結婚式の準備で欠かせない「ブーケ」。
最近はドレスだけでなく、自分に似合うブーケをオーダーする花嫁も急増しています。
ブライダルモデルとしても活躍するフリーのブーケデザイナーAYANAさんにインタビューし、今こそ“アーティフィシャルブーケ”を選ぶべき理由やブーケのトレンド情報までたっぷりと教えていただきました！
さらに、花嫁の不安をトキハナツ結婚式場紹介サービス「トキハナ」ならではの嬉しい＆お得な特典にも注目。
(文：立澤なつき）
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目次
1.“アーティフィシャルフラワーブーケ”の人気が高まっている？
ーまずは、AYANAさんが提供するブーケのサービス内容を教えてください。
AYANAさん：私が扱っているブーケは「アーティフィシャルフラワー」という高級造花をメインに製作しています。
基本的にはフルオーダーのブーケと完成品の販売、２０２１年６月からはレンタルブーケサービスも新たに始まりました。
出典: @ayana__0317
ーアーティフィシャルフラワーだからこそレンタルも可能になるのですか？
AYANAさん：造花の最大のメリットが”枯れない“とういうことです。ドライフラワーのように保管も難しくなく、保存環境によりカビが生えてしまったり茶色く変色する・・なんてこともないので、レンタルが可能となります。
コロナ渦で海外挙式が難しい今の時期、沖縄や軽井沢など国内リゾートウェディングを挙げられる花嫁様が増えています。長距離移動でも耐久性に優れ、挙式だけでなく、前撮り・後撮りでもご活用いただけます、また、何といっても記念に残して置けるため、アーティフィシャルフラワーの需要自体が増えているのかなという印象があります。
ー新型コロナウイルスの影響もあって沖縄や軽井沢での結婚式は増えていますか？
AYANAさん：海外に行くことができない今、日本でも雰囲気を変えられるリゾートウェディングを選ばれる花嫁様が増えてきています。
コロナ渦で先の見えない今、予定通り結婚式ができるかどうかわからないけど、生花やドライフラワーだと場合によってはキャンセル料がかかってしまう・・
アーティフィシャルフラワーであれば、今購入して延期になってしまっても枯れずに使えるから、と選ぶ花嫁さんが増えてきているイメージがあります。
実際に、本当は生花希望だったけど、こういう状況だから造花にしましたと言われることも多いですね。
出典: @ayana__0317
ー造花、アーティフィシャルは生花に比べて選択の幅は広いですか？
AYANAさん：季節外のお花を選べるのはブーケの選択肢が広がりますよね。
生花ですと時期によっては仕入れられない品種もあるため、使いたいお花を選ぶことができないこともあります。一方、アーティフィシャルフラワーは造花なので季節に関係なくお花を選べるというのはメリットです。
1-1.ブライダルモデル出身AYANAさんの「強み」とは
ーAYANAさんの魅力はどんなところでしょうか？
AYANAさん：普段、ブライダルモデルを経験する中で、たくさんのドレスやブーケ、さらにウエディング関係の方々と触れ合える環境があるのは私の強みです。
フォーマルから今のトレンドまで吸収できるスピードは早いので、花嫁様に多様な角度から提案が可能です。
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ーブーケを始めたきっかけはなんですか？
AYANAさん：ブライダルモデルをさせて頂く中で、日に日にブライダルの魅力にハマっていきました。「自分から何か花嫁様のお役に立てる発信ができたら良いな」というのを考えていたときに、お花の先生と出会ってこの世界に飛び込んだのがきっかけです。花嫁様の“好き”が詰まったブーケをお届けできるよう日々心掛けています。
ーセンスの良さに定評のあるAYANAさんですが、情報収集はプライベートでされているのでしょうか？
AYANAさん：情報収集は、やはりブライダルモデルのお仕事で繋がりのあるドレスショップさん、ヘアメイクさん、カメラマンさん等、直接花嫁様と関わるお仕事をされている方とお話しさせて頂くことがメインです。また、海外で活躍している知人のフローリストもいるためも海外のトレンドや今後の動向を教えてもらったりしています。
出典: @ayana__0317
2.オーダーブーケの最旬トレンドを教えて！
ーお客様から依頼や相談を受ける中で人気のテイストってありますか？
AYANAさん：私はガーデンウエディングやナチュラルウエディングのテイストが好きで、得意としています。Instagramを通して発信していく中で、自然と軽井沢ウエディングや沖縄ウエディングの花嫁様から依頼を受けることが多くなってきました。海外のような、大人っぽくナチュラルなテイストを好まれる花嫁様が多いです。
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ー人気の色味はグリーンを使ったブーケですか？
AYANAさん：そうですね。摘んだまま束ねたようなナチュラルな雰囲気のクラッチブーケのオーダーが人気です。クラッチブーケはデザインの幅も広く、様々なウェディングスタイルにも合うのでとても万能です。白とグリーンで揃えるとよりナチュラルな雰囲気が演出できます。
また、私がブーケを作製する上で拘っているのが色使いです。ナチュラルテイストの次に人気なのが、多色使用している華やかなブーケです。メインの色味を一色決め、色相環で見た時に反対に位置する色である「補色」をさりげなく取り入れて遊びを持たせることもあります。
ーイメージはあるけどこれって決められない花嫁が多いのでしょうか？
AYANAさん：ドレスに対してのこだわりはほとんどの花嫁様がお持ちだと思うのですが、ブーケとなると「お花のことはあまり詳しくない……」という方もいらっしゃいます。ありがたいことに、全体の色味とサイズ感だけご指示いただき「デザインはお任せします」という依頼が多いです。そのような花嫁様には、好きなテイストや使いたいお花、着用ドレスや会場装花等、様々な情報を元にヒアリングを行いますので、まずはお気軽に連絡して頂ければ幸いです。
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2-1.おしゃれでお得なフラワーボックスも人気！
ー実際にあったオーダーで通常のブーケとは違った対応もできると伺いました。
AYANAさん：アーティフィシャルフラワーなので、前撮りでブーケを使った後に結婚式当日にもご使用いただくことが可能できます。
ブーケを入れる「フラワーボックス」を取り扱っているので、例えば、前撮りで使用したブーケを結婚式当日はウェルカムスペースに置いて装飾の１つにしたり、お式後はインテリアとしてご活用いただけるのでとても人気です。
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その他にも、ボックスに紐を通して肩からかけることもできるので、一つのブーケで2度も3度もお楽しみいただけます。
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ー使い方が色々あるとお得に準備できちゃいますね！実際の費用はどのくらいですか？
AYANAさん： フルオーダーで平均25000円～30000円です。価格は大きさやデザイン、お花の種類により変動します。予算をお伝えいただければ、予算にあったブーケを提案することも可能です。
ー生花が当たり前という方も多いですが、アーティフィシャルフラワーにもメリットがたくさんありますね！
AYANAさん：そうですね！アーティフィシャルフラワーのメリットは、
①結婚式が終わっても記念に残しておける
②季節に関係なく好きなお花を選べる
③前撮り、挙式、二次会など何度も繰り返し利用できる
④海外への持ち込みが簡単、長期間の撮影でも枯れることはない
⑤生花と比べ軽い・・等々
たくさんメリットがあるんです。しかも、最近のアーティフィシャルフラワーって本当にクオリティが高くて、写真を撮ったら生花か造花かわからないほどなのです。生花を考えていた方にも十分満足していただけるなと感じています。
3.失敗しない“オーダーブーケ”の頼み方とは？
ーオーダー方法から打ち合わせの進め方を教えてください。
AYANAさん：最初はインスタグラムのDMやECサイトからご連絡をいただくことがほとんどです。まずは大体の納期や予算をお伺いし、ブーケイメージの共有後、デザインの詳細なヒアリングに入ります。
デザインのヒアリングでは、当日着られるドレスや会場コンセプト等も確認させて頂き、世界にたったひとつの花嫁様の”好き“が詰まったブーケのイメージを固めていきます。
その後正式なお見積りを出させて頂き、ご了承いただければお花の仕入れに移ります。仕入れ後、仮束ねした段階でブーケの写真と動画をお送りし、問題がなければ最終調整、ご納品という流れになります。
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ーいい意味であまり工数をかけずに進められるんですね！
AYANAさん：花嫁様にはなるべくご負担がかからないよう心がけています。逆に、ブーケにはとことん拘りたい！という花嫁様には、実際にアーティフィシャルフラワーのお店に一緒に行ってお花を選ぶこともあります。
都内のショップに同行ができる方にはなってしまうのですが、そういう進め方も可能です。
その他にも「せっかくだから自分で束ねてみたい」という方には、プライベートレッスンも行っています。
お花屋さんで1本1輪よりお好きな花をお選びいただき、ショップ内のワークショップスペースで束ねるというスタイルもとてもご好評いただいています。
ー生花だとできないことですよね、それもまた良いですね！
AYANAさん：より思い入れも深まると思います！
アーティフィシャルフラワーだからこそ、お式の日程にとらわれずに束ねることができるので、例えば、自身で束ねたブーケをドレスのフィッティングに持って行き合わることも可能です。
生花だとどうしても当日まで実物を見ることができないですが、造花ですとお式前よりお手元に届けることが可能なので、そういう観点から見ても花嫁様に安心していただきやすいかなと感じています。
3-1.式場を決める前に準備しておいた方が良いこと
ー式場を決める前に知っておいた方がいいことってありますか？
AYANAさん：式場によってはブーケの持ち込みができるところ・できないところがあるので、まずは会場にご確認いただければと思います。
あとは、ブーケのテイストによって印象がかなり変わってくるので、どんなイメージがいいのかある程度考えておくことも大切です。いくら素敵なブーケでも、会場の雰囲気と合っていないと、ブーケが浮いてしまう可能性もあります。テーマを決めて式場を選ばれるのも良いかもしれませんね。
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ーその他にどんな情報があるといいですか？
AYANAさん：実は、ブーケって身長や体型によっても相性があるんです。
例えば、高身長さんであれば、大ぶりなお花を使ったり、キャスケードブーケやアームブーケなどボリューム感のあるブーケは華やかで、美しく映えます。一方、低身長さんであれば、小ぶりなクラッチブーケやラウンドブーケなどナチュラルな雰囲気や可愛らしいイメージのブーケが似合います。
ご自身の身長や体型、ドレスの形との相性を見てブーケを決められるのもポイントです。
ーブライダルモデルとしても活躍されるAYANAさんですが、ブーケ以外にも情報収集しておいた方が良いことはありますか？
AYANAさん：私が一番ブライダルモデルをする上で気を付けているのは姿勢です。ドレスは鎖骨や肩甲骨の見え方で印象が全く違ってきます。卒花さんの中でも後から写真を見返したときに、猫背になっていた・・と悲鳴のような声を聞く機会もしばしば。普段から自身の体のバランスを知ることや、挙式前の花嫁美容として整骨院で骨格矯正してもらうなど、普段から意識するだけでも変わってくると思います。
4.プレ花嫁必見！AYANAさんが提案する新サービス
ー結婚式の準備って情報が溢れているからこそ、情報の集め方が大切ですよね。
AYANAさん：そうですね。情報が溢れすぎて、本当にいい情報が探しづらくなっているというのも実際にあるのかなと感じています。ブーケをオーダーくださった花嫁様で、直前にヘアメイクさんを変更されたり、まだ決まっていない事項もたくさん・・なんて悩みを抱えられる花嫁様もいらっしゃいます。
そのような花嫁様には、普段ブライダルモデルのお仕事でカメラマンさんやヘアメイクさん、ドレスショップさんなど多くの方と繋がる機会があるので、お悩みに沿ったプロの方を紹介することもあります。
私の周りの方々はほとんどがフリーランスで活動されているので、全国どこでも動ける方が多いのでご提案しやすいかなと思います。
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ー実際の悩みの声を解決してくれるのは嬉しいですね！他にもありますか？
AYANAさん：2021年6月からレンタルブーケのサービスをスタートしたのですが、実はこれInstagramのフォロワー様向けアンケートから決まったんですよね。
6〜7割くらいの花嫁様が『レンタルブーケがあった方が嬉しい』という結果でした。
さらに1万円以下でブートニアとセットだと嬉しいという声をいただいたので、「１週間のレンタルでブートニア付き7000円（送料別途）」というプランで行っています。
オーダー、レンタルだけでなく、要望があればプライベートレッスンを行ったりと、花嫁様の需要に沿って形を変えていけたらなと思っています。
フリーで活動しているからこそ臨機応変に対応できるので、花嫁様に喜んでいただけるサービスを提案していきたいです。
出典: @ayana__0317
5.まとめ｜フリーブーケデザイナーが語る「アーティフィシャルフラワーブーケ」の魅力
ブライダルモデルとしても活躍するフリーブーケデザイナーのAYANAさんにインタビューさせていただきました。
先の見えないコロナ禍でのウエディングという状況から、選択する花嫁が増えているアーティフィシャルフラワー。
季節に制限されず花材を選べる、ドレスのフィッティングに合わせられる、移動も安心、さらにリーズナブルとメリットもたくさんありました。
生花が当たり前と思っていた人も、１つの選択肢としてアーティフィシャルフラワーのブーケを考えてみるのもいいですよね。
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