結婚して家族になったのをキッカケに、万が一の事態に備えて民間保険への加入を考える方は少なくありません。そこで今回この記事では、民間保険の1つである“生命保険”についてクローズアップ。
終身保険・医療保険・学資保険といった生命保険の主な種類や、それぞれの特徴を解説します。「生命保険への加入を考えている」という方はもちろん、「自分たちに合う保険がわからない…」という方も必見です!
(文:三島 莉永)
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1.生命保険とは?
まずは、生命保険の概要についてご紹介します。
生命保険とは、民間保険(民間の保険会社が運営する保険)の1つ。主に、保険に加入している方の死亡もしくは病気・ケガに備えるための保険です。
日本では国が運営する病気・ケガに備える公的医療保険がありますが、民間の生命保険は公的保険と異なり、必ず加入しなければならないというわけではありません。
民間の生命保険は公的保険では補いきれない分をカバーするための保険で、加入は任意となっています。
なお、ひとくちに生命保険といっても種類は様々。
死亡リスクに備える“終身保険”や“定期保険”の他、がんの治療費や手術代などを保障してくれる“がん保険”、病気やケガに備えながら子どもの学費を貯蓄出来る“学資保険”など、幅広い種類があります。
注)保険商品選びや解約については、個々の状況やライフプランに応じて慎重に検討する必要があります。保険を見直す際には、必ず各保険の特徴を理解した上で、必要に応じて専門家に相談してください。
2.死亡リスクに備える生命保険3つ
ここからは代表的な生命保険を加入目的別に3種類ご紹介していきます。
まずご紹介するのは、死亡リスクに備える生命保険について。保険加入者の死亡リスクに備えるための生命保険は、主に以下の3つです。
◆終身保険
解約しない限り、保険期間が一生涯続くタイプの生命保険です。
保険を契約している本人が死亡もしくは高度障害状態になった際に保険金が支払われる他、一定期間加入後の解約時には“解約返戻金”を受け取れます。
「大切な家族のため、万が一の事態に備えておきたい」という方はもちろん、貯蓄性があるため「今後の生活のために備えておきたい」という方にもおすすめです。
ちなみに、保険料の払込み方法は様々。一生涯にわたって払込み続けるタイプの他、一度にまとめて払込むタイプや、払込みが一定年齢・期間で満了するタイプもありますので、今後のライフプランなどに応じて慎重に選択しましょう。
◆定期保険
契約時に決めた一定の年齢・時期まで保険期間が続く、一定期間タイプの生命保険です。
保険期間は異なりますが、仕組みは終身保険と同様で、契約時に決めた一定期間内で保険を契約している本人が死亡もしくは高度障害状態になった際に保険金が支払われます。
定期保険はいわゆる掛け捨て型のため、満期保険金や解約返戻金は一般的に受け取れません。
しかし、その分、終身保険よりも月々振り込む保険料が割安である場合が多いため、「生命保険には加入したいけど、結婚を機に購入した家のローンの支払いがあるためいまは出費を抑えたい…」といった方などに向いています。
▼保険の「掛け捨て」「積立」について、こちらの記事で解説しています
◆収入保障保険
夫婦のどちらかが働いていないor収入が低い、子どもがまだ小さい場合は、収入保障保険が適しています。
収入保障保険とは、保険を契約している本人が死亡もしくは高度障害状態になった際に毎月決まった額の保険金が支払わる生命保険。
年金のような仕組みで、満期を迎えるまで毎月一定額の保険金が振り込まれるのが大きな特徴です。
収入保障保険に入っていれば、保険を契約している本人に万が一の事態が起こっても、残された家族のもとに毎月保険料が振り込まれ、生活を支えてくれます。
また、定期保険より保険料が割安なケースが多いのも魅力です。
3.病気やケガに備える生命保険6つ
病気やケガに備える生命保険は、主に以下の6種類です。
◆医療保険
公的医療保険制度ではまかないきれない医療費をカバーする保険で、積立型の終身タイプと、掛け捨て型の定期タイプがあります。
医療費の自己負担分の補填はもちろん、パートナーや家族が大きな病気やケガに見舞われて入院や手術を余儀なくされた際、公的医療保険制度が適用されない費用(入院時の食事代・差額ベッド代など)をまかなえます。
◆女性向け医療保険
女性特有の病気(乳がん・子宮がん・子宮がんなど)による治療・入院・手術に備える保険です。
帝王切開や切迫流産・早産といった妊娠および出産に関するリスクにも備えられます。
女性特有の病気に備えておきたい方だけでなく、今後出産を検討している方にもおすすめです。
◆がん保険
保険を契約している本人が、がんと診断されたもしくはがんの治療・手術を受けた際に、“がん診断一時金”や“がん治療給付金”、“がん入院給付金”などを受け取れる仕組みとなっています。
◆就業不能保険
病気やケガの影響で長期間働けず、収入が減少してしまった際のリスクに備える保険です。
保険を契約している本人が保険会社の定める就業不能状態になった場合、一時金もしくは毎月一定額の給付金を受け取れます。
※就業不能状態は保険会社によって様々ですが、一般的には障害等級1級・2級や、治療のための長期入院、医師の指示による在宅療養などが挙げられます。
◆介護保険
保険会社の定める介護状態になった際に、一時金や年金形式の給付金を受取れる保険です。
所定の介護サービスが受けられる公的介護保険ではまかないきれないリスクをカバーする目的の保険で、条件を満たせば年齢を問わず給付金を受け取れます。
ちなみに、給付金の使い方は自由。介護施設の利用料金やおむつ代だけでなく、住んでいる家のバリアフリー改築費や、介護のためにやむを得ず休職した場合の生活費などにもあてられます。
◆引受基準緩和型医療保険・無選択型医療保険
持病or既往症がある方は、状態によっては一般の医療保険に加入できない場合があります。
そんな持病や既往症がある方でも加入しやすいのが、申込する際の告知項目が少ない“引受基準緩和型医療保険”や、告知なしで申込める“無選択型医療保険”です。
どちらも保険加入のハードルが低く利用しやすいのが魅力ですが、一方で、一般の医療保険よりも保険料が割高なケースが多く、加入後の一定期間中は保障が制限されることもあります。
健康状態によっては持病や既往症があっても加入できる場合があるため、まずは保険会社に問い合わせてみましょう。
4.将来に備える生命保険3つ
最後に、将来に備えるための生命保険を3つご紹介します。
子どもがいるor今後出産を検討している方や、老後に向けて備えたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
◆学資保険
主に子どもの教育にかかる費用を備えるための保険です。
原則、保護者が契約者となり、子どもが進学したタイミングや満期時などに祝金および満期保険金を受取れます。
子どもの成長に備えられて貯蓄性もあるため、子どもがいる方や、今後出産を検討している方にうってつけの保険ですが、中には「満期を迎えるまでに、保険を契約している自分の身に何かあったらどうしよう…」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
そんな不安に備えるのが、“保険料払込免除特約”です。
“保険料払込免除特約”とは、契約している保護者が死亡もしくは保険会社が定めた高度障害状態になってしまった場合、その後保険料を支払わなくても満期保険金等を受取れる特約です。
保険料は高くなりますが、万が一の事態にも子どもの学費や生活費などを残せます。
◆個人年金保険
公的年金(国民年金・厚生年金)でまかないきれないリスクをカバーする私的年金の1つ。
所定の年齢(60歳・65歳など)まで保険料を払込んでおくと、契約時に定めた受取開始時期から一定期間もしくは一生涯にわたり年金を受取れる仕組みになっています。
◆養老保険
死亡保障を受けながら、貯蓄もできる保険です。
保険期間中に、保険を契約している本人が死亡もしくは保険会社所定の高度障害状態になってしまった際に保険金が支払われます。
また、保険期間終了時に“満期保険金”を受け取れるため、「死亡などのリスクに備えたいけど、将来のために貯蓄もしておきたい」という方に最適です。
ただし、養老保険は貯蓄性があるため、掛け捨ての生命保険と比べると保険料が割高になるケースが多いです。
注)保険商品選びや解約については、個々の状況やライフプランに応じて慎重に検討する必要があります。保険を見直す際には、必ず各保険の特徴を理解した上で、必要に応じて専門家に相談してください。
まとめ|最適な生命保険は、収入やライフプランによって異なる!
生命保険は、保険に加入している方の死亡もしくは病気・ケガに備えるための保険です。
しかし、生命保険といっても幅広い種類があり、それぞれ保障内容・保険期間・月々支払う保険料は様々。保険に加入する方の収入やライフプランによって最適な保険が異なります。
例えば、多少割高な保険料でも将来に向けて貯蓄したいなら“終身保険”が、いまは出費を抑えたいなら“定期保険”が最適。
また、子どもがいる方や、今後出産を検討している方には“学資保険”が適しています。
生命保険の加入を検討する際は、自分たちの収入やライフプランに合わせて保険商品を選ぶようにしましょう。
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