「キャリアと結婚どちらも両立できるの?」「仕事は続けたいけど、結婚も諦めたくない…」と考えている人も多いのではないでしょうか。
ひと昔前までは、結婚したら家庭に入る女性が一般的でした。しかし、昨今では結婚とキャリアの両方を掴み取る人も少なくありません。
今回は、新卒で楽天に入社後、別会社での取締役経験を経て起業した卒花の角田藍美さんにインタビュー!第一線で働きながら、結婚をしようと思った経緯や結婚式を挙げた理由など、詳しくお話を伺いました。
キャリアと結婚の両立を叶えたい方、ぜひ最後までご覧ください。
(取材・文/岡田真希)
目次
1.角田藍美さんのプロフィール
大学卒業後、生まれ育った北海道から上京し、楽天グループ株式会社に入社。5年間の勤務期間でECの営業、ライブコマースの事業開発を担当。
その後、スタートアップ企業のYOUPACEに転職。ライブ配信の事務所で、社員2人の時からジョイン。役員として、事業・コーポレート・採用全ての分野を担当。
3社目で自ら起業し、親孝行をしたい人に向けたサービスを提供する、株式会社親孝行ドットコムを設立。親孝行をしたいけれど、ギフト選びが苦手な人に向け、GPTを用いたギフト選びのアイディアを提供するサービス等を展開している。
2.結婚について
ご両親の年齢や、結婚されたご友人の影響で、本格的にご自身のライフプランを考え始めた角田さん。効率的に理想の方と出会うためにマッチングアプリを活用されていたそう。
角田さんならではの結婚観について、詳しく紐解きます!
2-1.失敗の理由を追求したことが、理想の結婚相手との出会いに
岡田
今の旦那様と出会ったきっかけを教えてください
角田さん
当時は、出会いの場として合コンが主流でしたが、中々この人だという人に出会うことができず、時間とお金が勿体ないと思っていました。
そこでメッセージ機能等がついておらず、マッチしたらご飯にいけるというシステムのマッチングアプリを使い始め、今の旦那さんに出会いました。
最初はやっぱり、マッチングアプリに対して人並みの失敗はしていたのですが、30~40人と会っていく中で、プロフィールを見ただけで、相手の性格が肌感で分かるようになっていきました。
プロフィールを見ただけで相性の良さが分かるようになったのは、「なぜ」失敗したのかを徹底的に考えたからです。
例でいうと、私はお酒が飲める方が良いなと思っていたのですが、実際にマッチして会った人の中には、全くお酒が飲めない方もおり、お互いミスマッチになることがよくありました。
そこでお酒が飲めない方とマッチしてしまう原因を考えた結果、「プロフィールにお酒が好き」だと一言も書かれていない方と会っていたからだと分かりました。
嫌いだとも書かれていませんでしたが、嫌いなものはわざわざプロフィールには書かないですよね。
それに気付いてから、お酒が好きと書いていない方は、他に書いてあることがどんなに魅力的でも無条件で対象外にすることにしました。
そのように条件を絞りつつ100人の方とお会いして、今の旦那さんに出会いました。
2-2.徹底的に「なぜ」を追い求める中で定まった結婚相手への条件
岡田
結婚相手を決める上で設定した条件を教えてください
角田さん
条件は、人生への熱量が高い人、変化をし続ける人、私が知らない分野のことを教えてくれる人など色々ありました。
私は好奇心が強いので、その点でこれらの条件はとても重要でした。プライベート的な面では、先述したようにお酒が好きな人、ご飯が好きな人に加えて、私自身がコーヒー好きなので、ブラックコーヒーが飲める人と、「食」に関わることを多く条件にしていました。
仕事に没頭していると、パートナーと時間を共有できる「食」は重要な要素だと考えたためです。
まとめると、一緒にいる時間で自分らしく過ごせるかということが重要でした。
また、女性の場合は結婚・出産でキャリアにも変化が出てくると思うのですが、どの選択肢をとっても私のことを好きでいてくれる人が良かったです。
人によっては、頑張っている私が好きな人や、反対に主婦として家庭を守ってくれる人が好きな人など、役割を含めて好きになる方がいると思うのですが、役割はいずれ変わる可能性が高いものなものなので、どんな私でも好きでいてくれる人が良いと考えていました。
さらに、自分自身のこれまでの経験から、感情で動いて人と付き合っていた時は上手くいかないことが多かったです。
だから、今まで付き合ってきた人たちを振り返ってみて、どこが合わなかったんだろう、どうして上手くいかなかったんだろうということを都度洗い出し、自分が変われるところや妥協できる部分は自分の中で解決し、ここだけは譲れないというポイントだけを絞って相手に求める条件としました。
他人のことは変えられないので、自分で変えられる部分は最大限変える方が良いと思います。
2-3.素の自分を受け入れてくれるパートナーの存在
岡田
今の旦那様と結婚を決めた理由を教えてください
角田さん
マッチングアプリを活用していく中で、今の旦那さんが先に話していたような条件に初めて合う人だったので結婚を決めました。
実際に、付き合ってすぐに大手からベンチャー企業に転職し、今は自分で会社を設立していて、出会ってから5年間で私自信様々な変化がありましたが、どんな生き方に対しても肯定してくれるすごく寛容な方だなと思っています。
あとは、私がどう頑張っても朝が苦手な夜型タイプなので、そういうところも含めて受け入れてくれることも大事なポイントでした。
まとめると、旦那さんは素の自分を受け入れてくれる人だったので、結婚を決めました。
3.結婚式について
近年では、結婚式を挙げないカップルも増えてきましたが、角田さん夫婦は結婚式を挙げる選択をしました。
結婚式を挙げた理由や、忙しい中で効率的に結婚式準備を進めた方法など、詳しくお話を伺いました!
3-1.結婚式を挙げたのは、「親孝行がしたかった」から
岡田
なぜ結婚式を挙げようと思ったのですか?
角田さん
最初は、結婚したら結婚式をやるのが当たり前だとなんとなく思っていたのですが、コロナの影響で何度も延期になり、改めて結婚式を開く理由を考えました。
その時に、親のために結婚式をしたいという理由に行き着きました。
仕事の中で、皆さんに親孝行の意義をよく聞くのですが、”子供が元気でいること”、”子供が幸せでいること”って大体皆さん答えられるんですよね。
ただ”子供の幸せ”が1番の親孝行だとしても、実際親は寂しい思いをしていることもあり、それを我慢して言えないなんてこともあります。
そんな時、子供として親に何をしてあげられるのだろうと考えたら、やっぱり結婚式っていう幸せな瞬間をきちんと見せてあげたいと思ったのです。
また、私の母の場合、1日のうち父としか話す相手がいないという状況なので、社会的な接点が少なく、とても寂しいと思うんです。
私も、創業当初似たような状況になった際、1週間で精神的に参ってしまったので、そんな時間をずっと過ごしている母の寂しさは計り知れないと感じました。
しかし、そのような日常の中で、例えば1週間後にイベントがあると思うと、日々の生活を維持するモチベーションになるのではないかと思ったのです。
そんな一大イベントはもう子供が作ってあげるしかないので、結婚式は絶対やってあげるべきだという考えに至りました。
3-2.短い準備期間でのポイントは、プロに頼ること
岡田
3ヶ月という短い準備期間でしたが、どのように結婚式準備をしましたか?
角田さん
基本的には、プロである式場の方にすべてお任せしました。
私が花の色や装飾の色を決めるよりも、式場の方のほうがよりクオリティの高いものを作ってくれるだろうと思って、全てお任せしました。
また、準備のためのミーティングをショートカットしたので、通常の1/3のミーティング時間で済みました。
今まで様々な友人の結婚式に参加しましたが、正直細かい部分まで覚えていないもののどの式も素晴らしかったので、すべてプロにお任せする上での不安は全くありませんでした。
3-3.両親を喜ばせることには妥協なし
岡田
結婚式・披露宴でこだわったポイントはありますか?
角田さん
人に任せても出てこない、”親への感謝”をどうやって伝えるかは自分で考えました。
具体的には、花嫁の手紙を読んだことに加え、ピアノを演奏しました。
小さい頃に週1でピアノ教室に通っていて、親が送り迎えをしてくれていたので、親にとっても思い出深く、つながりがある物だと思ったためです。
当日は、小さい頃によく弾いていた3曲を演奏しました。正直、クオリティに関しては、ブランクが長かったことや、練習時間もあまりとれなかったことがあったのでこだわらず、親に感謝の気持ちを伝えることにはこだわりました。
当日、懐かしい曲を弾いたのもあり、母も父も喜んでくれて嬉しかったです。
4.まとめ
今回は、キャリアと結婚の両立を叶えた角田藍美さんにインタビューしました。
取材を通じて、角田さん独自の理想的な結婚相手の見つけ方や親への感謝を伝えることにフォーカスした結婚式の形など、新鮮な驚きを覚えました。それと同時に、徹底的に考え抜く角田さんの姿勢が強く印象に残っています。
キャリアと結婚を両立したいなら、まずは絶対に譲れない条件とその他の条件での取捨選択が大切なのかもしれません。
ぜひこの機会に、キャリアと結婚についての考え方を深めてみてください。
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