婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)は、どちらも結婚するふたりにとって大切なもの。
どちらの指輪も名前の通り、婚約や結婚をするときに用意するものだということは分かっているけれど、具体的な違いは知らない…という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、元ウエディングプランナーが運営する結婚式場紹介サービス「トキハナ」が、婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)のふたつの指輪の違いと、それぞれの最適な購入タイミングについて詳しく解説いたします。
指輪に込められた思いや購入までのスケジュールを事前に知って、ぜひ婚約指輪・結婚指輪の購入の参考にしてくださいね◎
(文:野中未来)
目次 open
1.婚約指輪と結婚指輪の違いって?
結婚が決まって、指輪が必要なのはなんとなく分かるけれど、「婚約指輪と結婚指輪の2つがあるの?どちらがいつ購入するものなのかよく分からない!」
という方も多いのではないでしょうか。
そこでまずは、婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)の違いについて簡単にご紹介いたします。
『婚約指輪は「婚約の証」として男性から女性へ贈られる指輪』、
『結婚指輪は「結婚の印」としてお互いへ贈る指輪』のことを言います。
時系列に沿ってご説明すると、結婚が決まって最初に必要になるのが、婚約指輪(エンゲージリング)です。
こちらの指輪は、プロポーズの際に男性がサプライズで用意することも多く、結婚の約束を交わした証として、男性から女性に贈るものです。
続いて必要になるのが、結婚指輪(マリッジリング)です。
こちらは「結婚の印」としてふたりで用意する指輪です。
女性だけが身に着ける婚約指輪に対して、男性も女性も身に着ける結婚指輪は、購入時の支払いもふたりで行うのが一般的です。
1-1.婚約指輪の由来と指輪が持つ意味とは?
続いてはそれぞれの指輪の由来と、指輪が持つ意味についてご説明いたします。
婚約したことを表すものとして、古代ローマ時代から用いられていた婚約指輪。
古代ローマでは男性側の家から女性側の家へ、結婚という「契約」への「手付金」の意味で婚約指輪を贈っていたとの説があります。
中世になると裕福な人たちが宝石を飾り始め、15世紀にはダイヤモンドをあしらうようになりました。
ダイヤモンドの婚約指輪が一般に浸透したのは19世紀末。
日本には戦後の高度成長期に広まり、習慣として定着したといわれています。
女性にとっては、彼が自分のために考えて選び、お金を出して用意してくれた「誠意の証」。
例えばプロポーズの言葉とともに男性が小さな箱をパカッと開けて、指輪を差し出すというサプライズはとても人気がありますよね。
必ずプロポーズのときに必要という決まりはありませんが、プロポーズを後押しするアイテムとして浸透しています。
また、「婚約」指輪だからといって婚約期間だけ身に着けるものというわけではなく、結婚後の着用ももちろんOK!
たとえば友人の結婚式や、子どもの入学式、記念日に夫婦でディナーを楽しむときなどに身に着ける方が多いようです。
ダイヤモンドがきらきら輝くエンゲージリングは、ドレスアップした服装に華を添えてくれますよ◎
1-2.結婚指輪の由来と指輪が持つ意味とは?
続いて結婚指輪(マリッジリング)の由来ですが、婚約指輪を贈る慣習が古代ローマ時代にはあったのに対し、結婚の際に指輪を交換するという慣習が生まれたのはもっと時代を経てからのことです。
起源は定かではなく、結婚の際に男女でお互いに指輪を交換する慣習は、キリスト教が結婚に関与するようになってから生まれたものとされています 。
9世紀にはローマ教皇ニコラウス一世が「指輪が結婚の証拠になると認めた」という言い伝えが残っており、1027年には、結婚式では「花婿は花嫁に金の指輪を、花嫁は花婿に銀の指輪を交換している」という記録が残されています(ミュール『ローマの結婚指輪の起源』より)。
その後、結婚指輪の交換は普及し、13世紀のヨーロッパでは一般化していたとされています。
その後、結婚指輪の文化が日本に伝わったのは明治時代後半。
キリスト教式の結婚式が行われるようになって一気に広まり、大正時代に定着しました。
ちなみに、日本では奈良時代から江戸時代まで指輪を身に着ける習慣がほとんどなく、明治時代になって西洋文化が一気に流入してから、指輪も広まったようです。
現在の結婚指輪は、「結婚の印」であると同時に、常にお互いの存在を感じられるふたりの絆の象徴と言えます。
また、言葉にしなくても結婚していることを周囲に伝えることができるアイテムなので、異性が近寄ってくるリスクを減らすこともできますよ。
これから婚約指輪や結婚指輪を探す方は、それぞれの指輪の歴史に想いを馳せながら指輪選びを楽しんでみても素敵ですね◎
1-3.それぞれの指輪を左手薬指につける理由は?
婚約指輪も結婚指輪も、一般的には左手の薬指につけるものだとされています。
なぜ左手の薬指なのかという理由は所説ありますが、特に有名なのは「左手薬指には心臓とまっすぐつながる太い血管があるから」というものです。
これは古代エジプトやギリシャで信じられていた伝承だそうで、「心臓=心とつながる左手薬指に指輪をつけることで、相手の心をつなぎとめる」という意味があるのだそう!
また、左手薬指には「愛や絆を深める」という意味があるから、普段の生活であまり使わない指だから指輪を傷つけたり落としたりしにくいといった理由もあるようです。
また結婚式では、結婚指輪を交換した後で、その上に婚約指輪をはめて「永遠の愛に蓋をする」という意味合いの『エンゲージカバーセレモニー』という演出もあります。
この「結婚指輪の上に婚約指輪をつける」という順番は普段重ねづけをするときも基本なので、覚えておくといいですよ◎
2.婚約指輪と結婚指輪 それぞれの最適な購入タイミング
婚約指輪や結婚指輪は、これから先の人生でずっと身に着けるもの。
だからこそふたりで慎重に検討して、心から納得できるお気に入りの品を選びたいですよね。
指輪を検討する期間は人それぞれですが、だいたい1〜2カ月くらいが平均的と言われています。
その後、購入する指輪を決めてから、実際に手に入れるまでの期間は最低でも1カ月は見ておく必要があります。
これらを逆算して考えると、指輪を探し始めてから手に入れるまで、最低でも【3カ月】は見ておく必要があると言えます。
それではここからは、婚約指輪と結婚指輪のそれぞれの最適な購入タイミングを具体的に見ていきましょう。
2-1.婚約指輪の最適な購入タイミング
まずは、男性から女性へ「婚約の証」として贈る婚約指輪。
こちらの購入タイミングといたしましては、プロポーズ前後が一般的です。
具体的には、プロポーズ前に男性が購入してプロポーズ時にサプライズで婚約指輪を贈るパターンか、プロポーズ後にふたりで一緒に購入しに行くパターンが多いでしょう。
婚約指輪は、両家が集まる結納や顔合わせ食事会の場で「婚約記念品」としてお披露目されることもあるので、それに合わせて用意するのがおすすめです。
つまり婚約指輪の場合、結納や婚約食事会の3カ月前が、指輪探しスタートのデッドラインということになります。
2-2.結婚指輪の最適な購入タイミング
一方で結婚指輪は「結婚の証」として、夫婦ふたりで身につける指輪です。
挙式スタイルを問わず結婚式の指輪交換では必ず必要になるため、結婚式に間に合うように用意するというのが購入タイミングのひとつの目安になります。
出典:セダー ザ チョップハウスアンドバー(CEDAR THE CHOP HOUSE & BAR)
納品までの期間は購入方法に大きく左右されます。
結婚指輪の購入方法には、既製品・セミオーダー・フルオーダーの3種類があり、購入方法の違いによって納品までの期間も異なります。
最も早く手に入れることができるのが既製品で、ぴったりのサイズがあれば、購入後すぐに持ち帰ることも可能です。
ただし、結婚指輪はリング裏に刻印を入れるのが一般的なので、刻印を入れてもらってから引き渡しとなることがほとんどです。
刻印を入れるだけでも3週間〜1カ月は必要なので、すぐに受け取れると思ったら予想外に時間がかかる場合もあるのであらかじめご注意を!
セミオーダーやフルオーダーはさらに期間が必要で、フルオーダーともなるとデザインを起こすところから始まり、一からすべて作成するので、制作期間は特に長くなります。
ショップやデザインによっては納品までの期間が6カ月以上かかることもあります。
「結婚指輪はフルオーダーで作成したい!」と考えるのであれば、スケジュールに余裕を持って指輪選びをスタートさせましょう◎
結婚式の準備が本格化する、式の3カ月前までは比較的スケジュールに余裕があるので、結婚式会場が決まったらすぐに結婚指輪選びを始めるのがおすすめです。
3.まとめ
今回は、婚約指輪・結婚指輪の違いとそれぞれの最適な購入タイミングについてご紹介しました。
婚約指輪と結婚指輪には、それぞれの指輪の持つ意味や由来などいろいろな違いがあることをお分かりいただけましたでしょうか。
また、指輪を検討し始めてから手に入れるまでのスケジュールをしっかり把握しておくことで、最適なタイミングでの購入が可能です。
それぞれの指輪の最適な購入タイミングをしっかりおさえて、ふたりの理想の婚約指輪・結婚指輪を手に入れてくださいね◎
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