婚約指輪（エンゲージリング）と結婚指輪（マリッジリング）を購入するときに、デザイン以外に迷うポイントといえば、指輪の “素材” です。
「婚約指輪・結婚指輪と言えばプラチナやゴールドのイメージが強いけどなんで人気があるの？」「それぞれの指輪にふさわしい素材って何？」など、これから指輪を購入するふたりにとって、気になる点も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、元ウエディングプランナーが運営する結婚式場紹介サービス『トキハナ』が、婚約指輪（エンゲージリング）と結婚指輪（マリッジリング）の素材である「プラチナ」と「ゴールド」の特徴と魅力について、詳しく解説いたします。
プラチナにするかゴールドにするか、はたまた他の素材にするか…、指輪を購入する前にそれぞれの素材の魅力を知っておきたい！というふたりはぜひチェックしてみてくださいね◎
(文：野中未来)
この記事をシェアする
目次 open
1.婚約指輪・結婚指輪の定番素材「プラチナ」＆「ゴールド」
婚約指輪と結婚指輪の素材といえば、「プラチナ」と「ゴールド」が代表的です。
多くのカップルが、婚約指輪・結婚指輪ともに「プラチナ」か「ゴールド」のどちらかを指輪の素材として選んでいるようですが、なぜこれほどこのふたつの素材が人気なのでしょうか。
そこでまずは、「プラチナ」と「ゴールド」の素材の魅力についてご紹介いたします。
1-1.「プラチナ」の魅力とは？
白系の色合いが特徴的な「プラチナ」は、その白く美しい輝きから “永遠の輝き” とも称されています。
「プラチナ」は金や銀に比べると、これまで産出された総量がかなり少なく、とても貴重な金属です。
その美しい輝きと希少性がまさに “結婚の証” としてふさわしいと、これまで多くの婚約指輪・結婚指輪の素材に使われてきました。
また、婚約指輪にはダイヤモンドをあしらうのが一般的ですが、「プラチナ」はダイヤモンドとの相性が良く、細工がしやすいので、ダイヤモンドをしっかり留めることができます。そういったところも、婚約指輪に「プラチナ」が多用される理由と言われています。
さらに「プラチナ」は、高温や酸、アルカリなどにさらされても変化しない高い安定性を誇る素材で、汗や温泉（硫黄）などに強いところも大きな魅力です。
変色や変質の心配が少ないため、長期間安心して身に着けることができます。
そのほかにも、傷や変形に強い、他の素材に比べて金属アレルギーが起こりにくいなどの特徴もあり、婚約指輪だけでなく、毎日身に着ける結婚指輪にもぴったりの素材と言えます。
プラチナの純度は「Pt」を使って表され、「Pt1000」は純度100%のプラチナを意味します。
プラチナの純度は大きく分けて「Pt850」、「Pt900」、「Pt950」、「Pt1000」があり、純度が高いほど数字が大きくなります。純度100%のプラチナはやわらかいため、パラジウム、ルテニウム、イリジウムなどのほかの金属を配合して強度を出した「Pt950」もしくは「Pt900」の商品が主流です。
日本語では “白金（はっきん）” とも呼ばれるプラチナ。
『白』といえば、ウエディングドレスをイメージさせる花嫁の代表的な色でもあるので、結婚の際に購入する婚約指輪や結婚指輪にぴったりな素材と言えますね◎
1-2.「ゴールド」の魅力とは？
日本では指輪の素材と言えば「プラチナ」が主流ですが、欧米では華やかで明るい印象の「ゴールド」が一番人気です。
最近では日本でも、華やかで存在感のある「ゴールド」の結婚指輪を選ぶ花嫁が増えています。
「ゴールド」も「プラチナ」と同じく、加工がしやすく、変質・変色・変形がしにくいという指輪の素材として必要な要素のバランスが良いのが特徴です。
「ゴールド」の指輪は、他の金属と混ぜて使用するのが一般的で、その理由は金という素材のやわらかさにあります。
「K24」は金の純度が100％ですが、その分、傷ついたり変形しやすいと言われています。「K18」は金の含有率が75％、「K14」は58％、「K10」は42％とされています。
婚約指輪や結婚指輪を選ぶ際には、変形や変色のリスクの少ない「K18」がおすすめです。
「ゴールド」の指輪は、配合する金属の割合により色みが変わるのが大きな特徴です。
ぱっと華やかな「イエローゴールド」や優しい色合いの「ピンクゴールド」、白い色味の「ホワイトゴールド」など、さまざまなバリエーションが楽しめるので、ふたりでお気に入りの色の「ゴールド」の指輪を選ぶこともできますよ◎
また、一般的に「ゴールド」は日本人のイエローベースの肌色によく合うと言われています。
中でもピンクゴールドは肌を明るく見せてくれる効果があるのだそう！
もちろん同じ肌色でも、白みの強い肌色や黄色がかった肌色など個人差があるので、実際に指輪を試着してみて、自分の肌にしっくりとなじむ「ゴールド」のカラーを見つけてみるのもおすすめです。
1-3.プラチナ・ゴールド以外の素材について
「プラチナ」や「ゴールド」以外にも、近年ではさまざまな金属が指輪の素材として使われています。
例えば、硬く変形しにくく、金属アレルギーが起きにくいとされている「ジルコニウム」や「チタン」、「ステンレス」などが人気です。
また、世界にひとつだけのオリジナルデザインの指輪を作るなら、デザインのしやすさからファッションリングで広く使われている「シルバー」や、加工がしやすくオリジナル感の出しやすい「木材」などの個性的な素材もおすすめですよ◎
2.婚約指輪・結婚指輪にふさわしい素材ってあるの？
「プラチナとゴールドの特徴については分かったけれど、婚約指輪・結婚指輪のそれぞれにふさわしい素材ってあるのかな？」
ふとそんな疑問がわいてきた方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、婚約指輪・結婚指輪におすすめの素材についてご紹介いたします。
2-1.婚約指輪（エンゲージリング）におすすめの素材
婚約指輪の素材を選ぶときには、あしらわれている宝石との相性で選ぶのがポイントです。
指輪の定番素材である「プラチナ」や「ゴールド」は、ダイヤモンドとの相性がよく、デザインもさまざまなので多くのカップルに選ばれています。
近年は、カラーダイヤモンドなどの色の付いた宝石の人気も高まっており、特にカラーストーンがあしらわれた婚約指輪をチョイスする際には、宝石と指輪の素材との相性をじっくりと検討するようにしましょう。
2-2.結婚指輪（マリッジリング）におすすめの素材
結婚指輪は、結婚生活の中で長く、そして日常的に身に着けるもの。そのため、変形しにくい素材を選ぶことが大切です。
変形がしにくいという点でも、やはり「プラチナ」と「ゴールド」は優秀です。
そのほかにも、「ピンクゴールド」、「チタン」、「イリジウム」といった素材も、固く変形しにくいという特徴があります。
ちなみに指輪の素材となる金属は、純度が高ければ変形しにくいというものではありません。
「プラチナ」や「ゴールド」は純度が高いほどやわらかく、それぞれ他の金属を混ぜて強度を高めた「Pt900」や「K18」を選ぶのが一般的です。
また、結婚指輪は変色のしにくさにも注目しましょう。
指輪の素材によっては水や汗などで変質や変色をしてしまう恐れがあるため、汗をかきやすい体質の方や、身体を動かす習慣のある方は、変色しにくい「プラチナ」、「チタン」、「ジルコニウム」、「パラジウム」、「ステンレス」などの耐蝕性が高い素材を選ぶのがおすすめです。
3.結婚指輪の素材は夫婦で揃えるべき？
一般的に結婚指輪は夫婦でつけるもの。
そのため「指輪の素材も同じものを選んだ方がいいのかな…。」と考える方も多いかもしれませんが、結婚指輪の素材は男女別々でもOKです◎
結婚指輪は結婚式後もずっと身に着けるものなので、「私はゴールドの指輪、相手はプラチナの指輪」というように、それぞれが自分の好みや手の形、肌の色、普段の服装などに合った、ずっと着けたくなる素材を選ぶのがおすすめです。
実際にジュエリーショップで販売している結婚指輪の中には、そもそも男性用と女性用でデザインが違うものも多く、それに合わせて指輪の素材が異なることもよくあります。
ふたりが異なる素材を選んだ場合でも、デザインやコンセプトが共通の指輪を選ぶことでペア感を出すことも可能です。
また、外からは見えない指輪の内側に、おそろいの刻印や宝石を入れて、結婚指輪にふたりだけが知っている繋がりをもたせるというアイデアを取り入れてみても素敵ですね◎
4.指輪の素材に迷ったらコンビネーションリングもおすすめ！
「プラチナとゴールド、考えれば考えるほどどちらにするか迷ってしまう…。」
そんな方にはふたつの素材を掛け合わせた “コンビネーションリング” というものもあります。
“コンビネーションリング” とは、「プラチナ」と「ゴールド」などの異なる素材を組み合わせて作られた指輪のこと。
日常生活に自然と馴染むファッション性の高いデザインが特徴で、それぞれの素材の良いとこ取りができ、個性も出せる指輪として人気が高まっています。
「プラチナ」と「ゴールド」のどちらの色も入っている “コンビネーションリング” は、手持ちの指輪がどちらの素材でも重ね着けがしやすいのが嬉しいポイント。
特に結婚指輪は毎日身に着ける人が多いため、他のジュエリーとコーディネートしやすいのは大きなメリットと言えるでしょう。
素材の組み合わせ方はさまざまで、リングの上下で素材が異なるものや、リングの内側と外側で異なるものなどがあります。
シンプルだけどさりげなくおしゃれなもの、華やかなもの、個性的なものなど、ふたりの好みに合わせてデザインを選ぶことが可能です。
ただ一点押さえておきたいデメリットとしては、 “コンビネーションリング” はサイズ直しに対応できない場合があります。
一般的に指輪のサイズ直しには熱加工が用いられますが、素材によって加工する熱の温度は異なります。
そのため、コンビネーションリングのように異なる素材を組み合わせた指輪の場合、デザインによってはサイズ直しの対応が難しくなってしまう場合があるのです。
サイズ直しの可否については、必ず指輪の購入前にジュエリーショップに確認をするようにしましょう。
5.まとめ
今回は、婚約指輪・結婚指輪の素材について、「プラチナ」と「ゴールド」のそれぞれの魅力をご紹介いたしました。
「プラチナ」と「ゴールド」は加工がしやすく、変質・変色・変形がしにくいという、婚約指輪と結婚指輪の素材として必要な要素のバランスが良い点が人気の理由となっています。
「プラチナ」と「ゴールド」、それぞれの素材の魅力をしっかり理解したうえで、ふたりにとって最良の婚約指輪・結婚指輪を選んでくださいね◎
トキハナの指輪選びなら、最大10%オフ＆ギフト券プレゼント
トキハナで指輪ショップの初回来店予約をして成約すると、最大2.5万円分のギフト券プレゼント！
■ギフト券プレゼント適用条件
指輪を22万円（税込）以上ご購入の方
さらにショップによっては、最大10％の割引も◎
ダブルでオトクになるのはトキハナからの来店予約だけ。ぜひチェックしてみてくださいね！
トキハナでは、すべてのカップルに心から満足できる結婚式を挙げてほしいから、新郎新婦の不安をトキハナてるように、心をこめて式場選びをサポートしています。
- トキハナで結婚式場を探すメリットとは？
-
結婚情報誌ではわからないリアルな見積りや評判がわかる
元プランナーが厳選した結婚式場のみで安心
持ち込み自由な結婚式場多数（対象外の式場あり）
LINEで夜22時まで何でも相談OK！様々な診断を通してぴったりの式場が手軽に見つかる
トキハナのフェア予約で「即決不要の最低価格保証」付き
元プランナーの見積りチェックも◎
式場決定後は、準備ノートや振り返りムービー＆個別サポートで準備期間も楽しめる
▼詳しくはこちら
トキハナの式場予約が【どこよりもお得＆安心】な理由
結婚式や式場の気になることを「ちょっとだけ聞いてみたい」という方は、LINE相談がおすすめです。LINEで質問すると、AIではなく元ウエディングプランナーのスタッフから回答が届きます。
結婚式をするか迷っている場合も、お悩みに合わせて元プランナーがお応えいたします。ぜひ気軽にご利用ください。
■結婚式のいろんな相談をLINEで！トキハナのLINE相談
