住み替えやすく、初期費用も抑えられる賃貸住宅。一昔前までは結婚したらマイホームを建てる方も多かったですが、近年では賃貸住宅に的を絞る新婚カップルも少なくありません。
そこで、この記事では結婚後に賃貸住宅に住みたいと考えている方々へ向けて、賃貸住宅のメリットとデメリットや、選び方のポイントなどを解説します。結婚や婚約前の同棲を機に賃貸住宅を探しているという方は必見です!
(文:三島 莉永)
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1. 賃貸住宅のメリット・デメリット
まずは、賃貸住宅のメリットとデメリットをご紹介します。
賃貸住宅のメリット
賃貸住宅のメリットは、なんといっても住み替えやすいことでしょう。
毎月家賃を払う契約のため、例えば家族が増えたり転職をしたりとライフスタイルが変化した場合に、すぐに別の場所へ引っ越せます。
また、賃貸住宅は入居する際の初期費用を抑えられるのも魅力です。
マイホームを購入する際は頭金や税金、登記費用などを含めると物件価格の5〜10%程度の資金を用意しなければなりません。
(例:5,000万円程度の住宅なら約250~500万円)
その点、賃貸住宅なら家賃15万円の場合、多めに見積もっても68~75万円程度と初期費用を抑えられます。
賃貸住宅のデメリット
一方、賃貸住宅のデメリットとしては、長年家賃を支払っても自分の資産にならない点が挙げられます。
持ち家はローンを支払い終えたら自己資産となりますが、賃貸は所有者が大家さんのためどれだけ家賃を払っても自己資産にはなりません。
その他にも、契約を更新する度に更新料が必要だったり、設備・間取りを自由に決められなかったりといった点も、デメリットとして挙げられるでしょう。
2. 二人で話し合っておくべき【必須4項目】
ひとくちに賃貸住宅といっても、家賃や間取りなどは様々。
二人にとって理想の賃貸住宅を見つけるためには、お互いの希望をすり合わせておくことが大切です。
賃貸住宅を探す前には、以下のポイントを話し合って希望をすり合わせておくことをおすすめします。
家賃
家探しにおいて、まず話し合っておきたいポイントは“家賃”です。
賃貸住宅の家賃は、手取り収入の3分の1以内に抑えるのが一般的ですが、今後の出費を考えると二人の月収の2~3割未満にしておくのがおすすめです。
将来的な収入の変化や、今後結婚式や出産などによる出費を考慮して、堅実に設定しましょう。
なお、二人で話し合って価値観や優先順位をすり合わせてみることも大切です。
「職場に通いやすい場所の物件に住みたい」
「2人で過ごす時間を増やしたいから、お互いの職場に近い物件に住みたい」
という想いなら、家賃よりも希望が叶う物件を選ぶのも良いでしょう。
エリア
今後の生活を考慮すると、新居のエリア選びも重要です。
二人の職場や実家、今後叶えていきたい将来像をすり合わせた上でエリアを決めましょう。
●【片働き】働いている方の職場に近いエリア
●【共働き】お互いの職場への通いやすいエリア
●【共働き】家事を多く負担してくれているパートナーの職場に近いエリア
●将来子どもが生まれたときに備えて、子育て支援が充実しているエリアor実家に近いエリア
上記のように、ライフスタイルや今後のライフプランによって適しているエリアは異なります。
間取り
二人で住むなら、できれば2LDK以上の間取りがおすすめ。
2LDKの賃貸住宅なら部屋数を十分確保できますし、子どもを出産した後でも夫婦で寝室を分けられて便利です。
夫婦でリモートワークをしていても、部屋数が多ければお互いに集中出来るスペースを確保できます。
加えて、収納面や日当たりの確認も欠かせません。家探しの際には、二人分の荷物が収まるかどうか、日当たりが良い間取りかどうかもチェックしましょう。
グレード
賃貸住宅はグレードによって、断熱性や遮音性、耐震性、設備の充実度、管理体制などが異なります。
グレードの高い物件で断熱性・遮音性・耐震性に優れているならストレスフリーで快適に過ごせるでしょう。
また、グレードの高い賃貸住宅なら、居室内の各種設備やオートロックなどの共用部の設備が充実していたり、点検や共有部の清掃といった管理体制がしっかりしていたりと過ごしやすい環境が整っています。
“過ごしやすさ”を重視するのであれば賃貸住宅のグレードも確認しましょう。
3. 次のキーワードがあてはまる二人は要チェック
ライフスタイルや今後の展望は、夫婦によって様々。
もし以下の4つのキーワードに自分たちに生活や希望が当てはまる場合は、それぞれチェックしなければならないポイントがあります。
以下に当てはまる場合は、賃貸住宅を選ぶ際に注意しましょう。
リモートワーク
近年では自宅でリモートワークする方も急増。もしリモートワークをしている、もしくは今後する予定なら快適に作業出来る環境かもチェックが欠かせません。
理想は、Wi-Fi環境が整っていて、騒音が聞こえにくい物件です。
賃貸住宅によってはWi-Fiの使用料金が家賃に含まれている場合もありますが、中には繋がりにくいケースもあるため、サクサク繋がるかどうかも忘れずにチェックしましょう。
なお、近隣に息抜き出来るスポットや、落ち着いて過ごせる飲食店があるか確認しておくこともおすすめします。
リモートワークだと原則自宅で長時間過ごすようになるため、休憩や気分転換に訪れられる場所があると便利です。
ペット
ペットを飼っている、もしくは今後飼う予定がある場合は、まずペット可の物件であることを確認の上で敷金を確認しましょう。
ペットの飼育を許可している場合は敷金が高めに設定されていたり、退去時の原状回復に通常よりも多く費用がかかったりといったケースがあります。
また、ペット用品を設置するのに十分な広さか、犬を飼うなら近隣に散歩出来る場所はあるかどうかなどの確認も欠かせません。
入居後に後悔しないよう、ペットとの暮らしを想定して賃貸住宅を選びましょう。
子ども
出産を控えている方や、ゆくゆくは子どもが欲しいと思っている場合は、間取りやエレベーターなどの設備の確認が欠かせません。
子どもが出来たときを考えて、遮音性の高い構造や、ベビーカーも乗せられるエレベーターがあるかどうかなども確認しましょう。
また、行政の情報や、周辺環境に関するチェックも必要です。
住むエリアによって、保育園の待機児童数や行政から受けられるサービスは様々。
中には待機児童数が多くなかなか保育園に受からない場合もありますし、子どもの医療費助成条件が隣接する市区町村と異なる場合もあります。
周辺環境においては、治安や生活のしやすさはもちろん、子どもが遊べる公園・児童館があるか、子ども連れを歓迎しているお店があるかどうかも重要です。
マイホーム
いったん賃貸住宅に入居するものの、いずれマイホームを購入する予定の場合は、家探しの前に具体的な計画を立てる必要があります。
「マイホームの頭金を貯蓄出来る家賃設定か」「購入するタイミング(賃貸住宅を退去するタイミング)はいつにするか」といった点を二人でよく話し合いましょう。
ちなみに、賃貸住宅に住むなら、ゆくゆくはマイホームを購入したいと考えているエリアを選ぶのもおすすめです。
希望するエリアに実際に住んでみれば、マイホーム購入後の暮らしもイメージしやすくなります。
冒頭でも解説したように、賃貸住宅のメリットは住み替えやすいこと。
マイホーム購入前のお試し感覚で、住みたいエリアの賃貸住宅を選ぶのも手段の1つです。
まとめ|賃貸住宅の特徴を理解し、希望が叶う物件を探そう!
ご紹介したように、賃貸住宅にはメリットとデメリットがそれぞれあり、叶えたいライフスタイルや今後の展望によって向いているかどうかが異なります。
また、賃貸住宅といっても種類は様々。物件選びの際には、家賃やエリアはもちろん、間取り、グレード、周辺環境、設備の充実度のチェックも必要です。
結婚は、二人にとって新たなスタートとなる大きな節目。最高のスタートを切れるよう、結婚後の新居探しは慎重に行いましょう!
賃貸住宅への入居を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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