【結婚式の見積もりの見方】金額が上がりやすい項目や節約できそうな項目まで全部解説!

「結婚式の見積もりって初めて見るからよくわからない…」と思っている方も多いのでは?
一般的に結婚式の見積もりって100万円くらい金額が上がるって聞くし、ちゃんと検討したいけど見方がわからず断念してしまうことも。
この記事では、正しい見積もりの見方を徹底解説します!金額が上がりやすい項目や、節約できる項目など、要注意ポイントを交えてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。(文:aiiro_aiko)

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■自分たちの結婚式のリアルな見積もりが知りたいなら「まずは見積もり」

まずは見積もり

1.知っておくと超安心!結婚式の見積もりの見方

多くの人にとって初めて目にする「結婚式の見積もり」。

ブライダルフェアに参加し、ウエディングプランナーから提示される見積もりには、たくさんの項目がずらりと並んでいて、「何がなんだかわからなかった…」という声も少なくありません。

一般的に、結婚式の見積もりとは、その会場で結婚式をする上でかかる費用がまとめられた書類です。例えば、会場使用料や衣装、料理、引出物、写真映像、サービス料などなど。

何会場か見学して比較するためにも見積もりの見方は知っておくと正しい判断材料になるので、この記事でしっかりと解説していきますね。

また、結婚式の見積もりは「変動する」ということもしっかりと頭に入れておきましょう。
見積もりをもらうタイミングは大きく次の3回くらいです。

■見積もりをもらうタイミング

①初回見学時(契約前)にもらう見積もり
②契約後、打ち合わせのたびにもらう見積もり
③最終見積もり

よく聞く「見積もり金額が100万円くらい上がった!」と言われるのは、この①と③の間にさまざまな打ち合わせを経てプランや人数が確定し差額が生じているからです。

でも、「なんで100万円も費用が上がるの?」と疑問に思う方も多いはず。もし費用を抑えることができるなら、リーズナブルに賢く素敵なウエディングにしたいですよね。

だからこそ、この記事では一般的な初回見積もりを例に挙げ、次の3分類をして徹底解説いたします!

徹底解説!要チェックの見積もり3分類

見積もりが上がりやすい項目

節約できそうな項目

要注意な項目

賢く後悔のない結婚式にするために、ぜひ参考にしてくださいね。
では、さっそく項目別に詳しく解説していきましょう。

2.見積もりが上がりやすい項目

まずは、見積もりの金額が上がりやすい項目について解説していきましょう。
結婚式においてもとても重要なアイテムばかりなので、要チェックです!

料理・飲み物・会場費

料理や飲み物が最も見積もりが上がりやすい理由としては、「ランクアップ分×人数分」の費用が発生するからです。

例えば、初回の見積もりには17,000円のコースが入っていますが、これは最低ランクのコースで、アップグレードすると20,000円のコースがあったり、それ以上の価格のコースもあるかもしれません。

ゲストのおもてなしになるお料理なので、出来るだけいいお食事をご用意したいものですよね。
大切なのは、現状の見積もりに入っているコースがどんな内容なのかということ。

出典:アニバーサリーアン 恵比寿

中には、初期見積もりに入っているお料理コースのメインは「チキン」ということも。やはりお祝いごとなので「牛フィレ」などにしたい!と思うとランクアップが必要だったりするので、しっかりとお料理の内容も把握しておきましょう。

もしもメインのお肉を「チキン」から「牛フィレ」にランクアップするのに1名あたり3,000円必要になったとすると、

3,000円×60名=180,000円を初回見積もりに追加

ということが考えられます。

ドリンク内容も同じです。4500円のコースの中にアルコール&ノンアルコールの種類がどの程度入っているのかしっかりとチェック。お酒好きのゲストが多い場合などはランクアップも検討しなければならないかもしれません。

また、料飲関連であれば他にもウェルカムフードやデザートブッフェ、乾杯酒などもオプションで用意がある会場も多いので、それらを注文すると同じように人数分プラスαになることも。

出典:旧石丸邸 ガーデンテラス広尾

ケーキや会場使用料などは基本的にランクアップという概念はないので、人数の変動によって合計額が変わるような仕組みです。

例えば、ゲストが初回見積もりの60名から80名に20名増えた場合、

ケーキは1,000円×20名=20,000円追加
会場使用料も1,000円×20名=20,000円追加

控室料は2室しか見積もりに含まれていないので、両家親族に1室ずつ+友人に1室で3室を用意するとしたら1室17,000円追加になります。

ランクアップをすると費用は上がりますが、ゲストへの大切なおもてなしのアイテムなので、節約することはおすすめできません。納得のいくお料理・ドリンクコースを選ぶようにしましょう。

装花・コーディネート料

装花・コーディネートとは、結婚式で用いられるお花や装飾にかかる費用のこと。
初期見積もりでは最低プランで入っていることが多いので、打ち合わせ後に金額が上がりやすくなります

装花は飾れば飾るほど会場は華やかになります。
例えば、ゲストをお迎えするロビーや、お手洗いにお花を飾ることもできますし、テーブル装花に関しては、人数が増えればテーブルの数も増えるので金額は加算。

出典:MAISON 8

さらに、テーブルクロスの色を変えたい場合、オプションになることがあるので注意が必要です。
会場の広告写真は、写真映えするようにクロスの色をホワイトではなくカラーにしていることもあり、そのイメージでご自身の披露宴も考えていると追加料金になることもあるので、確認しておきましょう。

このあたりはプロにしか分からないことなので、意外に落とし穴になりやすいです。

それだけではなく、ブーケ&ブートニアはお色直し用にブーケを持ち替えたいという希望があるならば2つ注文することに。現状の見積もりにブーケが何個分入っているかチェックしておきましょう。

出典:THINGS Aoyama Organic Garden. dth

もちろん装飾もこだわりたい!と思う新婦さんも多いと思いますが、費用面も大切ですよね。

これらもおもてなしの一環になるので、あまり節約はおすすめできませんが、式場選びの際に会場自体が華やかで綺麗な場所を選ぶと、そこまでお花で豪華にする必要はないでしょう。式場選びの段階から少し意識してくださいね。

衣装・美容着付け

衣装関連はもっとも費用が上がりやすいポイント!
新郎新婦の衣装は初期見積もりでは最低ランクのものが入っているのが一般的。どの衣装を選ぶかによって金額が大きく変動していきます。

衣装にこだわりがない新婦さんであれば、最低プラン内からドレスを選ぶこともできると思いますが、多くの新婦さんはご自身の好きなイメージや似合うドレスを選ぶ傾向にあるので、プラン内ではなくアップグレードが当たり前。

例えば、次のような追加料金が考えられます。

新婦衣装を500,000円のプランにグレードアップ → 200,000円追加
お色直し衣装を追加 → 新郎新婦衣装400,000円追加(新婦300,000円/新郎100,000円)

もしお色直し衣装が「和装」となると、別途和装用の着付け料(約100,000円)などが追加になることもあるので、念頭に入れておきましょう。

基本的には会場が提携しているドレスショップから衣装を選ぶことになりますが、節約をするならば「持ち込み」を検討するのも◎。

出典:IWAI OMOTESANDO

ただし、「持ち込み禁止」の会場もあるので、式場見学の際にしっかりと確認しておくことが大切。

また、意外と費用がかさむ!と言われているのが、ゲスト衣装着付けです。親御様や親族様が和装をお召しになる場合、着付けのオプションが必要です。
だいたい1名7,000円〜10,000円くらいかかるので、両家で5.6名分の着付けを依頼すると5万円くらいは必要と考えておくといいでしょう。

写真・映像

見積もりが上がりやすい項目の最後は、「写真・映像」。

ここは新郎新婦さんもこだわりたい項目ではないでしょうか。
結婚式当日は緊張していたり、あっという間に時間が過ぎてしっかりとゲストの顔ぶれを見ることができなかった。という声も多いです。

そのために、写真や映像は大切な記憶を記録に残す重要なアイテム。
だからこそ、アップグレードされる方は多いです。

「記念写真」とは、いわゆる型物写真のこと。
雛壇を組み、室内であればストロボをたいて撮影するような昔ながらのフォーマルな写真撮影です。

これらは親族様も記念に欲しいとおっしゃることも多いので、枚数を追加することもあるでしょう。

スナップ撮影はカメラマンが結婚式の模様を付きっきりで撮影してくれること。
会場を知り尽くしたカメラマンが撮影するので、しっかりとポージングを決めた写真から、ふとした瞬間の自然な写真までバリエーション豊富に残すことが可能◎。

出典:ソラ 神戸(SOLA KOBE)

ただし、撮影範囲をしっかりと確認しておきましょう。一日の中でどこからどこまでカメラマンが入るのか大切なポイントです。

また、映像に関してもビデオ撮影においても同様です。
披露宴のクライマックスに当日の映像が編集された「撮って出しムービー」を流したい!ということであれば追加料金が発生することがほとんど。

基本的に、初期見積もりに含まれている撮影は一番シンプルな内容になるので、希望がある場合は、初期見積もりの段階から項目に入れておいてもらうようプランナーに伝えておきましょう。

3.節約できそうな項目

ここまでは、費用が上がりやすい項目ばかりご紹介していたので、結婚式はお金がかかる…と思っている方も多いかもしれませんが、節約できるアイテムもあるので安心してくださいね。

続いては、節約できそうな項目を解説していきましょう!

挙式料

みなさんは挙式スタイルにこだわりはありますか?
小さい頃からの夢でキリスト教の結婚式がしたい!という方は別ですが、とくにこだわりのない方には「人前式」がおすすめ。

出典:HOTEL EMANON

人前式にするとキリスト教に比べて牧師や聖歌隊の料金がかからないので、比較的リーズナブルに挙式を行うことができますよ。上の見積もりから数万円節約できるでしょう。

とくに昨今では、オリジナリティのある結婚式が主流なので、人前式が人気に。ジブンスタイルの挙式が叶い、さらにお安くなるのは嬉しいですよね。

介添料とは、挙式中に新婦さんのドレスを綺麗に直したり、ブーケを預かったりと身の回りのケアをしてくれる人のことです。こちらは必ず発生してくるので、覚えておきましょう。

ペーパーアイテム

ペーパーアイテムも節約術の一つ!
会場見学時の初回見積もりの際に、「手作りします!」と伝えていれば上記の金額が見積もりに反映されることはありません。

招待状はお2人の結婚をお知らせする最初のおもてなしアイテム。
会場の提携先からデザインを選ぶのもいいですが、手作りするとぐっと費用を抑えることができるのでおすすめです。

ロフトや東急ハンズで手作り招待状キットを購入することもできますし、オシャレでリーズナブルなデザインをSNSやネットで外注することも◎。

また、筆耕も字に自信がある方はご自身で宛名を書くのもいいでしょう。字の上手い下手に関わらずご自身で書くことにより「味」が出たり、「感謝の気持ちが伝わる」といった効果もありますよ。

席札や席次表も同様です。
テーブルコーディネートに合わせて手作りするとオシャレで節約にもなるので多くの新郎新婦さんが節約術として取り入れていますよ。

出典:MAISON ROSE

基本的に、招待状は「世帯に1部」という考え方です。
席札、席次表、メニューカードは1人に1部がベストですが、メニューカードや席次表は世帯に1部でもOKです。

芳名帳は会場のオリジナルロゴが入ったものも素敵ですが、ご自身でご用意されるとお安くなることもあるので節約ポイントになるでしょう。

昨今では、コロナ禍の影響で受付の密を回避するために芳名帳を廃止して、その代わりにネームカードを招待状に同封し、ゲストにあらかじめ記入して持参してもらうスタイルが主流になりつつあります。

この場合も、会場経由ではなくご自身でご準備されるとコスト減にもなるのでおすすめです!

4.要注意な項目

続いて、見落としがちな要注意項目を解説していきましょう。

ギフト

引出物や引菓子は「世帯に1つ」必ず用意をしなければならないアイテムです。
ゲストからいただくご祝儀の1割相当のお返しが必須。
ペーパーバックは引出物引菓子を入れる紙袋なので個数分必要になります。

ここで注意が必要になるのは、参考見積もりのように引出物が一律4,000円になるか否かということ。
基本的にご祝儀の1割相当をお返しするので、上司や親族の方への引出物をランクアップすることも考えられますよね。

お2人が“あえて”全員に同じ引出物を贈る!とするならばこの見積もりでOKですが、もし“贈りわけ”をしようと考えている場合金額が変動することを意識しておきましょう。

また、地域によっては引出物・引菓子以外にも鰹節や紅白饅頭などお返しを3品用意する風習もあるので、チェックしておいてくださいね。

送賓時にゲストに渡すプチギフトは基本的には初期見積もりには入っていないので、打ち合わせの際に「必要」となれば計上されると覚えておきましょう。

プチギフトは会場が用意しても持ち込みにしてもそこまで金額は変わらないので、手間を考えると会場側に用意してもらった方が◎。

演出

司会や音響照明、映像の機材料金は必ず発生するので必要費用と思っておきましょう。

ただし、フラワーシャワーやキャンドルサービスなどは進行の打ち合わせをして初めて決定する演出になるので、後々追加になることが多いです。

出典:アルカンシエル南青山

絶対この演出はしたい!とイメージがあるものは会場見学の際に、初回の見積もりに反映してもらうようにプランナーに伝えておくと良いでしょう。

サービス料

最後に見落としがちの「サービス料」について。

そもそも、結婚式のサービス料とはいったい何をさすのか解説しますね。

結婚式のサービス料とは、ゲストをおもてなしするのに必要なスタッフの人件費のこと。主に料理とドリンク、つまり飲食代金の合計額に会場規定のサービス料が加算されるのです。

出典:東京會舘

多くの結婚式場では、だいたいサービス料は飲食費用合計額の10%くらいで、高級ホテルなどでは13%〜15%程度となっています。

小計①の項目は、料理や飲み物など「見積もりが上がりやすい項目」になるので、見積もりが上がれば自動的にサービス料も上がることに。

サービス料は必ずかかる費用でもあるので、項目内容として把握しておくようにしましょう。

5.まとめ

ここまで、結婚式の見積もりの見方について解説をしてきましたが、イメージは出来ましたか?

ブライダルフェアに行って初めて見積もりを見るのではなく、見学に行く前に見積もりのことを知っておくと、比較検討もしやすく見積もりの上がり幅も予測できるので安心です。

万が一、ご自身で事前に見積もり項目を把握することは心配!という方は、お気軽にトキハナへご相談ください!

トキハナでは、元ウエディングプランナーがお二人のリアルな見積もりを見学前にお知らせしたりと、きめ細やかなサービスを無料で提供しています。

■自分たちの結婚式のリアルな見積もりが知りたいなら「まずは見積もり」

まずは見積もり

見積もりの見方を把握して、お金の不安なく大切な結婚式を迎えてくださいね♪

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