らしさ」をうまくフィットできるかどうか。ドレス選び成功の秘訣は、そんなところにもありそうです。
この記事ではウェディングドレスのファブリック選びのコツと、それぞれの魅力についてご紹介します。(文:まゆ)
目次
1. 同じデザインでも素材によって印象が変わる!?
ウェディングドレスは、使われる素材によって、同じデザインのドレスでもイメージは全く違うものに。
では、どうやって自分に似合う素材を見極めればいいのでしょうか。
骨格タイプ
顔立ち
全体の雰囲気
おおむねこの3つが、似合う生地を左右するポイントです。まずは、自分の骨格タイプを分析してみましょう。
例えば、ミカドシルクなどのハリのある素材は、生地の重厚感に対抗できる「体の厚み」が物をいいます。華奢な人の場合、生地のインパクトに「その人らしさ」が呑まれてしまうことも。ミカドシルクのドレスは体に厚みがある人、骨格がしっかりした人が着ると、比較的バランスをとりやすいといえます。
逆に、羽のように軽く繊細なレースやチュール素材はと言うと…身体に厚みがあり、骨格がしっかりした人が着ると、ものによっては素材が負けてドレスが映えないことも。レースやチュールのドレスは体の線が細く、華奢な人の魅力を引き出しやすい素材です。
もちろんこれは、あくまで目安。実際は体型だけがポイントではありません。「着る人の持つ雰囲気」や「ドレスのデザイン」なども含め、トータルで見て初めて「似合うかどうか」がわかります。
それでは、一つ一つ素材の特徴とドレス例を見ていきましょう。
2. ウエディングドレスの【素材】は7種類
ウエディングドレスの素材は、以下の7種類です。
- ウエディングドレスの【素材】
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チュール
オーガンジー
ジョーゼット
シルク
タフタ
サテン
レース
2-1.チュール
細かい網目で織られた、透け感のある生地「チュール」。
ベールによく使われているのもこの素材です。
ソフトチュールとハードチュールの2種類があり、中でも柔らかいチュールは、流れるように体にふんわりと添うロマンティックな印象に。
骨格タイプでいうと、骨格ウエーブさんとチュールの相性は、ばっちりです!
チュールのウェディングドレス|KIYOKO HATA
出典: アクトレスウェディング
クリスタルのように輝くグリッターとトレーンのフラワーが印象的なドレスです。
チュールは全体的にふんわりとしていてキュートなウエディングドレスです。
チュールのウェディングドレス|beccar
立体的なケミカルレースが、ナチュラルで女性らしい一着です。
オフショルダーのマーメイドドレスに、グリッターチュールを施したオーバースカートが付いた2WAYのドレスでもあります。
2-2. オーガンジー
チュール同様、透け感がある軽やかな素材「オーガンジー」。
チュールとの違いは、その弾力性と光沢、シャリ感です。ハリがあり、重ね方次第でボリューム調整や様々なフリル使いが可能な素材です。
ハリがあるのに、透け感があり重く見えないのはオーガンジーならでは。
華奢な人・厚みのある人どちらでも着こなしやすい素材と言えます。軽さ・ボリュームの両方を叶えたい花嫁さんにピッタリ。
オーガンジーのウェディングドレス|Seul
出典:Seul
少し透けるオーガンジーをふんわりと立体的なデザインに仕上げ、透明感溢れるドレスに。清楚感がありながらも華やかさもあり、大人シンプルな印象に。
2-3. ジョーゼット
日本では「ちりめん」と呼ばれ、表面に細かな凹凸がある「ジョーゼット」。
オーガンジー同様シャリ感がありつつも、柔らかくしっとりとした垂れ感が特徴です。体に程よく添い、ラインを美しく見せ、艶っぽさを演出してくれます。
軽いながらも透け感が少なく存在感がある素材のため、こちらも華奢な人・厚みのある人どちらもチャレンジできそうです。
ジョーゼットのウェディングドレス|N_DRESS
出典:N_DRESS
柔らかい厚みのあるシルクトリプルジョーゼット生地に、袖は少し張りのあるネットドットチュール、バックスタイルは深いVカットで、大人っぽくドレッシーに。
カフス部分と腰に連なるクルミボタンがクラシカルで上品な雰囲気に。 胸元は少し大きめのパールボタンがついています。
スカート部分も少しボリュームのあるAラインで、カッティングのキレイなドレスです。
2-4. シルク
上品なオフホワイトの光沢と、手触りの良さ、軽さが特徴の「シルク」。高級素材ならではの重厚感があり、優雅な印象を与える素材です。
ハリがあるため、骨格がしっかりした人や体に厚みのあるタイプの人にオススメです。
骨格タイプでいうと、骨格ストレートさんにぴったりです!
シルクのウェディングドレス|Felice Vita×Bellissima
シルクミカドのパールのような艶感が上品な印象のコンパクトなAラインドレス。バックデザインはシルクの光沢感が映え、他にはない高級感を演出します。
2-5. タフタ
光沢とハリに加え、ゴワっとしたシワ感が特徴の「タフタ」。シルクの透明感に対して、よりマットな印象になります。
シワそのものがアクセントとなり、ふんわり感を演出してくれるため、シャープすぎず、親しみやすいイメージをプラスしてくれます。
タフタのウェディングドレス|BERRY STUDIO
出典:BERRY STUDIO
レースとビーズ刺繍が入った、張りのあるビッグスリーブが特徴のドレスです。張り感はまさにタフタ素材にしかない重厚感です。
2-6. サテン
なめらかな光沢が特徴の「サテン」。朱子織という、縦糸と横糸の交差をなるべく少なくする特殊な織り方で仕立てられています。
「サテン」とは織り方のことで、中でもシルクを使ったものは「シルクサテン」と呼ばれます。
サテンのウェディングドレス|MERRY・MARRY
出典:MERRY・MARRY
フィット感とフレア部分のバランスが秀逸なこのマーメイドドレスは、MERRY・MARRYのもの。
フリルに仕立てたサテンのトレーンが光を受け、光沢が豊かな表情を生んでいます。
2-7. レース
ほかの生地に比べて、ほど良く肌見せをしながら女性らしさを生み出すレース素材。今流行りのガーデンウェディングなど屋外の式場では、そよ風に優しく揺れる軽やかさが魅力です。
色味によっても雰囲気が大きく変わるのがレース素材の特徴のひとつ。例えばイエロー系であればクラシカルな印象に、純白のレースであれば軽やかでヘルシーな印象になります。会場の雰囲気やテーマに合わせて、コーディネートできるのもレースの魅力です。
レースのウェディングドレス|Nuance
出典: Nuance
総レースのスレンダードレスはナチュラル系が好きな花嫁さんに人気です。
リバーレースの7分袖のトップスとスレンダーなジョーゼットスカートのドレス。
レースのオーバースカート付きで総レースのドレスにも着せ替えできる2wayタイプです。
3. まとめ | 質感や着心地を確かめにショップへ行ってみよう
ウェディングドレスに使われる代表的な素材・ファブリックの特徴と、その素材を使って作られた素敵なドレスをご紹介しました。「自分に似合うのはこの素材かも!」が見つかりましたか?
「とはいえ、やっぱりどれが似合うのかわからない…」
そんな人も、一回着てみるとフィット感や違和感はすぐにわかるもの。何より試着しに行ってみるのが近道です!「自分らしさ」と「素材」が、うまくフィットするかどうか。最終的には、実際に着てみないとわかりません。
トキハナでは、オンラインで手軽に試着予約やオンラインプランナーへの相談が可能です。ぜひ一度、着心地や質感を確かめに、試着に行ってみてくださいね。
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