前回の花嫁BOOK第5回で紹介した夫婦ミーティング。やってみたい!と感じた新郎新婦さんが次に突き当たるのが「でも何をどう話し合えばいいの?」というギモンです。
そこで今回は、夫婦ミーティングの議題がザクザク見つかるマンガを3冊ご紹介。「時間がない」「本が苦手」という人も、楽しく学びながら夫婦ミーティング成功の秘訣を見つけられるはずですよ。
(文:まゆ)
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1.”夫婦ミーティングの議題”が見つかる!オススメ本3冊
前回の記事【花嫁BOOK|05】夫婦ミーティングを始めよう!結婚式にも役立つ、おすすめ本3冊では、夫婦ミーティングの実例が学べる本を紹介しました。
この記事を読んで「夫婦ミーティングをやりたい!」と思った人が次に突き当たるのが、「何をどう話し合えばいいの?」というギモン。
そう、夫婦ミーティングは議題を決めるのが難しいんです…!筆者も最初は「現状にモヤモヤしているのに、何をどう話し合えばいいのかわからない」という状態でした。
そこで筆者が夫婦関係にまつわる本を読み漁ったところ、以下3つが議題発見の糸口になることがわかりました。
①自分の価値観を知ること(日々感じていることや理想の生活・未来像)
②相手の価値観を知ること(同上)
②結婚後に浮上してくる課題を知ること(お金管理・家事・マイホーム購入・保険など)
今回は、この①〜③を通して夫婦ミーティングで話し合うべき議題を発見できるオススメのマンガを3冊ご紹介。
3冊とも楽しくサクッと読める内容なので、「モヤモヤしているけど話し合い方がわからない」という人はぜひ読んでみてくださいね。
2-1.『結婚一年生 2022-2023年版』
おすすめ本
『結婚一年生 2022-2023年版』
入江 久絵/サンクチュアリ出版
結婚したら話し合いたい、お金の使い方やライフプラン。でも「知識や目安がなさすぎて、話し合っても二人で悩んで終わりそう」「何を参考にしたらいいのかわからない」…そんな風に感じている人も少なくないのでは?
そんな人にオススメしたいのが『結婚一年生 2022-2023年版』。本書はこんな人にオススメです。
・お金の管理が苦手
・家事が苦手
・結婚や出産にまつわる社会制度を全然知らない
・マイホームや保険、結局どうするのがベストかわからない
本書は“ぐうたらダメ嫁”が「知識ほぼゼロ」の状態から結婚生活に必要な知識を得ていくコミックエッセイ。味のあるイラスト、思わずクスッと笑えるストーリーなど、純粋に読み物として楽しい1冊です。
著者は23歳で結婚したイラストレーターの入江久絵さん。
パートナーの実家で自分のダメ嫁ぶりを暴露され、義家族全員から「それはないわー」と言われてしまった経験をきっかけに、豊かな結婚生活を送るにはどうしたらいいか真剣に考えるようになります。
『そんな中で生まれたのがこの本です
結婚生活において自分自身が知っておきたいと思った「お金」「健康」「マナー」「家事」について各専門家の先生方に取材し1冊にまとめました
「緊急で困っているわけじゃないけど気になっていること」「今さら人に聞けないこと」あなたにはありませんか?
この本がそれらの疑問や不安をきっと解決してくれるはず』
— 『結婚一年生 2022-2023年版』入江 久絵(著)・p7より引用
収録されているのは、結婚したらギモンが浮上しがちなこれらの知識。
【お金】
先取り貯蓄の方法 / 物件購入時&購入後にかかる諸費用とその目安 / 自分が借りられる金額の目安 / 出産からの22年の総費用 / 知って得する手続き情報 ほか
【健康】
病気・ケガへの処置方法 / 健康診断でのチェックポイント ほか
【マナー】
冠婚葬祭・贈り物・パートナーの実家やご近所付き合いのマナー ほか
【家事】
新鮮な食材の見分け方 / 家の箇所ごとの掃除の仕方 ほか
難しい用語が出てこないので、あれこれ調べる手間なく1冊で各テーマの学びを完結することができます。
中でもお金のプロが解説する「家計管理」「マイホーム購入」「保険」のパートは新婚さん必読。結婚して何年も経った夫婦でも「そういえばこれも話し合っておかないとね」が見つかる1冊です。
初版は2007年とだいぶ前になりますが、時代を問わず使える知識とわかりやすい解説が人気を呼び、本書は40万部を突破するロングセラーに。
2018年からは情報を更新して刊行されていますが、税制や社会制度は変更されることもあるため、国税庁や厚生労働省のホームページで最新の情報を確認するのがオススメです。
巻末に収録された「ライフプラン表」も、夫婦ミーティングに活用できる内容。二人で作成し、それを元に夫婦ミーティングをすれば、今の生活やお金の使い方を見直しやすくなるはずですよ。
「お金のことや社会制度について2人で勉強しながら話し合いたい」「結婚を機に考えておくべきことが何なのか知りたい」そんな二人にきっと役立つ1冊です。
2-2.『夫婦で作るメンタル安全基地〜「離婚するほどじゃないけどなんかモヤモヤするッ」を減らして持続可能な夫婦になる〜』
おすすめ本
『夫婦で作るメンタル安全基地〜「離婚するほどじゃないけどなんかモヤモヤするッ」を減らして持続可能な夫婦になる〜』
ふっくらボリサット/講談社(アフタヌーンKC)
『結婚一年生 2022-2023年版』/入江 久絵(著)は、お金や家事などの実用的なテーマから議題が見つかる本でした。
続いて紹介したいのが『夫婦で作るメンタル安全基地〜「離婚するほどじゃないけどなんかモヤモヤするッ」を減らして持続可能な夫婦になる〜』。
本書はこんな人にオススメです。
・自分の気持ちがよくわからないことがある
・自分の気持ちを言うことに罪悪感がある
・パンク寸前まで一人で抱え込むクセがある
・夫婦で話し合うとなぜかいつもケンカになる
著者は夫・幼いお子さんとタイで暮らす漫画家&イラストレーター。
本書は著者夫婦が「夫婦ミーティング」という方法に行き着き、夫婦仲を改善させていく過程を描いたコミックエッセイです。
本書が生まれるきっかけとなったのが、ある日起こったパートナーとの大ゲンカ。そこで著者は、話し合いよりも先にまず「自分の気持ちを整理して言葉にすること」の大切さを実感します。
『まず何はなくともコレ
自分のお気持ち!
夫婦は共同体だけどそれ以前に独立した個人と心得よ
相手とのコミュニケーションの前にまずは自分のお気持ちを大事にすべし』
–『夫婦で作るメンタル安全基地〜「離婚するほどじゃないけどなんかモヤモヤするッ」を減らして持続可能な夫婦になる〜』ふっくらボリサット(著)37ページより引用
本書では、お互いの心のモヤモヤの正体を発見する重要性と方法を紹介。著者は「気持ちを把握したほうがいいと思う理由」として以下のように語っています。
『●ポジティブ感情を自覚できる→単純にハッピー
●ポジティブ感情を自覚できない→自分にとって大事なものをないがしろにして失ってしまうかもしれない
●ネガティブ感情を自覚できる→逃げるなど対策を打つことができる
●ネガティブ感情を自覚できない→自分にとってよくないものとズルズル一緒にいてしまうかもしれない』
–<『夫婦で作るメンタル安全基地〜「離婚するほどじゃないけどなんかモヤモヤするッ」を減らして持続可能な夫婦になる〜』ふっくらボリサット(著)60ページより引用/p>
実はこの考えは、次で紹介する『まんがでわかる7つの習慣Plus』/小山鹿梨子(まんが) / フランクリン・コヴィー・ジャパン(監修)にも通じるもの。
パートナーとの幸せな結婚生活には「価値観の尊重」がキーになりますが、そもそも自分の価値観が明確でなければ、パートナーも尊重しようがありませんよね。
本書の前半では「モーニングページ」や瞑想など、著者が自分の本音を発見できた方法を紹介。参考にしながら心のモヤモヤの正体を突き止めれば、夫婦で話し合うべき議題は自ずと明らかになるはずですよ。
とにかく早く夫婦ミーティングを始めてみたい!という人は、まずは85ページからの「夫婦ミーティングの具体的なやり方」を完コピするのも◎。
巻末に付録として収録されている「夫婦ミーティングシート」を使えばすぐにミーティングをスタートできます(筆者も最初はそのまま活用していました!)。
年末・年度末などに行う「夫婦スペシャルミーティング」のパートでは、先に紹介した『結婚一年生 2022-2023年版』/入江 久絵(著)と同じく「ライフプラン表」も紹介。著者夫婦が作成していく過程や感想も描かれているので、気軽に「作ってみたい」と思えるかもしれません。
さらに著者は「自分の気持ちの把握だけでは不十分」と考え、本書で夫婦間のコミュニケーション能力を高める方法も紹介しています。
気になる人は、夫婦ミーティングの前にぜひチェックしてみてくださいね。
2-3.『まんがでわかる7つの習慣Plus』
おすすめ本
『まんがでわかる7つの習慣Plus』
小山鹿梨子(まんが)・ フランクリン・コヴィー・ジャパン(監修)/宝島社
パートナーとの生活は幸せな反面、悩みや葛藤もつきもの。そんな結婚生活には、「どんな時も自分らしく幸せに生きるための原則」を知っておくことが大きな助けになります。
それを教えてくれるオススメ本が『まんがでわかる7つの習慣Plus』。中でも本書をオススメしたいのはこんな人です。
・パートナーにイライラすることが多い
・「時間がない」「お金がない」といつも感じている
・現状に不満を感じている
本書の元となっているのは、アメリカのビジネス思想家スティーブン・R・コヴィー氏の世界的名著『The 7 Habits of Highly Effective People(日本語版:完訳 7つの習慣 -人格主義の回復)』。
「人生を豊かにするには”人格”を高めることが欠かせない」という考えのもと、それを叶えるための習慣を紹介した著作です。
実は、先に紹介した『夫婦で作るメンタル安全基地〜「離婚するほどじゃないけどなんかモヤモヤするッ」を減らして持続可能な夫婦になる〜』/ふっくらボリサット(著)でも、夫婦関係の変化のきっかけになった本としてオススメされています。
本書はオリジナル版の要点だけをコンパクトにまとめた1冊完結のマンガ。本来は500ページ以上ある内容を、わずか1時間ほどで学べるお得な内容です。
原作より解説がシンプルでわかりやすいのはもちろん、マンガで理解を深められるのが本書の大きな魅力。
ダイバーシティ、即戦力となる人材像、女性の自分らしい生き方の実現…などをはじめ、よくある人間関係のお悩みに7つの習慣をどう活かせるのか、キャラクターを通じて擬似体験できる内容です。
7つの習慣を知れば、今の夫婦関係に不足している要素も見えてくるはず。「インサイド・アウト」や「Win-Win」など、人とのコミュニケーションを円滑にする知恵は、夫婦円満に話し合うための基本スタンスとも言える内容です。
中でも特に夫役立つのが「ミッション・ステートメント」。今の生活における自分の役割(妻、義理の娘、友人など)と、それに対して「どんな自分でありたいか」を自分に宣言するというものです。
浮かび上がってきた「自分が大切にしたい価値観」を夫婦でシェアすることは、お互いを尊重し合う関係づくりの大きな助けになるはず。「自分たちにとっての幸せとは何か」「二人の時間とお金を何に費やすべきか」も明確になり、話し合うべき議題が自ずと湧いてくるはずです。
お互いにとって大切なことを理解し、それを尊重し合う。これこそ円満な結婚生活に一番大切なことです。本書を活用したミーティングは、それを叶える可能性を秘めています。
ミッション・ステートメントは二人で取り組むのが難しければ、自分だけでも◎。ぜひ一度お試しくださいね。
3.まとめ|夫婦ミーティングの議題探しはまず「知る」ことから
以上、今回は夫婦ミーティングの議題が見つかるオススメのマンガを3冊紹介してきました。
この3冊を通して言えるのは、次のようなことです。
・独身時代とは違い、結婚した二人だからこそ得ておくべき知識は確かにある
・結婚は自分・人との向き合い方を見直すべきタイミングである
「結婚生活に必要な知識」と「自分・パートナーとの正しい向き合い方」。この2つを知れば、トキハナ読者さんもきっと夫婦ミーティングの議題が見つかるはずですよ。
実際に、筆者だけでなく他のトキハナスタッフも、これらの本を参考に夫婦ミーティングを始め、その成果に驚いています。
ぜひ円満な夫婦生活に役立ててくださいね。
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