人生の中でも大きな買い物のひとつである婚約指輪と、夫婦の証として長く身につける結婚指輪。購入時にはいくつかのジュエリーショップを巡り、いろいろな種類の指輪を比較検討して納得したものを選んだはずなのに、実は数年後・数十年後に後悔する方が多いんです。
婚約指輪と結婚指輪は夫婦にとってかけがえのないアイテムだからこそ、購入後に後悔することだけは絶対に避けたいですよね。
そこで今回は、先輩花嫁たちが指輪を身につけてしばらく経ってから感じた「婚約指輪・結婚指輪の失敗談」をまとめてみました。
また合わせてトキハナの元プランナーが、購入後に後悔しないためのポイントもお伝えいたしますので、ぜひ婚約指輪・結婚指輪選びの参考にしてみてくださいね◎
(文：野中未来)
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1.数年身につけて気付いた「婚約指輪・結婚指輪の失敗談」
婚約指輪や結婚指輪は、結婚を機にはじめて購入する方が多いアイテム。だからこそ、購入時の気持ちや勢いで商品を決めてしまい、数年後に後悔することが多いようです。
そこでまずは、先輩花嫁たちが指輪を身につけてしばらく経ってから感じた「婚約指輪・結婚指輪の失敗談」を見てみましょう。
1-1.婚約指輪・結婚指輪のデザインが可愛すぎた
「可愛い！」とひと目ぼれして購入を決めた指輪が、後々似合わなくなったと感じる方が多いようです。
年齢を重ねるとともにアクセサリーなど身につけるものの好きな雰囲気が変わったり、指や肌の質感が変化するという点も、指輪のデザインが可愛すぎると感じるひとつの理由と言えるでしょう。
また、購入時のトレンドを取り入れたデザインにも注意が必要。
年月が移り変わり、数年後には「何か派手？」「身につけていてちょっと違和感がある…」と感じてしまうこともあるようです。
1-2.婚約指輪・結婚指輪のデザインがシンプルすぎた
先ほどとは反対に、婚約指輪・結婚指輪のデザインがシンプルすぎて後悔しているという方も多く見られました。
特に日常生活や職場などでも身につける結婚指輪は、シンプルイズベストと考えがちですが「シンプルすぎて正直飽きてしまった…」という声も。
また年齢を重ねて手が痩せてくると、ボリュームが欲しくなったり、周りにもダイヤがあしらわれた華やかなデザインが魅力的に感じるという意見もありました。
元々シンプルなデザインが自分の好みなら問題ないですが、「長く使えて飽きがこないデザイン＝シンプル」と深く考えずに選ぶと、後々の後悔に繋がるかもしれません。
1-3.着用時に違和感がある
「指輪のつけ心地が悪くて、普段の生活でかなり邪魔に感じてしまう…」という失敗談。
特に結婚指輪は日常的につけ続けることが多いからこそ、指の当たり具合や重さなど、少しの違和感が我慢できなくて外してしまう方も多いようです。
また購入から数年後に指輪のサイズが合わなくなり、着用時に違和感が出てくることもあります。
年齢を重ねたり生活をしていくうちに指のサイズが変わって、購入時の指輪サイズが自分の指に合わなくなるのはよくある話。購入時には予想できなかった体重や指の形の変化によるものであり、それゆえに数年後・数十年後に後悔ポイントになることが多いようです。
1-4.素材をもっと吟味すれば良かった
婚約指輪・結婚指輪に使用される素材は、プラチナやゴールドなどさまざまです。
素材は指輪の色に関わってくるのはもちろん、傷の付きやすさや金属アレルギーにも関係してきます。
例えば婚約指輪・結婚指輪で人気の高いプラチナは、純度が高いと傷が付きやすいという一面も。
また「ブライダルリング＝プラチナ」というイメージが先行してプラチナの指輪を選んでしまったけれど、自身が日常的に身につけるファッションジュエリーや服装との相性を考えると、ゴールドなどの他の素材にすべきだったと後悔する意見も多く見られました。
1-5.刻印にもっとこだわれば良かった
指輪の刻印はふたりの記念になるものですが、購入時に慌てて考えたという方も多く、それが後悔のもとになっているようです。
刻印の文字数は指輪のサイズやデザインによっても異なりますが、5文字から20文字程度と意外に多くの文字が入れられます。
そのため事前にいろいろ考えて、オリジナリティーを出せば良かったと後悔しているカップルも。
また、刻印は記念日の日付とふたりのイニシャルを入れるのが一般的ですが、ジュエリーショップによっては、イラストやマークなどユニークな刻印を入れられたり、誕生石などをあしらえる場合もあり、それを事前に知らなかったという声もありました。
1-6.相手とすべてお揃いにしなくてもよかった
結婚指輪の失敗談として多かったのが、「相手とすべてお揃いにしなくてもよかった」という意見。
指輪購入時は「ふたりでお揃い」にこだわってしまったけれど、それぞれが生活の中で身につけることを考えると、それぞれの “好き” や “似合う” も大切にしたかったという声が多くあがりました。
お互いの手の形も似合う指輪の色も異なる場合、どちらかがしょうがなく相手に合わせてしまうと、後々後悔ポイントにつながってしまうかもしれません。
2.婚約・結婚指輪購入時にチェック！数年後に後悔しないためのポイント6選
ここまで婚約指輪・結婚指輪の失敗談を見てきましたが、「じゃあどうしたら数年後に後悔しない指輪選びができるの？」と不安になってしまった方も多いはず。
そこでここからは、婚約指輪・結婚指輪購入時にチェックしておきたい、後悔しないための指輪選びのポイントをご紹介いたします！
ジュエリーショップに来店する前にぜひふたりで考えてみてくださいね◎
2-1.自分が心から気に入って長年愛せるデザインか
婚約指輪・結婚指輪の後悔ポイントとして「デザインが可愛すぎた」「デザインがシンプルすぎた」という声がとても多くあがりました。
そういった後悔を招かないためにも、指輪購入時には「自分が心から気に入って長年愛せるデザインか」をチェックすることがとても大切です。
その時の流行りや「長く身につけるならシンプル」といった周囲の意見に流されることなく、そのデザインが本当に自分の好みなのかをしっかり見極めるようにしましょう。
自分の好みの指輪を見つけるためには、ジュエリーショップでさまざまなデザインの指輪を試着することをおすすめします。
ぱっと見で「ちょっと派手かな？」と感じたデザインでも、いざつけてみると意外になじむということもありますので、たくさん試着をして自分にとって唯一無二の指輪を見つけてくださいね◎
2-2.着用時に違和感がないか
「せっかくの婚約指輪と結婚指輪だけど、着用時に違和感があっていつからかつけなくなってしまった…」なんてことになったら悲しいですよね。
そういった事態を回避するためには、指輪購入時に必ず試着をして少しの着用の違和感も無視しないようにするのがポイント。
つけ心地がノーストレスなものに徹底してこだわるようにしましょう◎
また試着の際は、指輪をつけたまま仕事や家事などの作業をすることを考慮し、手を握ったり開いたりする動作や、スマホやキーボードを操作する動作をしてみて、違和感がないかチェックすることも大切です。
2-3.継続的にアフターサービスが受けられるジュエリーショップか
婚約指輪・結婚指輪購入後のアフターサービスが充実しているかどうかは、購入時に意外と忘れがちなチェックポイントです。
年月が経過するにつれ、デザインのお直しや汚れ・傷などのクリーニング、指輪のサイズ変更などのメンテナンスはどうしても避けられません。
そのため、継続的にアフターサービスが受けられるジュエリーショップかどうかを指輪購入時に確認しておくことは、数年後に後悔しないための重要ポイントと言えるでしょう。
例えば「定期的な指輪のクリーニングが可能か」「サイズ直しをやってもらえるのか」「指輪を購入した店舗が閉店してしまった場合でも他店舗でアフターサービスが受けられるのか」など、想定できる範囲でかまいませんので、購入時にアフターサービスについて確認しておきましょう。
2-4.素材の知識や自身の肌の色みを事前にチェック
「傷が付きやすい素材だった…」「自分のイエローベースの肌にはプラチナは似合わなかった…」などと後悔することのないよう、婚約指輪・結婚指輪の購入前に素材の知識や自身の肌の色みを知っておくと安心です。
指輪の素材を選ぶ際には、自分の肌色となじむかどうかや普段のファッションと調和するかどうかを考えて選ぶのがベスト。
青みがかった肌の方（ブルーベース）はプラチナ、黄みがかった肌の方（イエローベース）にはイエローゴールドやピンクゴールドが似合うと言われています。
また、高純度のプラチナは実は傷がつきやすい素材。結婚指輪の傷は “味” としてとらえることもできますが、「日常的に身につけるがゆえに傷が気になってしまう…」という方は、プラチナに他の金属を混ぜて強度を高めるという選択肢も検討してみましょう。
2-5.来店前にどんな刻印を入れるのか考えておく
婚約指輪・結婚指輪の刻印は、指輪購入時にオーダーすることになるジュエリーショップがほとんど。
そのため、事前に入れられる文字や数を聞いておいて、来店前にふたりでどんな刻印を入れるのかを考えておくと、後々の後悔を減らすことができるでしょう。
入れる刻印に迷ったら、メッセージやモチーフなどで「ふたりらしさ」をプラスすることを意識してみるのがおすすめです◎
「具体的に婚約指輪・結婚指輪に入れる刻印アイデアを知りたい！」という方は、ぜひ合わせて以下の記事をチェックしてみてくださいね。
▼詳細はこちら
2-6.結婚指輪はどこまで相手とお揃いにしたいか決めておく
結婚指輪を「お揃い」にしたい場合、「全く同じもの」にしたいのか「お揃い感が出せればいい」のかを、購入前にふたりである程度決めておくと良いでしょう。
例えば指輪の幅や色が異なっていても、デザインやブランドが一緒なら「お揃い感」を出すことができます。
全く同じ結婚指輪にしたいという希望ではないのであれば、それぞれの “好き” や “似合う”を大切にして一部で「お揃い感」を演出すると、後々後悔することを避けることができますよ◎
3.まとめ
今回は、婚約指輪・結婚指輪の失敗談と後悔しないためのポイントをご紹介いたしました。
婚約指輪と結婚指輪は、これから長い間身につけることになる夫婦にとってかけがえのないアイテム。だからこそ「現在」だけでなく「未来」のふたりを想像して、納得のできる指輪を選ぶことが大切です。
ジュエリーショップの来店前に今回ご紹介したポイントをしっかりチェックして、数年後・数十年後に後悔することのない指輪選びを叶えてくださいね◎
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