【結婚コラム〜リノベ編〜】猛暑や台風の日も快適に。リノベーションでインナーテラスを作るメリット3つ

結婚後の新居として中古物件を購入してリノベーションする方が増えてきました。そんな中、猛暑や台風、大雨などの異常気象が多発する近年、屋内に設ける“インナーテラス”が注目されています。
そこで、この記事ではリノベーションでインナーテラスを作るメリットについてクローズアップ！併せて、インナーテラスを設ける際に工夫したい点や、インナーテラスの活用法などもご紹介します。
(文：三島莉永)

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1.リノベーションの基礎知識
2.インナーテラスのリノベーション3つのメリット
3.まとめ｜暮らし方にあったインナーテラスを新居に取り入れよう
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1.リノベーションの基礎知識

大切なパートナーと結婚するにあたり、“新居探し”を始める方も多くいます。
しかし、近年新築物件の価格は全国的に高騰しているため、費用面で新居探しに悩むケースも少なくありません。

そんな結婚後の新居探しに悩んでいる方々に、ぜひおすすめしたいのが“中古物件を購入して自分たち好みにリノベーションするスタイル”です。

住宅におけるリノベーションとは、大規模な工事を行って建物を改修すること。

壁紙の貼り替えや設備の修繕などのリフォームと違って、間取りを変更したり、設備を新たに設けたりといった大規模な工事を指します。

中古物件をリノベーションすれば、新築物件と比べて駅チカや人気エリアの物件にも安く住むことが可能です。

加えて、自分たちの生活スタイルや今後のライフプランに合わせて理想的な空間に仕上げられるのもリノベーションならではの魅力といえるでしょう。

▼リノベーションについて詳しい記事はこちら

【結婚コラム〜家探し編〜】中古マンション購入のメリットとデメリット。リノベーションが人気の理由も！

2.インナーテラスのリノベーション3つのメリット

リノベーションでこだわるポイントは人によって異なりますが、もし“快適な空間”を求めるなら、新居に“インナーテラス”を設けてみるのはいかがでしょうか？

インナーテラスとは？

インナーテラスとは、屋内もしくは半屋内に設けられたテラスのこと。

住宅の外壁よりも内側に設けられているのが特徴で、壁や屋根といった囲いに覆われた設計となっています。

通常のテラスは建物の1階に隣接する、屋外の一段高くなった場所に作られますが、インナーテラスは住宅の内側に設けるため2階以上のフロアでも作ることが可能です。

中古物件のリノベーションで、インナーテラスを設けるメリットは以下の通り。
ぜひリノベーションする際は参考にしてみてくださいね。

メリット①猛暑や台風の日も快適に過ごせる

インナーテラスを設ける大きなメリットは、やはり天候を気にせず快適に過ごせることでしょう。

『新居ではベランダやテラスで植物を育てたい！』という方でも、インナーテラスがあれば安心。

近年では猛暑日が続いたり、台風が頻発したりと屋外活動が困難になりつつありますが、インナーテラスは壁と屋根に囲まれているため、天候が悪い日でもストレスなく植物の世話を行えます。

加えて、インナーテラスはベランダと違って屋内にあるため冷暖房完備で空調をコントロールしやすいのも魅力です。
屋外にいるかのような開放感を味わいつつ、いつでも快適に過ごせます。

なお、リノベーションでインナーテラスを設ける上で、ぜひおすすめしたい工夫ポイントは以下の通りです。

◆3LDKを1LDKに変更

インナーテラスを設ける上でネックとなるのがスペース。
もし現状の間取りでインナーテラスを設けるのが難しい場合は、間取りを大胆に変更してみましょう。

例えば、約70m²の３LDKの中古物件を１LDKにすればリビングにインナーテラスを設けられますし、各スペースが広くなりゆったり過ごせるようになります。

細かく仕切られていた壁を取り払うことで、開放的な雰囲気となるのも嬉しいポイントです。

◆植物を育てやすいように工夫する

インナーテラスで植物の世話をしたいなら、植物を育てやすいよう窓ガラスの大きさや床の材質などにも注視しましょう。

例えば、自然光を取り入れやすい大きめの窓を設けて、床を水に濡れても問題のない材質にすれば、一年中いつでもインナーテラスにて植物の世話ができます。

◆植物の避難場所として利用する

インナーテラスは、普段はベランダに置いている植物を、猛暑・台風・大雨などに備えて移動する避難場所としても役立ちます。

『植物を育てているけど、ベランダがあれば十分かな…』という方もいらっしゃるかもしれませんが、近年の気候変動は植物にとっても過酷。

大切な植物の避難場所としてインナーテラスは検討の価値ありです。

メリット②子どもの安全な遊び場を確保できる

インナーテラスは子どもの遊び場としても活用できます。

昨今では子どもにとって治安のよい遊び場が少なくなり、防犯の観点からも家の中で遊ばせる親が増加している傾向にあります。
しかし、家の中でものびのびと過ごしてもらいたいものですよね。

そんなときに活躍するのがインナーテラスです。
インナーテラスを設ければ室内でも開放的な気分を満喫できますし、不審者に狙われたり交通事故にあったりする心配もありません。

また、インナーテラスを広めに設けてカーテンレールを設置しておけば、将来子ども部屋として使うことも可能です。
目が離せない内は全体を見渡せるようにしておき、ある程度成長したら子どものプライバシーを確保するためにカーテンで空間を区切るのも良いでしょう。

ただし、子どもが安全かつ快適に過ごせるよう、リノベーションする際は以下のポイントに注意しましょう。

◆汚れや傷みに強い壁紙を選ぶ

インナーテラスを子どもの遊び場とするなら、壁紙にはこだわりましょう。

例えば、壁紙は汚れや傷みに強いものがおすすめ。

子どもが壁に絵をかいてしまっても水拭きで簡単に落とせる壁紙や、傷のつきにくい耐久性のある壁紙を選べば、キレイな状態を長くキープできます。

◆安全に過ごせるよう床材にもこだわる

子どもが快適にインナーテラスで過ごせるようにするには、床材選びにも注意が必要です。

安全性を考えて滑りにくい素材を選ぶのはもちろん、幼い子どもは持っている物を落とすことも多いため汚れや傷に強いかどうかも注視しなければなりません。

また、マンションの場合は下の階に足音が聞こえにくいよう、音が響きにくい床材を選ぶことも大切です。

◆子ども部屋として活用するなら広めの間取りに

将来的に子ども部屋にする予定があれば、インナーテラスは広めにしておきましょう。

もし、現状の間取りでは広さを確保することが難しいようなら、間取りの大規模な変更がおすすめ。

3LDKを1LDK+WICにするなど個室を減らしてリビングダイニングを広く設ければ、その一角に広々としたインナーテラスを設置できます。

メリット③室内干しや来客スペースにも

『インナーテラスを作ると、結局デッドスペースになってもったいなくない？』
『せっかくインナーテラスを設けても、活用しきれるか不安…』
中には、上記のように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、心配する必要ありません。

インナーテラスの使い方は自由。リビングに段差のないインナーテラスを広めに作れば空間に広がりが生まれますし、フレキシブルに使えるスペースとなります。
インナーテラスの活用例は以下の通りです。

◆おしゃれな来客スペース

おしゃれなテーブルとチェアを置いて、日当たりの良いリラックスできる来客スペースに。

来客がないときもテーブルとチェアを置いておけば、夫婦で晩酌を楽しんだり、1人で読書したりと様々なシーンで活用できます。

◆洗濯物の室内干しスペース

インナーテラスは、洗濯物を干すスペースとしても役立ちます。
自然光がたっぷり当たるため、個室で室内干しするよりも乾きやすいはず。

ベランダと違って屋外に干すわけではないため、急に天候が変わった際や、風に飛ばされやすい洗濯物がある際でも安心です。

◆趣味を楽しむスペース

アートや工作を楽しんだり、ハンモックを置いて読書したりと趣味を行うスペースとして活用するのもおすすめです。

アウトドアやキャンプが好きな方はキャンプで使うチェアやランタンなどを設置するのも良いでしょう。

収納場所にもなり、自宅でキャンプ気分が味わえて一石二鳥ですよ。

◆ペットが寛げるスペース

日当たりの良いインナーテラスにキャットタワーやペットの寝床、トイレを設置しておけば、ペットもきっとより寛げるはず。

ペット専用のスペースにしてもいいですし、ペットと一緒に寛げるよう人間用のソファを設置してもいいかもしれませんね。

3.まとめ｜暮らし方にあったインナーテラスを新居に取り入れよう

ご紹介したように、インナーテラスは天候を問わずに使えて安全性も高く、様々な用途で活用できます。

ただし、リノベーションで新居にインナーテラスを設ける場合には、“どんな用途で使いたいか”考えておく必要があります。

例えば、『インナーテラスで植物を育てたい』という場合には日当たりや床材にこだわる必要がありますし、『将来的にインナーテラスを子ども部屋にしたい』という場合には後々ベッドや家具を置くことを考えて広めに設計しなければなりません。
インナーテラスを作る際には、自分たちの暮らし方や理想の生活に合わせて設計しましょう。

ちなみに、「リノベる。」では今回ご紹介したようなインナーテラスに関するご相談にも対応。
専門知識を有するプロが、物件探しから設計施⼯までしっかりとサポートしてくれます。
中古物件のリノベーションを検討している方は、ぜひチェックしてみてくださいね！